
この暑さ!流石に枯れそう〜
挿しておいた苗があったので良かった!


(14)シートを引いてゴロンとすると星空☆が近い。手を伸ばせば捕まえられるかのようで目の前でキラキラ語り掛けてくれる星たち。
畳一個分ほどのシートに先生は大の字になると「俺は光り輝く一等星より、名もない小さな星が好きだ。消え入るような優しい光、俺はひとつの星を失ってしまったけど・・」
「え ? 」
・・
当時、高三最後の修学旅行のとき、結婚すると先生が言うのを昨日のように思い出す。あの時、三人で相談して小さな仏像をプレゼントしたのを覚えているだろうか。何の意味もない仏像だったけど、それでも喜んでくれた先生。
独身とは言っていたけど・・「奥様は?」
星を見つめながら「星になってしまった。人は性格や性の不一致とか、価値観の違いで別れる人は羨ましいよ。幸せ過ぎると欲が出ちゃうのかな ? ささやかな幸せ、思いやる気持ちさえあれば・・俺は、それすら出来なかった」
「欲・・」
「クラス会の時、鈴木は変わらなかったな。昔を思い出させて貰ったよ、ありがとう」
「え? 思い出すこと・・って」
「君たちより、二年先輩の山口美香、知ってるか?」
「あ、同じテニス部の先輩だった人!」
「彼女と結婚する予定だった・・」
「ええ、山口先輩が先生の奥さんだったんですか?」高校に入学すると、山口先輩に誘われて入ったテニス部は青春時代の良い思い出になっていた。先輩はとても優しくて、大人の雰囲気を持っていたのを忘れてはいない。つづく