デッキ紹介~預言者クロックパーミッション~ | 今更紡ぐ神話TCGブログ

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マイナーTCG「Force of Will」の日本での再々活動開始を機に、日本ユーザー向けのブログを始めます。文才も継続力も無いですが飽きるまでは頑張るので何卒

 

この記事では「預言者クロックパーミッション」デッキについての解説をします。

サンプルとなるレシピの紹介と採用カード、簡単な回し方の解説がメインとなります。

 

 

1. デッキレシピ

レシピについては海外サイト「Force of Wind」にて作成し、保存した画像を利用しています。

https://www.forceofwind.online/view_decklist/27942/

 

2. デッキの概要

蒼月の預言者専用サブルーラーの効果と、クリスティのドロー効果により高い安定感を誇るデッキ。

相手の生物を除去することで宝具を展開するため除去コントロールとしての要素が強いが、カウンターを構えたり、自分からゲームを動かすカードを仕掛けたりと、プレイ難度の高いデッキ。

 

3. 採用カード解説

採用したカードとその理由について解説します。

 

3-1. ルーラー

「Seer of the Blue Moon(蒼月の預言者)」

待機かぐや。詠唱待機コストを1軽減する常時能力を持ったルーラー。滅多なことではジャッジメントはしません。

タッグルールやサブルーラーの追加により物足りなかった性能が一気に強化。一部の待機呪文はサブルーラーの誘発とも相性が良くコスト軽減も腐りません。

詠唱待機エリアにはどのようなカードでもセットが可能です。基本的には無意味な行動となりますが、クリスティのための手札調整手段として覚えておいて損はないですね。

 

「Christie, the Wind Tracker(疾風の追跡者 クリスティ)」

手札がちょうど5枚のときに使用できるドローのレスト能力と、相手が特定種族のリゾネイターをコントロールしているなら0コストになるジャッジメント、Jルーラー面は人間以外のJ/リゾネイター1体を能力無効にしてエンド時に破壊する参戦を持ちます。

毎ターンのドロー効果により必要なカードへのアクセス率を上げます。Jによる生物破壊でサブルーラーを誘発させることも出来ることは意識しましょう。

 

「Trials from Kaguya」

待機かぐや専用のサブルーラー。宝具5種類で構成されたExデッキを用意でき、デッキから宝具を探す際にはExデッキをデッキの一部として探せる効果、相手生物を破壊した際にデッキの宝具1枚を場に出す誘発能力をもちます。

これにより宝具を展開することで、除去スペルが都合0:1交換かそれ以上の成果を出します。戦闘破壊でも誘発するのはとても良い。

以下にExデッキの採用カードについても紹介します。

 

「Kaguya's Pictorial Scroll(かぐやの絵巻物)」

実質的に手札を3枚増やす宝具。3コストと重いため引きすぎると辛いカードでしたが、Exデッキから任意のタイミングで出せるなら問題なし。

即座に破壊されてしまうと勿体無いので、ある程度守れるタイミングで出すのが基本ですが、割られても困らないぐらい手札が強いときに囮として出してみるのも面白いですね。

 

「Ark's Gears Grail」

お互いに魔石が1枚しかリカバーできなくなる聖杯。

対コントロール用最終兵器。こちらもミシックにより複数枚採用しづらいカードでしたが、Exデッキのお陰で格段に使いやすくなっています。

適当に置いてしまうと自分の首を絞めてしまうので、本当に置いてよいかは良く吟味してプレイしましょう(戒め)。

 

「Robe of Fire-Rat(火鼠の裘)」

対象の炎属性の生物からのダメージを軽減するレスト能力を持つアディション。エラッタによりJルーラーも対象となりました。

赤い速攻系に対する延命手段。極稀に待機かぐやをジャッジメントさせ、対象となる属性を変更して使うことがあります。赤以外のアグロが多い環境では利用することが多そうなコンボですね。

 

「Miracle Millennia Medicine(千年の霊薬)」

墓地のカードを3枚戻す能力を持ちます。

墓地対策や、自身のピン刺しカードの回収手段として。

 

