宿命の対決はほろ苦く。。第26期銀河戦・Gブロック/11回戦「羽生竜王-森内九段を振り返ろう」 | 柔らかい手~個人的将棋ブログ
2018年08月03日

宿命の対決はほろ苦く。。第26期銀河戦・Gブロック/11回戦「羽生竜王-森内九段を振り返ろう」

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今回は火曜日(7/31)に初回放送されました

第26期銀河戦のGブロック/11回戦を舞台に実現した

「羽生善治竜王-森内俊之九段」を振り返らせて頂きます。

 

 

 

2手目△3四歩。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生竜王: なし

△森内九段: なし

 

かつては4年連続で名人戦を戦うなど

大きな舞台で歴史的名勝負を幾度も繰り広げた

将棋史に残る両雄の136局目となる公式戦は

振り駒の結果、先手は羽生竜王に決定。。

 

羽生竜王の初手は飛車先を突く▲2六歩。

対します、森内九段は2手目△3四歩と角道を開き

注目の対局はスタートとなりました。。

 

 

 

4手目△4四歩。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生竜王: なし

△森内九段: なし

 

続く3手目に、羽生竜王も角道を開くと

森内九段は開いたばかりの自らの角道を止め

振り飛車投入を示唆します。。

 

この手に対し

羽生竜王が飛車先を決めると。。

(5手目▲2五歩)

 

 

 

6手目△3ニ銀。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生竜王: なし

△森内九段: なし

 

通常は△3三角と受けて2筋の歩交換を拒むところで

森内九段は銀を立てる、趣向の一手を披露しました。。

 

この手をみた羽生竜王は。。

 

 

 

7手目▲2四歩。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生竜王: なし

△森内九段: なし

 

すかさず飛車先の歩を突き合わせ

挨拶代わりの仕掛けを開始しました。。

 

森内九段は△同歩(8手目)応じて、以下

▲同飛に△3三角~▲2八飛~△2四歩~▲4八銀~

△2三銀~▲3六歩をみて、下図16手目△3ニ金と進行。。

 

 

 

16手目△3ニ金。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生竜王: 歩

△森内九段: なし

 

悠々と飛車先の歩を切り

貴重な一歩を手にした羽生竜王に対して

森内九段は飛車には手をかけず、角を中心に

自陣の左側に手厚く駒を集めます。。

 

 

 

25手目▲5六銀。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生竜王: 歩

△森内九段: なし

 

力戦模様の出だしとなるも

羽生竜王は動じることなく、自然な駒組みを進め

後手に先がけて居玉を解除してから(23手目▲6八玉)

上図で銀を戦場へと繰り出し、「腰掛銀」に構えました。。

 

 

 

31手目▲4五歩。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生竜王: 歩

△森内九段: なし

 

一方、居玉にして居飛車の森内九段は

飛車先を決めてから、反対サイドに金銀を固めて

上部を熱くし、専守防衛の構えを築きます。。

 

しかし、その間に

銀と桂馬と連動する形で飛車を合わせた

羽生竜王は上図の局面で起点に据えた4筋の

歩を突き合わせ、まずは宣戦を布告すると。。

 

 

 

33手目▲4五同桂。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生竜王: 歩2

△森内九段: 歩

 

この一手なる森内九段の△同歩(32手目)をみて

羽生竜王はヒラリと桂馬を跳躍させ、角・銀両取り。。

華麗にいざ開戦を告げました。。

 

すると、次の瞬間

 

 

 

34手目△7七角成。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生竜王: 歩2

△森内九段: 角、歩

 

森内九段は角交換を敢行。。

王手で手番を握りつつ、局面打開を目指しますが。。

 

しかし。。

 

 

 

36手目△6四銀。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生竜王: 角、歩2

△森内九段: 角、歩

 

角交換成立直後に

「鉄板流」森内九段らしからぬ痛恨の疑問手発生。。

 

羽生竜王の▲同桂(35手目)をみて

森内九段は代えて6二の地点に引くかと思われた

5筋の銀を果敢に6筋の戦場へと繰り出しましたが。。

 

 

 

49手目▲7一角。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生竜王: なし

△森内九段: 桂、歩2

 

直後に攻め合いとなるも

羽生竜王は敵陣に出来た隙を見逃すことなく

上図で森内飛車のカカトに手持ちの角を引っ掛け

拠点の4筋と連動する痛烈な飛車・金両取り。。

 

形勢の針が大きく先手に振れる中

森内九段は大駒の交換を選択しますが。。

(50手目△6二飛~▲同角成~△同玉~)

 

 

「羽生竜王-森内九段」の棋譜はこちら

 

 

【 投了図・69手目▲4ニ龍 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲羽生竜王: 金

△森内九段: 角、桂2、歩2

 

終盤戦は一方的な展開となり

羽生竜王の圧倒的な寄せを前にして

森内九段は為す術を失い、上図の局面をみて

無念の投了を告げました。。

 

この結果

両者の対戦成績は羽生竜王の78勝58敗に。。

名人戦で最後に雌雄を決した2014年以降は

羽生竜王が12勝1敗と圧倒し、現在5連勝中。。

 

すでにフリークラスに転出し順位戦を引退。

連盟理事として活動に軸足を移しつつある森内九段と

いまだ最前線でギリギリの勝負に没頭する羽生竜王。。

 

小学生の頃に出会い、奨励会に同期で入会した

両雄の気高く、お伽話のようだった棋士人生は静かに

重なる円を離しつつ、それぞれの宿命と寄り添います。

 

 

 

□□□

 

王位戦/第3局・一日目の所感

 

先攻する居飛車。。振り飛車の切り返しや、いかに

 

王位戦/第3局は札幌決戦。。

 

王位戦/第3局開幕前夜

 

 

 

 

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