久しぶりの広島。
友人の結婚式以来だから20年は立っている。
まず原爆ドームを訪れる。
遠目では何度か見たことがあるが 間近で見るのは始めて。
がれきも含めて保存されている 生々しさに驚く。
ドームという構造上 残ることになった建物。
それ以外のほとんどの建物が跡形もなく なくなったという事実に
原爆の破壊力のすさまじさを思い知らされる。
そして 気づくのは 外人観光客の多さ。
原爆ドームでも平和記念資料館でも 熱心に見学する姿が目立つ。
そんな原爆ドームからすぐの場所に 外人の姿が似合う カフェを発見。
Cafe Ponte ITALIANO
暑さしのぎに ソフトクリームをいただき
前に流れる川面を見つめながら過ごす
原爆投下時には 川の欄干はくずれ
たくさんの人が この川に飛び込み亡くなったという。
その後ろにはパリの一角にあるような おしゃれなカフェ
テラス席にあふれる 外人客の姿。
今ある平和と 悲劇の歴史。見事なほどの コントラスト。
続いて訪れたのは 平和記念資料館
最初の建物は東館。
原爆投下の背景や 平和運動の軌跡が展示。
撮影も可能で 広島のジオラマなど
目の引くものは カメラに収める。
しかし 渡り廊下を渡り 西館に入ると
生々しい原爆被害の展示が展開。
あまりにもむごい惨状に 撮影する気持ちは吹っ飛ぶ。
特に印象に残ったのは 被爆3時間後に撮られた写真
火傷し髪がぼさぼさになった
女子中学生や少年をはじめとする市民たちの姿。
撮影者の「指に涙が伝い止らなかった」というコメントが心に響く。
平和祈念資料館を出た後 慰霊碑に向かう。
正面に立つと 慰霊碑を通して原爆ドームが見える。
原爆で亡くなった多くの市民のご冥福と
平和の尊さを噛み締めながら 手を合わせました・・・