「Magical Wind Chime(魔法の風鈴)」

詠唱にのみ使用可能なウィルを生み出します。

各種カウンター呪文だけでなくアドバイスの使用にも利用できるため、他のものと比べて適当に置いてもそれなりに機能します。

 

「Crimson Moon's Battleground」

グリムクラスタのルーラー2枚でタッグするエクステンションルール。当然確定。 

 

3-2. メインデッキ

「Laurite, Seven Luminaries Astrologian(七曜の占星術師 ローライト)」

相手の条件能力や誘発能力を無効にする、能力に対する最強クラスのカウンターを有するリゾネイター。

このデッキでは後述のアルベリッヒによりエルフという種族も活かされます。強い

 

「Elvish Archer」

参戦時にリゾネイター1体をレストし、エルフのJ/ルーラーをコントロールしているなら、次の自分のターンまで能力を失わせて[100/100]に変える能力と、エルフが人間以外の生物を破壊した際に墓地から回収される誘発能力をもちます。

エンド時にプレイして相手のリゾネイターを寝かせて攻撃したり、攻撃中のリゾネイターを対象にしてブロックで返り討ちにすることが可能です。

サブルーラーとの相性が良い能力であり、1コストかつ回収効果まで備えた取り回しの良いカードです。対象になるようなリゾネイターを展開しないデッキには弱いものの、そうでない相手には積極的に活用していきましょう。

 

「Servant of the Moon」

墓地の月や宝具を回収する2つの能力に加え、月ウィルを生み出すレスト能力を持った便利な一枚。このカードも月だったりします。

相手からしても除去を切るほどの脅威とは言い難いものの、ほっとくと毎ターンリソースを増やしていく厄介なカード。複数枚採用するほどの強さも枠も無いですが、サーチしやすいためポンと出すと役立ちます。

 

「Campanella, the Milky Way Moon(銀河の月 カンパネルラ)」

デッキから水属性の月を探して場に出す参戦、月があるならステータスが上昇する常時能力、味方リゾネイターが墓地へ送られた際にこれを破棄することでそれを回収する誘発能力を持ちます。通称偽ずきんの嫁

サーチ先の選択肢も多く、どれを選ぶかはケースによりけり。

参戦解決後はただの400点クロックになりがちですが、ローライトやサーバントを回収して再利用できるため、誘発能力も侮れません。とはいえ適当に使うと一気に2体分の戦力を失います。回収するか維持するかは常に考えておきましょう。

 

「Mikey, Jack of All Trades」

参戦時にアディション1つのコピーを作る効果、アディションをレストすることでいろいろな効果を発揮する常時能力を持ちます。

このデッキではコピー対象には困らず、絵巻物のように棒立ちしているアディションをレストして自身のステ上昇やリカバー能力を使用できるため2コストとは思えない性能を発揮します。

そうはいってもアディションを含む全除去も増えてきている昨今、過度な横並べは禁物です。一掃されたあとに引くのも悲しく、基本はアドバイスから出すための1枚で十分だと思います。

 

「Kaguya, Seer of the Crimson Moon」

詠唱待機エリアからタダでプレイする条件能力を持ったカード。参戦時に他のリゾネイターを対象とし、そのコントローラーが手札を1枚捨てなければそれをバウンス、捨てたなら自分はデッキから宝具を1枚探して場に出します。なぜ手札捨てさせたうえにボードアド取るんだ…

とはいえ自分のリゾネイターを対象に取ることで参戦の使い回しと宝具のサーチから選ぶモード呪文のような使い方をすることがほとんどです。水の月でもあるためカンパネルラから出しても強い。

エンド時に待機エリアへと戻ってしまいますが、参戦効果を繰り返し利用できるという側面もあります。上手に使いたいところですね。

 

「Alice, Zeus Incarnate」

すべての種族を持ち、墓地に特定のカードタイプが揃っているなら様々なキーワード能力を得るスーパーアタッカー。水の月であり宝具でありエルフですらあります。もうすぐ花田になります

