挑戦権争いは大詰め。。本日は第4期叡王戦・本戦/準決勝「渡辺棋王-菅井七段」
【 投了図・96手目△4七桂不成 】
投了図での持ち駒
▲郷田九段: 歩2
△永瀬七段: 銀、歩4
高見泰地叡王への挑戦権を懸けて
佳境を迎える第4期叡王戦挑戦者決定トーナメント。
昨日は準決勝の第一試合
「郷田真隆九段-永瀬拓矢七段」が行なわれ
上図96手までで、後手・永瀬七段が見事勝利。
決勝三番勝負へと駒とを進めました。
<第4期叡王戦挑戦者決定トーナメント/準決勝>
渡辺明棋王-菅井竜也七段
本日はもう一つの準決勝
「渡辺棋王ー菅井七段」が行なわれます。
こちらも楽しみな顔合わせが実現しました。
渡辺棋王の今期ここまでの成績は
36戦29勝7敗(.806)。順位戦はB級1組で開幕10連勝中。
将棋界の「冬将軍」は昨年11月から公式戦怒涛の15連勝中。
その間に、将棋日本シリーズ優勝、王将戦挑戦権獲得、そして
1期での順位戦A級復帰を決めました。。
年が明けてもその勢いは留まることを知らず
現在進行中の王将戦では圧巻の開幕2連勝を飾り
棋王戦開幕を前に気勢は上がるばかり。。
将棋界屈指のリアリストは強かに
新しいタイトル・叡王奪取も、その視野に捉えます。。
対します、菅井七段の今期ここまでの成績は
36戦18勝18敗(.500)。順位戦はB級1組で3勝7敗。
初防衛を目指した王位戦は豊島将之ニ冠の前に惜しくも敗れ
無冠転落となるなど、試練のシーズンを過ごします。。
しかし、本局は決勝三番勝負のかかる大一番であるだけでなく
長年の研究パートナーでもある、王将戦で苦戦する振り飛車党党首
久保利明王将への援護射撃をするべく、絶好調の渡辺棋王の連勝を
ここでストップするべく、おのずと気合が入ります。。
気になる両者の対戦成績は
ここまで8戦して、渡辺棋王が6勝2敗とリード。
将棋日本シリーズ決勝でも、渡辺棋王が勝利し
菅井七段にはその時のリベンジもかかります。
対局開始は午後3時。
果たして決勝三番勝負に姿を現すのはどちらの棋士か。。
大詰めを迎える叡王戦の挑戦権争いから目が離せません。。
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王将戦/第2局終局直後の印象
王将戦/第2局・一日目の所感
王将戦/第2局は大阪決戦
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名人相手に問答無用の圧勝。。
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今泉四段、待望の戦術書第三弾!
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谷川浩司九段は「光速流」
では、実兄・俊昭氏のキャッチフレーズは。。