堂々の勝ち名乗り。。第79期A級順位戦/最終戦「棋界のプリンス・斎藤八段が名人挑戦権獲得」
【 投了図・163手目▲5三銀打 】
投了図での持ち駒
▲斎藤八段: 香、歩2
△佐藤九段: 角、歩4
昨日行われました「将棋界の一番長い日」
注目の第79期A級順位戦の最終戦/9回戦・一斉対局のうち
優勝を懸けた「斎藤慎太郎八段-佐藤天彦九段」の大一番は
激闘の末、上図163手までで、先手・斎藤八段が勝利。
終局時刻は午前0時15分。
「横歩取り」のハイレベルなねじり合いを見事制した
斎藤八段は8勝1敗の好成績で全日程を終了。。
本局の終局3時間前には
星一つの差で後を追い、プレーオフ進出に望みを繋いだ
広瀬章人八段が豊島将之竜王に敗れ、この時点ですでに
優勝は決定しましたが、自力で文句なしの決着をつけました。。
4月に24歳の誕生日を迎える斎藤八段が
高い完成度と無限の伸び白を存分に感じさせながら
この瞬間、A級初参戦初優勝の快挙を手土産に颯爽と
歴史と伝統ある名人戦挑戦者に名乗りを上げました。