藤井八冠が最優秀棋士賞～第51回将棋大賞発表

　第51回将棋大賞の選考会が1日午後、東京都渋谷区の将棋会館で行われ、藤井聡太八冠が4年連続4度目の最優秀棋士賞に輝きました。

　満場一致で選出された藤井八冠は、２３年度、６月に名人、１０月に王座を奪取し、誰も成し遂げたことのない全八冠制覇を達成しました。ほとんどの対局がタイトル戦番勝負であるにも関わらず、年度最高勝率をマークするなどの活躍が選出の理由です。

将棋大勝各賞

【最優秀棋士賞】藤井聡太王将（4年連続4度目）　　

【優秀棋士賞】伊藤匠七段（初）　

【敢闘賞】丸山忠久九段（初）　

【新人賞】藤本渚五段　

【最多対局賞】伊藤匠七段　69（初）　

【最多勝利賞】伊藤匠七段、藤本渚五段　51勝（共に初）　

【勝率1位賞】藤井聡太王将　46勝8敗　・852（6度目）　

【連勝賞】佐々木大地七段　15（初）　

【最優秀女流棋士賞】福間香奈女流五冠　（9年連続14度目）　

【優秀女流棋士賞】西山朋佳女流三冠（3年連続3度目）　

【女流最多対局賞】加藤桃子女流四段　52局（2度目）　

【東京将棋記者会賞】小林健二九段、小山怜央四段　

【升田幸三賞】伊藤匠七段＝棋王戦第1局などにおける持将棋定跡　

【升田幸三賞特別賞】村田顕弘六段＝村田システムなど独自の工夫に対して　

【名局賞】第71期王座戦挑戦者決定戦　藤井聡太王将―豊島将之九段ヒューリック杯第3期白玲戦第2局　里見香奈白玲―西山朋佳女流2冠　

【名局賞特別賞】第71期王座戦第4局　永瀬拓矢王座―藤井聡太王将

　本年度の活躍を心から期待したいと思います。