超新星に苦戦も。。第61期王位戦挑決リーグ・紅組/1回戦「豊島竜王・名人、逆転勝利で白星発進」
【 投了図・102手目△6五桂 】
投了図での持ち駒
▲本田五段: 桂、歩
△豊島竜王・名人: 角、銀2、歩5
王将戦/第4局・一日目が行なわれました
本日、西の聖地・関西将棋会館にて実現しました
第61期王位戦挑戦者決定リーグ・紅組/1回戦
大注目の「豊島将之竜王・名人-本田奎五段」
現在、将棋界の頂点に立つ竜王・名人と
棋王戦挑戦中の22歳の超新星の初手合いは
大激戦の末に、上図102手までで、後手番の
豊島竜王・名人が勝利をおさえました。。
28手目△8八角成。
上図での持ち駒
▲本田五段: 歩
△豊島竜王・名人: 角、歩2
戦型は「相掛かり」
将棋界でも猛威を振るう本田五段の十八番を
堂々と、真っ向から受けて立った豊島竜王・名人は
上図で角交換を敢行しました。。
51手目▲3一銀。
上図での持ち駒
▲本田五段: 歩
△豊島竜王・名人: 書2、歩3
中盤戦の主導権を握ったのは、本田五段。
あの渡辺三冠をも沈めた凄まじい切れ味を
本局でも遺憾なく発揮し、3筋から切れ込み
豊島竜王・名人をぐらつかせます。。
が、しかし。。
【 投了図・102手目△6五桂 】
投了図での持ち駒
▲本田五段: 桂、歩
△豊島竜王・名人: 角、銀2、歩5
豊島竜王・名人は終盤で底力を発揮。。
8筋から敵陣突破に成功し、形勢をひっくり返すと
トドメの桂馬を打ち込んだ、上図の局面をみて
本田五段は無念の投了を告げました。。
ニューカマーに苦戦を強いられるも
見事な逆転勝利で貫禄を示した豊島竜王・名人が
王位奪還に向けて幸先よく、白星発進を決めました。。
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