『舟を編む』 | 湘南ダック ~神奈川・東京 ランチグルメ~

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おいしく食事が出来ること!健康であること!感謝です!

監督は「川の底からこんにちわ」の石井裕也
主演は「あまちゃん」のミズタク 松田龍平
共演は 個人的に好きな宮崎あおい さらに同僚役に芸達者のオダギリジョー
原作は「まほろ駅前」シリーズの 三浦しおん。3拍子も4拍子もそろった組み合わせ。
辞書編纂という地味なテーマと聞いても 期待しちゃいますね。

「舟を編む」

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期待通りの作品。特に大きな事件が起きなくても 最後まで あきずに楽しめる。
言葉を編むという作業が こんなに魅力的だとは 監督と原作者の手腕か。

松田龍作は いつもどおり 頼りなさそうな とらえどころのない役柄。
ただ 気張るところではしっかり。この落差が彼の魅力。
宮崎あおいも いつもどおりの しっかり けなげな役。
偉大なるワンパターンだけど いつも安心して見れる。

このふたりで特に素敵的なシーンは 毛筆の恋文に怒りながらも
言葉で気持ちを確かめる場面。
文字の中で生きていた主人公が言葉も大事なことに気付いていく。

オダジョーは仮面ライダー登場時を彷彿させるような お調子もの設定。
松田龍平とコントラストに描かれ 悪ぶりながらも 本当はいい奴という役柄。
うまいよね。

特に好きなシーンは 辞典編纂にまわされて
くさってた新入りちゃん(黒木華)との会話
ダサいの用例「酔ってプロポーズとかマジ ダサいよね」を見せ 感想を聞く。
「マジ ダサいしチョー受ける」・・・「これ オレの実体験」
辞典編纂と言う事業が 予想以上に独創的なことにも あらためて気付かされる。

2時間以上と言う長丁場で最後まで釘付け。
ひさしぶりに 心が和む作品を見せてもらいました。

おすすめ度 ★★★★☆ 4.5  にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