すでに時計は9時を回る。腹減った~。
西口商店街で ひとりで入れそうなところを探す。
横路地をのぞくと 人が定期的に入っていく場所を発見。
おろし蕎麦の店ですか。よいですね。入ってみましょう

越前おろしそば みぞれ
狭い階段を上った2階。こぎれいな店内。
二人がけ中心のテーブルが10卓 それにカウンター。
この時間でも そこそこの客の入り。
カウンター席に着き お品書きに目を通す。
定番以外でも 変り種の夜限定メニュー。
多彩な品揃え。迷うなぁ。決められません。
そこで近くに居た女性店員に相談。彼女のお勧めは 鬼おろしそば
量を尋ねると 女性でペロッといけるくらいとのこと。
ふーん。見てみると大盛りはダメ。そのかわりサービスで小ライスがつく。
蕎麦に ご飯?合うんですか?
合いますよと 笑いながらも きっぱり言い切る女性店員。
わかりました。おすすめ通り 鬼おろしそば 小ライス付き(800円)
蕎麦は自家製の細麵をチョイス。
厨房は ステンレス製。スタッフ年齢は30代中心。BGMはジャズ。
酒は置いてあるがメインじゃなさそう。
清潔でセンスのよい こじゃれた雰囲気を目指してるようですね。
さて 5分ほどで 鬼おろしそばが運ばれてきました。
大皿の中に 冷たく しゃきっと〆られた蕎麦。
まずは蕎麦のみ何もつけずにすする。細い割は腰が強く きりっとした喉越し。
その上に辛みの効いた鬼おろしに花鰹。
別添えの出汁を好みの量 かけまわしながら いただきます。
まろやかな口当たりの出汁。細めの蕎麦。
そのまま食べると鬼おろしの辛味と花鰹の風味が圧倒する。
このインパクトを受け止めるには 細麵ではなく太麺でいくべきでしたね。
しかし きつめの味もご飯と一緒に食べるとに あら不思議 ちょうどよい塩梅。
おかずとして成り立つ。これは予想外。蕎麦に小ライス合います。
同じ鬼おろし蕎麦でも 最近食べた「九の井」のは 甘い鬼おろし。
「みぞれ」の鬼おろしは極辛。越前の鬼おろしの特徴なのでしょうか。
それぞれ 違う味わいで おもしろい。おいしく完食。
独創性のあるメニューが多い店。次回はカレー系のメニューも試してみたいです。