若くして自ら命を絶った鷺沢萌の未完作品の映画化。
さらに 堀北真希の主演。見たくなります。
春の居場所

掘北真希の演技は やはり安定。
どんな映画 どんな役柄でも それなりに演じきる。
しかしこの映画は・・・
カメラを固定した形の カメラワーク
人物が隅に入ってるだけのときも有り
まるでドッキリカメラのよう。
すべて定点からの 教室のシーン。とってつけたような 家のシーン。
ストーリーも浅薄。
頭も良く まじめな女子高生の 淡い恋の物語。
文字だと深みがあるのだろうが 映像では その深みが描ききれてない。
とくにあとで つけた 原作にはないオリジナルの 社会人部分は
フランス映画のようなラストにしようとしたのか?
それまでの淡い高校時代の展開と大違い。
まず 有能なキャリアウーマンは 顧客に対し あんな抽象的な説明をしません。
監督 演出の力量の低さを痛感。
ある意味 唯一の納得と 絶対 納得できないのは オチの部分。
堀北真希が 社会人になり佐藤藍子に変わってちゃ 誰も気づかない。
しかし 10年以上たったとしても
すごく好きだった相手を わからないことって ありえるのかなぁ・・・
評価 ★☆☆☆☆ 1.5