第７４期王将戦展望
～挑戦者に永瀬九段
藤井聡太王将への挑戦権を争うALSOK杯第74期王将戦リーグのプレーオフが25日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、永瀬拓矢九段が西田拓也五段に118手で勝って4期ぶり2回目の挑戦権を獲得しました。
藤井七冠とタイトル戦で顔を合わせるのは、22年6～7月の棋聖戦、23年8～10月と24年9月の王座戦に続いて4回目となります。また、藤井七冠と2日制のタイトル戦で戦うのは初めてです。
七番勝負日程
永瀬九段は、日常では、研究パートナーでもある藤井王将とのタイトル戦は４度目となります。八冠独占を許した昨秋の王座戦など、過去３度は全て「1日制五番勝負」で、いずれも敗退しています。しかし、「2日制七番勝負」は今回が初めてで、しかも、持ち時間が8時間と長く、これまでとは違った展開になることでしょう。
対する藤井王将は、現在竜王戦のまっただ中。二勝二敗の激戦。第４局の負け方など、少し不安が残ります。
この七番勝負は、互角の戦いとなるでしょう。来年の対局がとても楽しみです。
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