終わりの世界から -物語にしてみた | ショウの小説&曲解釈ブログ

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桜が咲き乱れる頃、私、桜野舞は中学生になった。
私が入学した中学は私の卒業した小学校のすぐ隣にある。
なので、卒業生の殆どは同じ中学に入学する。
私もその中の1人で、私の友達全員は同じ中学に入学するらしいので中学に入ってからの心配は全く無く、とてもこの中学で過ごす3年間が楽しみだ。

―朝。朝日がカーテンの隙間から入りこんで来たのか、とても眩しい光が顔に射し込む。
もう朝かぁと独り言を呟き、ゆっくりと体を起こす。
今の季節は春なのでとてもぽかぽかした清々しい朝だ。
私の家は2階建てで、両親の部屋が1階に、いわゆる夫婦部屋があり、私と妹の美鈴は二階の隣同士の部屋がある。
まだ覚醒していない意識のまま階段を降り、洗面所に向かう。
洗面所の鏡を見ると、髪がボサボサで目がとろんとした間抜け顔の私が写っていた。
顔を洗い、意識をはっきりさせ、朝ご飯を食べる為、リビングに向かう。
両親は共働きの為、いつも私と美鈴だけで朝食をとるのが普通だったので、朝食は私が準備するのが日課である。
目玉焼きを焼いていると、まだ眠たそうに目を擦りながら美鈴がリビングに入って来た。
「おねーちゃん、おはよー。」  
「おはよう、美鈴。」
美鈴は、挨拶をするなり椅子に座り、テレビをつけ、テレビを見出した。
朝食ができ、机に並べると一緒にいただきますをし、食べ始める。
「おねーちゃん、今日もがっこうがんばってね。」
にこにこしながら急に私の方を見る。
「ありがと、美鈴。でも急にどうしたの?」
なんでそんなことを言ったのか疑問に思ったので聞いてみるが、「なんでもないよ。」とすまし顔で言うのでそれ以上聞くのはやめておいた。
美鈴より先に朝食を食べ終わり、食器を台所に持っていき、再び自分の部屋に戻る。
制服に着替え、鏡を見ながら、櫛で髪をとかし、短めの髪を1つに結ぶ。
準備が終わり、時計を見ると、デジタル時計が7時半を指していたので、カバンを持ち、下に降りる。
「先に行くからねー。」とリビングに聞こえるように言うと、いってらっしゃーい。と声が返ってきた。
今日も楽しい1日になればいいなと思いながら靴を履き、玄関を出る。
暖かいそよ風が私の頬をすり抜ける。
今日もいい1日になりそうだ。
          プロローグ 了



プロローグ、書かせて頂きました! どうだったでしょうか。
プロローグでは全く話は進んでいませんが主人公はどんな子か大体掴めたんじゃないでしょうか。
次の更新はいつになるか分かりませんが、楽しみに待ってくれる方が1人でもいれば嬉しいなと思います笑



さて、次回は久しぶりに歌詞解釈をしようと思います。 なんの曲かはまだ決めていませんがまた読んで頂けると幸いです。