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第７３期ALSOK杯王将戦７番勝負/第１局「持ち時間で大差も、藤井王将優勢で終盤戦突入」
第７３期ALSOK杯王将戦特設サイト
第７３期挑戦者決定リーグ対戦表
３連覇を目指す藤井聡太王将に
振り飛車党の若き旗頭・菅井竜也八段が挑戦する
第７３期ＡＬＳＯＫ杯王将戦７番勝負。
将棋界に新年の訪れを告げる伝統のタイトル戦が
昨日より、茨城県は大田原市にある「ホテル花月」にて
大きな期待と注目の中、運命の幕を開きました。
振り駒で決まる開幕戦の手番で
幸先良く先手を得たのは、菅井八段でした。
初手で角道を開いた菅井八段に対し
藤井王将が２手目に飛車先を突き、居飛車を明示すると
菅井八段は５手目に飛車を７筋へと振り「三間飛車」を投入。
戦型は期待予想通りの「対抗形」となりました。。
飛車のポジションが決まったところで
両者は息を合わせながら慎重に自陣の駒組みを進め
大事な開幕戦は双方手堅く、「相穴熊」に。。
駒組みの最中、飛車を４筋に合わせた先手に対し
飛車を戦場に浮かせて揺さぶりをかける藤井王将が
角をジッと自陣３筋へ引き下げた、５２手目の局面で
菅井八段が次の手を封じて、一日目は終了します。。
一夜が明けて迎えた本日、決着の二日目。
菅井八段が「封じ手」で飛車を浮かせて手番を渡すと
藤井王将はすかさず自らの飛車先８筋の歩を突き合わせ
切り良く先に仕掛けを開始しました。。
後手の仕掛けに対し
菅井八段も歩の突き出しで応戦し、いざ開戦へ。。
まずは中盤の主導権争いが展開されます。。
戦場でのもみ合いから敵陣での攻防戦へと進行し
盤上は藤井王将優勢で終盤戦に突入しますが、しかし
９７手目の局面での持ち時間は菅井八段が１時間５分に対し
藤井王将は残り５分と大差がつきます。。
このまま藤井王将が寄り切るのか
あるいは最終盤戦で人間らしいドラマがあるのか。。
王将戦/開幕戦は大詰めを迎えました。。
