斎藤新王座誕生。。第66期王座戦5番勝負/第5局「終局直後」
【 投了図・109手目▲3ニ銀 】
投了図での持ち駒
▲斎藤七段: 角、銀2、歩2
△中村王座: 金、桂、歩4
昨日、決着をみました
第66期王座戦5番勝負の大一番/第5局は
上図109手までで、先手・斎藤七段が勝利。。
終局時刻は午後9時39分。
勝者がタイトルを手にする大一番にも臆することなく
持ち味を存分に発揮し、完勝をおさめた斎藤七段が
文句なしの王座奪取、初戴冠を達成しました。
【 終局直後 】
――本局の内容について。
斎藤七段
中盤の角打ちが成立するかは難しいかと考えましたが
桂得が楽しみでやれるんじゃないかと思っていました。
55手目▲6六歩。
上図での持ち駒
▲斎藤七段: なし
△中村王座: 角、歩2
中村王座
序盤で不用意な駒組みになってしまいました。
そのあとはどう粘るかという感じで、常に苦しかった
将棋だと思います。
38手目△6ニ金。
上図での持ち駒
▲斎藤七段: 角
△中村王座: 角
「△7二金~△6二金と手損する手順と
△6五歩の位取りの組み合わせがどうだったか。
▲6六歩を誘う作戦でしたが、うまくいかなかったですね」
(感想戦で中村王座のコメント)
――斎藤新王座が勝ちになったと思ったのは。
斎藤七段
▲4三桂(101手目)から
詰めろ詰めろで迫れるのがわかったので
そこでようやくですね。
101手目▲4三桂。
上図での持ち駒
▲斎藤七段: 角、銀、歩3
△中村王座: 歩2
――シリーズを振り返って。
斎藤七段
第5局の前から押される将棋が多かったので
今日は何とか作戦勝ちになればと序盤から緊張感を
持ってやろうと思っていました。
全体的にどちらが勝ってもおかしくない将棋が多かったですが
最後で踏ん張れたのは少しは成長できたかなと思います。
中村王座
難しい将棋が多かったですけど、勝負どころで
積極性が欠け形勢を損ねた将棋が多かったと思います。
勝負勘が足りなかったと思います。
――今期王座戦の結果を受けて。
斎藤新王座
この1、2年は若いタイトルホルダー、棋戦優勝者が増えて
なかなか私はそこに届かなかったのでその点では満足しています。
まだ実感はないですけど
これからしっかり、将棋、実力、普及ともに精進して
いかなければと思っています。
中村前王座
昨年タイトルを獲得して初の防衛戦でした。
防衛に挑戦する気持ちでやったんですけど、自分の
実力のなさを感じたシリーズだったのでまた精進して
この舞台に戻ってこられるように続けたいなと思います。
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決戦の舞台は山梨
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秋の陣がたけなわ。。
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竜王戦/第2局終局直後の感想。。
竜王戦/第2局・一日目の所感。。
舞台は九州、福岡県
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神童の同期も勇躍。。
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女流王将戦で第一人者の輝き
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平成最後の新人王