平成最後の「タキソール治療」を前に | 卵巣がんになった`zaki‘の空間遊泳

卵巣がんになった`zaki‘の空間遊泳

2006年秋「悪性卵巣腫瘍の疑い」と告げられ、治療→再発転移を幾度も繰り返す。
◆受けた治療:手術4回・化学療法5ライン・放射線1回・がんカテーテル治療15回
◆現在: リムパーザ錠服用中
♫ 卵巣がんと長~くお付き合いしている、現役患者です。

  こんにちは桜

今回も病棟からお送りしていますww。ただし異なるのは場所。婦人科の病棟が満杯になったので、只今「腎臓センター」にお邪魔中でございます。

明日は2回目のタキソール単剤治療の日なのですが、このままの病室で行う予定です。


なんてったって年号改令の10連休直前ルンルンでしょ
(今の私には全く関係無いけど、仕事してたらゼ〜ったい連休後のウルトラ劇混みが恐ろしすぎて楽しめないでしょう..)

白血球数は2100」と若干低めですが、他に問題がないし、タキソールだけだから《とにかく入れちゃえ!》的に予定通り行います。連休明けは、医療機関から離れて生活したいですからねOK




病気が異なると入院患者さん達の会話内容が全く別世界なので、初日はちっちゃ〜くなってました。腎臓センターの皆さまかなりの厳しい食事制限がある模様です。

慢性疾患(難病が多い)で服用していた免疫抑制剤の副作用で、腎臓病になってしまった方も多いコトも知りました。ここに来てやっと、前回受した緩和ケア科の偉い先生が「細かく腎機能にこだわる」理由が理解できたように思います。


ぶっちゃけ私自身も「少々のクレアチニン値の変化は、特に問題にならないのになぁ...」考えていました。が、難病で使われる免疫抑制剤は抗がん剤の子分(?)です。腎臓に異常が出たら、どれだけ大変な事になるのか❗️


ぞぞぞ〜っ!恐っ!

はい、肌で学ばさせて頂きましたm(_ _)m

『厳しい食生活で生きるって大変だわ。私には無理ムリあせる』とチヂこまってたのが初日。


次の日の夜給湯室に向かって歩いていたら、背の高い少々コワ目の看護師さんに呼び止められ

「ざきさん。病室での水以外の飲食はやめて下さいプンプン
この病棟に入院している患者さんは、食べたい物も飲みたい物も我慢しているんです。食べる時は食事時間以外に食堂でお願いします炎

と叱られました。

ああ!!そこまでの配慮が出来ない私は、お昼時にカッパえびせんをバクバク食べていたのです(看護師さんは、屑かごから証拠物を発見した模様...)

はっ。そうだった!
やっと気づいて「申し訳ありません。以後改めます(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)」と、反省して益々ちっちゃくなりました。


同室の方から聞いた話では、一日に飲む水の量まで決められているそうです。氷を入れる時は氷を水分に置き換え計算まで必要とのコト。

どんな病気でも病気に罹るって大変だなぁ、と再確認した次第です。


でも、同室の方々は『癌は怖〜いあせる』とおっしゃいます。

私は私で「いえいえ、制限のある生活で治療を30年ずっと続ける方がメンタル強いと思いますっ」とホンキの本気で答えました。


ま、未知の病気は知らないから怖いって事でしょうかね。



ちょっと話は逸れますが、この世には「難病」に区分されている病気が数え切れないほど有ります。

平たく言うと「治療法がまだ見つかっていない病気全般」を指します。

個人的な仕事上の経験から、自己免疫疾患の患者さんが多い様な気がします。

上矢印

「免疫」って難しいですね。まだまだ解明されていません。

がんの免疫療法が、進みそうで足踏しているしているのは

ヒトの持つ、複雑でデリケートな超高機能の生命機構の為だろうと改めて感じました。

だって...自分のがん細胞だって抗がん剤💊に勝とうと頑張っているし...その頑張り様は「オマエさん、不屈の精神持ってるのかい⁇」と思うくらいですしねww



再発してから10年以上経ってもまだまだ未熟者だな雷と感じつつ、平成最期の抗がん剤治療受けるざきさん。

すみません、なんか一人呟きになってますくるくる



お口治しに入院直前に撮った、実家に養子に出したクリスマスローズをご覧下さい。

      

      

田んぼ畑市で鉢植えしていたのは...何年前か忘れましたハッ
今では、メル姫さまのお父しゃんが可愛がってくれています。
   

一方で天然お猫のメルさんは、梅干し準備中のため縁側に出された大きいザルを見つけて悪戯中三毛猫
           
     


オイオイ姫さま、その体制はコケるよ〜!!

      

ざきオバしゃんの予想通り、バランス崩して冷や汗かいてまするww





では皆さま、良い[令和元年]をお迎え下さい。
→ なんかヘンですネ


次回は令和でお会いしましょう。