条件達成時には迅速と吸魂によりライフレースの捲り性能が非常に高く、バーンやアグロとの戦いではいかに早くこれを達成するかが鍵となります。

5属性のウィル全てを支払うことでエンティティ1つを除外する効果も持ち、使用頻度は少ないですが魔石すら除外できる広範囲。魔界樹のような倒しづらく鬱陶しい相手には魔石全除外するまで付き合うなんてこともあります。

全種族を持つのはゲーム中のみであり構築時点では記載された分の種族しか持たないため、Exデッキへの投入は不可能なことには気をつけましょう。

 

「Alberich, the King of Elves」

エルフの数だけフリーコスト軽減とステータス上昇、相手の手札を覗きリゾネイターを虚弱化させて場に出す能力を持ちます。

コスト軽減やステ上昇はルーラーや自身も含めるため、盤面が空でも2コスト500/900がデフォルトになります。

Geryonのように手札から使用する強力なリゾネイターが増えているため、それらを前もって処理できる効果は優秀です。Belligerenceと合わせてサブルーラーを誘発させやすい点も素晴らしいですね。

貫通も併せ持つためブロックも許さずダメージを通すことが出来るほかアドバイスでのサーチが可能な3コストラインでもあります。様々な場面での対応力を求めるため1枚のみですが、多めに採用してエルフ軸にしてみるのも面白いですね。

 

「Geryon」

手札からの効果で1コスト以下の呪文の無効やリゾネイターの破壊を行うカード。

破壊効果ではサブルーラーを誘発させることが出来るため、あえてカウンターではなくそちらを利用することもあります。

手札からしか利用できないため絵巻物で捲れると少し悲しいですが、その場合はブラフとして役立てたり普通に5コストでアタッカーとしてしまいましょう。

 

「The Sword of Progression」

ドロー、カウンター、バウンスと使用するたびに効果が増える1コストの詠唱。

ルーラーを始めとしてドローやマナ加速手段の多いこのデッキでは非常に使いやすいカードです。

 

「Attack Order」

コスト2以下の生物を破壊する1コストの詠唱。無属性のため月ウィルでプレイ可能です。

非常に軽いコストでプレイ可能な除去呪文であり、サブルーラーとの相性も抜群。

特に速攻系のデッキを相手にする際は全力マリガンで探しに行きましょう。

 

「Ki Lua: Fossil Girl in the City」

ドロー、アディション破壊、誘発能力の無効から2つまで選べる呪文。誘発無効を選ぶときは他を選べませんが、1つしか選ばない場合は1コストで撃てます。

便利なモードを複数持った実質1コストの詠唱。風鈴からプレイすることも出来るため使い勝手が良いです。

 

「Prison in the Lunar Lake(闇に浮かぶ湖月)」

水魔石のコントロールを条件に、このターン場に出たリゾネイターの誘発能力を無効にしそれを破壊する待機呪文。

強力な参戦を低コストで無効にできるだけでなく、破壊によりサブルーラーの誘発まで担ってくれます。一部のデッキにはほとんど刺さりませんが、反対にいくつかのデッキではこれをどれだけ引けたかがとても重要になります。

手札や絵巻物による除外エリアからのプレイも可能ですが、その場合のコストは3と重め。可能な限り待機エリアからのプレイを狙いたいですが、やむを得ずハードキャストする際はジュエルや風鈴を利用することで負担を軽減しましょう。

水の魔石が必要なため、魔石の捲れ方次第ではしばらく使えないのはご愛敬。

 

「Dexia's Advice」

コストの合計が3以下になるように、名前の異なるリゾネイターをデッキから好きなだけ探し場に出す詠唱。

瞬動のない3コストの詠唱はとても重いですが、それでも採用する価値のあるカード。これにより宝具や月どころかリゾネイターすら好きなようにデッキから出せてしまいます。サイド後には相手のデッキにピンポイントで刺さるメタカードを展開する役割も持ちます。風鈴やジュエルを利用して1-2ターン目にプレイすることも可能であり、見た目よりもずっと撃ちやすいカードです。

