今までの 映画に対する常識がくつがえるような作品です。
UNDERWATER LOVE -おんなの河童-
上司との結婚を控え 缶詰工場で働く 35歳の女性 明日香。
ある日 彼女の前に突然現れた河童。
高校時代に溺れ死んだ同級生 青木の生まれ変わりという。
青木は その日から 明日香に付きまとい
ついには 変装して同じ工場で働き始める・・・
ピンクとミュージカルの合体 ピンク・ミュージカル。
ピンクの部分は 予測つく展開だが
ミュージカルのほうは唐突なタイミングで始まる。
その中身もぶっとび!
踊りは はじけているが 素人まるだし。
ポップでのりがいい曲に ドイツ人が歌う日本語の歌詞。
「おばさん おばさん」「きめた きめた~」
出演者も ビジュアル的には 一般人。すべて ゆるキャラ。
河童のメイクも低予算丸出し。
最初の5分で 見るのをやめようかと思う。
しかし それを越えてしまえば 不可思議な映画に引き込まれる。
青木が 明日香の前に現れた理由。
ゆるいゆる~いストーリー展開も 内容的には とてもせつない。
そして監督は ピンク界の奇才 いまおかしんじ。
そのうちメジャー作品にも 進出してきそうな予感。
さらに 撮影担当は ハリウッドの巨匠クリストファー・ドイル。
裸で川原にたたずむ 明日香のシーンや オープニングシーン etc,,,
ピンク映画なのに 芸術性が高くて もう 訳がわからない。
とにかく すべてが カオス!
おすすめ度 ★★★★☆ 4.0