大人たちの過ぎゆく日々 -7ページ目

大人たちの過ぎゆく日々

身近な家庭菜園/現代小説

 (34)「ご存じの方も居られるようですが、結婚したのが早くて娘も結婚。夫は定年退職したのでやり尽くしましたね、後はお墓の心配だけかも・・」

 

幹事の渡辺くんが笑いながら「まだ早いですよ、これからでしょう。ここは毎月飲み会がありますから来月は"鈴木さんと滝口さんの青春時代を取り戻す会"としましょう。ぜひ参加してください」

 

涼子は短大卒業後、すぐに結婚したので遊ぶ時間が無かった  "これからでしょ" と言われて、まともに受け取ってしまった。もし受け取らなければ、何てつまらない人生だと感じる一瞬でもあった気がする。


 ・・

「私も、まだ青春かな」

 

「え?新井先生、まだ結婚する気があるんですか?」

 

「監督は既婚者だからダメですよ」

 

「監督は飲み友達、先輩後輩の仲ですって言ってるでしょ・・でも、たまには箱根とか行っちゃうけどね。監督と一緒だと若い気持ちで居られる〜」

 

「箱根 ? それゃ、やっぱ不倫だぁ、何歳違うんですか?」

 

「ひと回りくらいかな?日帰りで温泉入って地酒飲んで、美味しい海鮮料理を食べるのよ。監督も年金生活だし、落ち着きがあってお相手にはちょうどいいのよ。もちろん私は教師としても頑張っているよ。あ、そうだ ! 今度一泊で女子会しましょうか」


私たちを見て誘ってくれたので「行きたいですね」

 

「俺たちも参加したいなぁ。このメンバーで一度、泊まったこと事を思い出すなぁ。渡辺の奥さん (冬子) も同級生で参加してたよね」


そこで冬子が一泊したとは初耳だった。



弘美が「冬子は高校時代から仲の良い友達。それが渡辺くんの奥さんとになったとは知らなかった。25年の歳月は変化有り過ぎで驚きね。あの頃の渡辺くんは、私たちのクラスでも一番人気があったよ。 涼子も好きだったよね」

 

「え?、ああ、私は・・野球ファンとしてね。応援してたよ」涼子の初恋の相手の渡辺くんに想いを伝えようとしたが、今は冬子の旦那であるので、それ以上は躊躇してしまう弘美。

 

それに先日、渡辺くんと一緒にいた知はらない若い女のことが気になるし、それ以上は話せない。いったい誰だろうか?それを知らないと涼子の青春の想いでなど語ることは出来ない。

 

弘美は知っている・・当時、涼子の家が近かったので泊まりにも行った布団の中での事「渡辺くんが好きだ」と、何度も聞かされていたのだ。つづく

ダイソーの紙ポットから根がはみ出てきた頃!


2〜5本ばら撒き いい感じ!穴掘ってスポッ!収まりました。定植時間5分くらいだったかな?8ポット


定植後〜全て大きく育ってますよ


花!きれ〜い 100均のオクラでもきれいだ!味はどうかな?


茎が細くて長〜く、フラミンゴの脚のよう〜


もう9月!高さ150㌢超えか〜実を収穫した下葉は切り取ってます。アブラムシの飛散もなく順調〜風通しいいかも〜何処まで伸びる♪


細いなぁ〜、少し欲かいて5本植えとかあるからなぁ〜これ見ると3本がベストかな?


この角度からだと↓立派!


オクラはこのやり方がいいかも〜ダイソーの種55円とダイソー紙ポット。安いのに、こんなに大きくなった🥳まだまだ収穫、現在進行中〜生でマヨネーズポリポリ😁美味い!

 (33) 「では静粛に・・松田から滝口さんに一言、お話があるようです」

 

松田は観念し起立する「滝口さん、鈴木さん 本日はお越しくださいまして有難うございます。これは当時言えなかったことで聞き流してください・・あの時の事は、今でも鮮明に覚えてます。高校最後のシーズンの逆転ホームランは嬉しくて何もかも積極的になれたのに、応援に来てくれた滝口さんの前では何も言えなかった」


その真剣さに周りは静けさを保った「私は・・当時、一目見たときから滝口さんを好きになっていました。いつか試合でヒーローになれたら、自分の気持ちを伝えたい。それが25年前・・今となっては何の意味もありませんが青春時代の良い思い出です。そして今、滝口さんの前で言えたことに感謝してます。ここで会えて飲めるなんて最高です、ありがとうございました」と、複雑な感情を表現していた。

 

「オイオイ、思い出だけか?」ヤジが飛ぶ。

 

ざわつく中「ありがとうございます。過去のこととは言え、とても嬉しいです。人生何処でどうなるか分かりませんね。あの時に人生の境目を経験した気持ちです」


弘美が不思議な出会いに感激していた。

 

それ以上は渡辺くんも追及せず「俺たち仲間と先生、そして応援してくれた一組のクラスの鈴木さん、そして滝口さんに感謝の気持ちを」


乾杯すると「それでは旧姓鈴木涼子さん・・自己紹介をお願いします」


「ええ。困る」けど、ぶちまけたい気分もあった涼子



「じゃぁ」と新井先生が立ち上がる

 

「新井先生はもういいですよ」と皆の笑い・・

 

「でも、卒業後の彼女たちとは初顔合わせだから喋らせてよ。


「えーと私は今でも教師をしていますけど、未だに独身で年齢は48歳、皆さんとそんなに変わりません。最近は落ち込むこともあるけど、ここに来て元気をもらってます」


ここに来ることの感謝も述べると「ついでに監督との関係が分からないから教えて」


ヤジが飛ぶ!

 

「それは・・監督に聞きなさい」


監督に責任を押し付けたが、監督との間に何か変化があったのだろうか?今日、来ない理由が親戚の不幸と言っているが、本当だろうか?

 

「それでは鈴木さん、簡単でいいですよ」適当でいいと言っているようで、新井先生の真似をして「わたしは43歳」と話し始めたら、だいたい43歳だと笑われた。

 

テニス部に居たと言うと「知ってますよ。野球部では知らない奴は居ないです。鈴木さんは憧れの的でしたからね。でも風の便りで結婚したと聞いてショックだったのを思い出しますね」つづく