これを撃った返しに一掃されたりゲームに敗北しては意味が無いため、プレイのタイミングはとても重要です。また、完成後の盤面を正しくイメージしてからプレイすることを心がけましょう。

 

「Fleeting Moon Jewel」

手札の月や宝具のアディションを踏み倒して場に出す参戦、これと宝具をレストして月ウィルを、レストと破棄で水と月ウィルを生む2つのウィル能力を持ちます。

これ自身が水の月でもあり宝具でもあるため、同名のカードを踏み倒せるほか、カンパネルラやサブルーラーによりデッキから出すことも可能なマナ加速装置。ミシックにより複数枚を並べることはできないため、そうなる場合は片方を破棄してウィルを生みましょう。

複数枚のこれとアドバイスにより1ターン目から盤面を展開するぶん回りルートがあり、それ故とても重要度の高いカードです。

中盤以降は常に場に用意することでマナアドバンテージを取りやすくすることを意識すると立ち回りがぐっと楽になります。サーバントとの相性もよいですね。

 

「Fountain of the Oblivion Moon」

参戦時にJ/ルーラー以外のカードを宣言し、それのもつウィル能力以外の条件能力の使用を封じる水の月。ルーラーをレストすることでドローする条件能力も持ちます。

相手のデッキを理解していないと宣言が難しいためある程度の知識を要求されるカード。環境の主要なデッキとそれらが用いる条件能力を持ったカードは頭に入れておくようにしましょう。

ちなみによく「カード名を正しく宣言できないからプレイできないわ~」という声を聴きますが、そもそも一言一句間違えない正しいカード名を宣言する、という意味ではないためそこは問題ありません。相手にどのカードのことを言っているかさえ正しく伝われば十分です。

ドロー効果はクリスティと重複しますが、手札枚数に依存しないことは利点です。大きく動いて手札を使い切った後や、反対に溜め込みすぎて5枚に減らせないときにも利用できます。

 

「Magic Stone Research Institute」

魔石を1つ破棄したのちに魔石を1枚リカバーインする参戦と魔石の種類数に応じた全体ステータス上昇、ルーラーをレストすることで相手の墓地を全除外する条件能力を持ちます。

アドバイスで並べたカードたちを一気に全体強化して殴り切るためのエンドカード。アリスの条件達成のための魔石墓地送り手段でもあります。

使用頻度が少ないため忘れがちですが、条件能力はメインから投入できる優秀な墓地対策です。相手次第ではドローだけでなくこちらを使用することも念頭に置きましょう。適当にドローすると後悔します(戒め)

 

3-3. 魔石デッキ

インスティテュートのためにある程度種類を散らしつつ、湖月のための水の魔石の確保も必要となります。

青黒魔石が非常に憎らしいですが、上記に加えゲリュオンやインスティテュートのための黒もある程度欲しいためやむなく採用といった形です。ジュエルでの先行1ターン目のぶん回しよりもカウンター構えを優先すべき環境では緑黒の魔石でもよいかもしれません。

 

3-4. サイドデッキ

サイドは環境次第で大きく変わるため、一部のみ解説します。

「Replicant: Shiva」

サイドから出すおなじみのカード。ある程度色に融通効くならどこにでもいるカードですので覚えておきましょう。

このデッキではサブルーラーの誘発も入るため非常に優秀な一枚。ただし、同時に複数体破壊しても誘発は1度のみのためそこは気を付けましょう。

破壊不能による場持ちの良さや破壊時にコスト分のカウンターをばらまく効果は優秀で、インスティテュートが引けない場合の全体強化手段にもなります。また、サブルーラーの効果を先に解決してアリスを場に出し、こちらの効果でアリスにもカウンターを乗せることができます。条件達成時のダメージ、回復量が上がるので狙ってみましょう。

 

