第77期名人戦7番勝負/第2局「終局直後」
【 投了図・107手目▲3一銀 】
投了図での持ち駒
▲豊島ニ冠: 飛、角、銀、歩6
△佐藤名人: 金2、銀
昨日、決着をみました
注目の第77期名人戦7番勝負/第2局は
上図107手までで、先手・豊島ニ冠が勝利。
終局時刻は午後7時59分。
いぶし銀のねじり合いを終盤戦で一気に突き放した
豊島ニ冠が見事な完勝で、連勝スタートを飾りました。。
【 終局直後 】
豊島ニ冠
序盤で失敗した感じだったので、反省点は多い。
9時間の持ち時間で指した本局の経験を次に生かしたい。
53手目▲5六歩(豊島ニ冠の封じ手)。
上図での持ち駒
▲豊島ニ冠: 歩2
△佐藤名人: 歩
「代えて▲7六歩と打ったほうがよかった気がします。
気にする必要がない変化を気にしてしまった」
(終局後の感想戦で、豊島ニ冠のコメント)
55手目▲5七金。
封じ手に対する
佐藤名人の△7五歩(54手目)をみて
「相当損をしたような気がした」豊島ニ冠は
上図▲5七金に1時間35分の大長考。。
「(代えて▲6八金右は)
後手陣が手厚すぎてまずいと思った」(同・豊島ニ冠)
71手目▲9三歩成。
上図での持ち駒
▲豊島ニ冠: 銀、歩5
△佐藤名人: 桂、歩
「わからないながらやれそうな気がして」
(同・豊島ニ冠)
佐藤名人
序盤は神経を使う展開。
▲9三歩成(71手目)以降は、はっきり悪くした。
課題も見えてきたので修正し、次も頑張りたい。
54手目△7五歩。
上図での持ち駒
▲豊島ニ冠: 歩2
△佐藤名人: なし
(53手目)▲7六歩と打つ変化に比べて
後手の方針が分かりやすくなったかなと思いました」
(終局後の感想戦で、佐藤名人のコメント)
64手目△6五銀。
上図での持ち駒
▲豊島ニ冠: 歩4
△佐藤名人: 桂、歩
「△4五銀はちょっと無理でしたかね」(同・佐藤名人)
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名人戦/第2局・一日目の所感
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注目の東京決戦の結末は。。