永世名人対決は午後2時より。。本日は第4期叡王戦・九段戦/1回戦「谷川九段-森内九段」
NHK杯に続きまして、本日は午後もお楽しみあり。
ともに「永世名人」資格を保持するリアルレジェンドが
第4期叡王戦の九段戦予選を舞台に激突します。。
<第4期叡王戦・九段戦/1回戦>
谷川浩司九段-森内俊之九段
光よりも速く、相手の玉を詰ませてみせる
「光速流」で一成を風靡した「十七世名人」谷川九段が登場。
優雅にして手堅い「鉄板流」は時に狂気の牙を剝き勝負の鬼と化す
「十八世名人」森内九段と実に、5年ぶりに盤を挟んで対峙します。。
谷川九段の今期ここまでの成績は
15戦8勝7敗(.533)。順位戦はB級1組で2勝1敗。
若手の台頭が著しい
現在の将棋界にあっても、谷川九段の終盤の切れ味は健在。
「鬼の棲みか」でも有力棋士をねじ伏せ、存在感を示し続けます。。
一方、森内九段の今期ここまでの成績は6戦2勝4敗(.333)。
順位戦は2年前にフリークラスに転出、先日は永遠のライバルである
羽生善治竜王の前に大敗を喫するなど、率直に言って全盛期とは程遠い
精彩を欠く内容の将棋が続きます。。
56歳にしてなお、ひとりの棋士として最前線で戦う谷川九段と
47歳にして一線を退き、新たな道で将棋の普及に貢献する森内九段。
現在は対照的なポジションに身を置く二人の英雄は、果たして
久しぶりの対戦でどのような棋譜を紡ぎ、勝負をみせてくれるのか。。
気になる両者の対戦成績は
ここまで61戦して、森内九段が34勝27敗とリード。
一つの時代を作った将棋界の黄金カードは必見。
勝負師の矜持、本能、そして意地の全てをご堪能下さい。
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世はまさに戦国時代。。