「Transparent Moon(透明な月)」

ウィル能力以外の条件能力を持った魔石をリカバーさせなくする月のアディション。主にカンパネルラから出します。

真魔石やヒーロークラスタ6弾で登場した単色ソラリサイトのリカバーを封じるため、特定の相手には恐ろしいほどよく刺さります。反面刺さらない相手にはまったく意味をなさないカードですので、環境次第ではサイドにも不要となるかもしれません。よく考えて採用するようにしましょう。

 

4. 回し方

基本的には相手の動きをつぶし、除去を織り交ぜて盤面を展開していくコントロール風味なスタンス。勝負どころではアドバイスによる大味な盤面展開から一気に攻勢に転じることができます。

前述のとおりジュエルを織り交ぜることで1ターン目からの大量展開が可能。その場合の主な動きは以下のようになることが多いです。

1.サーバント、カンパネルラを出してサーバント参戦でジュエル1枚回収

2.カンパネルラ参戦によりかぐやを出し、自身のサーバントorカンパネルラを対象

3.手札を1枚捨て、好きな宝具をサーチ

4.エンドフェイズにサーバントによりジュエルをデッキに戻してドローし、かぐやが待機エリアへ移動

 

序盤に出す宝具としては以下が多いでしょうか。

・無難なマナ加速手段として風鈴

・手札補充のための絵巻物

・さらなる展開のためのジュエル

・盤面で圧をかけるアリス

・対赤系速攻のための火鼠の裘

 

相手次第ではかぐやでなくファウンテンを展開し、条件能力を封じた方が強いです。

また、先行1ターン目に2枚のジュエルを利用して上記手順を行った場合は月ウィルが1つ余っているので、湖月があれば忘れずに待機しておきましょう。

 

ピン刺しのカードが多いため、中盤以降ではアドバイスで出すためのカードをすでに引ききっている場合も多くあります。その場合はアドバイスでの展開ルートにこだわらず、素出しによる段階的な展開で相手の出方を伺うプレイングを心がけましょう。

非常にプレイの選択肢が多く、手札や相手の盤面によっても正解は変化していきます。このデッキに限った話ではありませんが、常に最善のプレイングができるよう、デッキを正しく理解するまで練習することが重要ですね。

 

5. 採用候補

今回は採用しなかったものの採用を検討できるカードについていくつか紹介しようと思います。

 

「Moon View Rabbit(月見兎)」

月をレストすることでもプレイ可能なリゾネイター。宝具でもあるためExデッキへの投入も可能。

待機エリアへと戻っていくかぐやを無駄なく利用したり、レスト能力を持たない月を使ってさらに展開することも可能ですが、あくまでバニラのため、インスティテュート等による全体強化と合わせてようやく活きてくるのでややご都合に依存します。

 

「Academy Guard of Lykeion」

お互いに、リゾネイターとそれ以外の呪文をそれぞれターン当たり1枚ずつしかプレイできなくするリゾネイター。

コンボ系のデッキはこれ一枚でゲームエンドとなることもしばしば。これに限らず、アドバイスからサーチする相手へのメタカードはたくさんあります。環境に応じて適切なカードを選びましょう。

 

「Ambush!(待ち伏せ)」「Nighttime Raiders(闇の襲撃者)」

相手の攻撃宣言時に手札からコスト3以下の風のリゾネイターを出す待ち伏せと、こちらのリゾネイターが相手へダメージを与えた時に手札からコスト5以下の闇のリゾネイターを出す襲撃者。どちらも詠唱待機です。

魔石等への縛りが無く達成しやすい条件で盤面展開が可能です。

待ち伏せはアルベリッヒやバウンスしたシヴァなどをプレイするとフル活用できますが、アーチャーを出して返り討ちにするだけでも意外と便利ですね。

襲撃者はもっぱらゲリュオンの早出しに使われます。序盤で出したローライト等が適当に小突くと突然現れるゲリュオンはさすがに理不尽。

これらを入れるのであれば、もう少し対象のリゾネイターを増やすことでより有効的に利用できると思います。

 

6. 対策カード

こちら側が使われるとつらい、対策となるようなカードと、それらを使われた際の対処法についていくつか紹介します。

 

