藤井聡太八冠~偉業達成の軌跡
藤井聡太七冠は、京都市で指された第71期王座戦5番勝負第4局で永瀬拓矢王座を破り、3勝1敗で王座を奪取し、八冠となりました。2017年に過去最も多い八大タイトル戦となってから、全冠制覇したのは初めて。14歳の中学生でプロとなった若き王者が、わずか7年で棋界の頂点に駆け上がりました。
これまでの全冠達成者
タイトルが複数になってから全てを独占したのは4人目。羽生善治九段は1996年、七冠の時代に達成しました。故大山康晴15世名人は五、四、三冠、故升田幸三実力制第4代名人は三冠の時に成し遂げました。
八冠のタイトル戦全記録
藤井八冠は、2016年、中学2年のときに史上最年少となる14歳2か月でプロ入りしました。デビュー後から前人未到の29連勝を達成するなど快進撃を続け、2020年7月には17歳11か月で「棋聖戦」を制して初タイトルを獲得し、30年ぶりに最年少記録を更新しました。
2020年8月には18歳1か月で「王位」を獲得し「二冠」。2021年9月には19歳1か月で「叡王」を獲得し「三冠」。2021年11月には19歳3か月で「竜王」を獲得し「四冠」。2022年2月には19歳6か月で「王将」を獲得して「五冠」。2023年3月には、20歳8か月で「棋王」を獲得して「六冠」。
2023年6月には20歳10か月で「名人」を獲得して「七冠」といずれも最年少記録を更新しました。
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