最近仕事をしていて疑問が残るのが金額対対価。
僕の中では年収600万と言うと結構良い金額だと思っているのだが、実際はどうなのだろうか？？
年収600万の人はどんな仕事が出来れば良いのだろうか？
僕は採用面談 を行っているせいか、社外の人間にも関わらず社内の状況がある程度分かっている。その中で意識してしまうのが年収に対しての価値を生み出しているかどうかと言うところだ。
僕の初任給はおそらく300～400万くらいだった。
大学卒としては一般的な金額なのではないだろうか？と思う。
これを基準に考えると300万～400万と言う金額は最低限生活を保障するレベルの金額なのではないかと思う。
ところが400万以上となると少し状況が変わって来た。
僕が400万円を貰った時は「そこそこ稼いでるな」と言う感覚があった。（若いせいもあるが。。。）
その頃の僕は周りに冗談交じりにエースプログラマーと呼ばれる事があったし、実際のところプログラムに関しては誰にも負けないと言う自負がある程にプログラムは出来た。
ここで気になるのは、
僕はプログラムが出来たから年収400万以上だったのか？
それとも
ある程度の年齢に達したから年収400万以上だったのか？
と言うところだ。（※当時はVB全盛期と言われている時代。）
僕は後者だったと思う（評価対象者と一緒に仕事をしていないため）が、実際これは前者で無ければならないと思うのだ。
では、この400万の仕事って何だろうか？
僕の経験ではエースプログラマーと同等の生産性を担保できる開発能力がある人が適していると思っている。すなわち、ある程度の規模のシステム仕様を抑えて的確なプログラムが出来る人や適切なDB設計が出来る人かとおもう。
もうひとつ「すなわち」を加えるなら
個のレベルで優れている人
が年収400～500万の金額を貰えるのでは無いかと思う。
ここで物議を醸し出すのが「仕様が分かっている人がある日突然他のシステムに異動」になった場合に年収を下げるべきか？プログラムのレベルが陳腐化してきた時にその人の年収を下げるべきか？（例えばCobolからJavaとか）
と、考えると僕は下げるべきなんじゃないかなーとか思ったりする。（念頭に実力主義・・・と言うか、個人で働いているための発想かもしれない。）
個のレベルで働いている以上、個に価値が有るか無いかで対価を払っているんだから無ければ年収が下がるのは道理なのではないかと思う。
では年収500万は？？
・・・僕は1年前にビジネス文章の重要性 と言う文章を書いた。この文章の中で書いている「年収○○以上欲しい」と言った当時がいわゆる年収500万以上だ。
20代の最後に貰って、その後にフリーになった。
ではこの年収500万とはどんな金額だろうか？
僕の中では、
個のレベルの延長
にあると思う。
僕はこの当時に持っていたスキルとして「仕様の理解や策定」が入っていた。しかし、みんなを纏めたりする能力は劣っておりそれを補う力としてアーキテクトの能力が備わっていた。
なんと言うか、自分が使いやすいフレームワークを自分で作る事が出来てそれをみんなに強要することでチーム全体の生産力を上げていたのだ。
なので、生産性と言う観点で言えばきわめて高かったが協調性と言う観点で言えば低かったと言える。
（これは僕の当時の日記 を読めば分かると思う。文章は下手だし傲慢だし、これだけ読むとただの口だけ野郎だ。）
なので年収400～600万はプロジェクト単位での生産性の高さを上げれる人なのではないかと思う。
年収が400万に近い人ほど個人プレイでプロジェクト全体の生産性を上げて、年収が600万に近い人ほどチーム単位でプロジェクトの生産性を上げるのではないかと思う。
（ただし、その人しかできない仕事で極めて特殊な個の力を使う場合は別）
で、表題の600万以上。
これはどんな仕事をすると貰えるのだろうか？僕の経験上ではマネージャーとか呼ばれるようになってからもらえる場合が多いが。。。
いわゆるチーム単位で生産性を高めれる人が年収600万以上を貰えるのだと思う。また、チームや人材を育てて会社の未来を考えれる人が貰える額なのではないかと僕の中で思う。
もちろんこんな一辺倒な考えだけで年収が決まるはずがない。会社の景気や仕事のタイプによって左右される。
しかし、しかしだ。
600万と言う金額は会社に対しての貢献度が低い人や会社の将来に関して有効打が打てない人に対して払う金額ではないと思うんだ。
やはり会社員である以上は600万以上の金額を貰ったら会社の事を考えて、どうやれば生産性をあげれるか会社の未来はどうあるべきかを考える必要があると思うのだが・・・。
これを考えている人が少なく、お金だけ貰ってやろうと考える下衆が居るのも事実なんだよなぁ・・・。
それともそれが普通なのかな？年収300万時代とか言われているのに・・・。
僕の周りだけだと信じたい。と言う愚痴ブログです。