「The Witch of the Fallen Kingdom」「Solaria's Darkness」

デッキからのカードサーチを禁ずるリゾネイターおよびアディション。

Exデッキもメインデッキの一部として探す扱いのため、これらがいるとサブルーラーやアドバイスが機能停止します。全力で壊しましょう。

 

「The Damascus Moon」

有色のアディションが持つ能力をすべて失わせる規格外のアディションメタ。

月や宝具がすべからく文字通りただの置物へと変えられてしまいます。全力で壊しましょう。

 

「Ray Aznable, Reunion's Navigator」

参戦を封じる2つの能力を持った汎用リゾネイター。

継承によるピンポイントな無効はまだしも、定着してしまうと障壁と高ステータスにより非常に突破しづらい相手となります。全力で止めましょう。

 

「Persephone, the Eleventh Olympian」

現環境では序盤のアドバイスは無効にされづらいですが、それをバウンスという形ですが実現してしまうカード。継承によりアドバイスを手札に突き返されてしまうと非常に大きなテンポロスとなります。ジュエルを使って動いた際の損失は計り知れません。

全力で引かれないことを祈りましょう。投入が分かればローライト等を構えながらのプレイを意識しましょう。

 

「The Three Beast Warriors」

並べたアディションの数だけコスト軽減され、それらを破壊する参戦と高ステータスを持ったリゾネイター。調子にのってガンガン展開した返しに複数体のこれを並べられてしまうと一気に負けが近づいてしまいます。

全力で引かれないことを祈りましょう。幸いにして上述のペルセポネとの共存は不可のため、どちらかが見えたらもう一方はいないことが確定します。ローライトだけでなく湖月やシティ、ソード等でカウンターを狙える分こちらの方が対処はしやすいといえますね。その分定着した際の損失は大きいためくれぐれも注意しましょう。

 

7. 対面時の立ち回り

このデッキと相対した場合の立ち回りや意識したいことについて記載します。ほかの項目もそうですがあくまで筆者個人の考えですので鵜吞みにしすぎないようにお願いいたします(責任回避)

・むやみにリゾネイターを出さない

じゃあどう勝てと

適当にリゾネイターを展開してそれらを除去されてしまうと、宝具を展開して相手のいいようにゲームを運ばれてしまいます。

除去除けを構えながらの展開や、障壁や破壊不能を持った生物での攻撃を意識しましょう。

 

・常に余力を残した動きをする

このデッキは決して早いデッキではなく、むしろ相手の動きを潰しながらじわじわと有利な盤面を築き上げることがメインです。

そのため毎ターンフルで展開するような行動は厳禁。常に待機かぐや側の動きに対して回答を用意できるような、レスポンシブな展開を心がけたいです。

そうはいってもソードやアルベリッヒによって本来の動きを潰されてしまっては本末転倒。それらにも対応しきれるほどリアクティブなデッキならいいですが、そうでないなら適度にアプローチをかけていくことも大事です。

 

・時には勇気を出して踏み込む

前2つと思いっきり矛盾していますね()

デッキから必要なカードを探して場に出すシルバーバット的なデッキの都合上、手札が無尽蔵なように見えて意外と不要牌を多く抱えていることも多く、ワンアクションしか打ち消せない手札からぎりぎりドローで耐えるなんてことも良くあるデッキです。

ある程度は対応される前提で、全力で自分の動きを通してしまうことが結局のところ勝利への近道ということもあります。

 

8.最後に

預言者クロックパーミッションのデッキ紹介は以上となります。

サイド含めかなり複雑な構造をしており、環境によって細かな調整が必要となる繊細なデッキです。

その分環境を読んだ構築や相手の行動を完璧に予測してのプレイングがハマった時の達成感は高く、やりこみがいのあるデッキといえます。

最初は勝率が安定せず強さに疑問を持つかもしれませんが(私も最初そうでした。めっちゃかみ合わないじゃんナニコレってキレ散らかしながら練習してた())、めげずにデッキと向き合ってみましょう。きっとその時間はいつか豊富なスキルなってくれるでしょう。