好きな役者がそろい 好きな作家の作品の映画化。
見る前から 楽しみにしてました。
GHQ最高司令官マッカーサーの財宝を盗み出した
帝国陸軍将校たちと20名の少女たちに
待ち受ける壮絶なドラマ。
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命令に忠実だが 人間味あふれる軍人
堺雅人 中村獅童 福士誠治はそれぞれが熱演。
何よりも 女生徒たちの引率教師役
ユースケ・サンタマリアの抑えた演技は素晴らしい。
しかし・・・ストーリーが荒唐無稽すぎ。
まずマッカーサーの行動が意味不明。
200兆円もあったら いろいろ出来たでしょう。
あと少女たちの行動。集団自決は海軍大佐の娘の説得?級長は置いてきぼり?
苦しんだはずなのに なんできれいに並んでいるの?
原作を読んでないためか 疑問に思うシーンがいくつも。
そして ラストの幽霊シーン。
見えるのは 年老いた級長(八千草薫)だけで よかったと思う。
荒唐無稽な話のリアリティー感が さらに薄れた演出。
ただ 生き残ったものたちの その後を追いかけるストーリーは好き。
約2時間という制約の中 描ききれることは多くないのかもしれない。
でも できれば もっと女生徒たちの心の動きを追ってくれれば
ストーリーも納得いったし 思い入れが深まったかもしれない。
役者陣が よかっただけになぁ・・・
おすすめ度 ★★★☆☆ 3.5
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