6月15日(在籍は6月末まで)をもって、株式会社アテネ教育出版(日本賞状技法士協会)を退職いたしました。在籍期間1年半、極々短い期間となってしまい、協会にはたいへん申し訳なく思うと同時に、僕のこれからの新たな目標に向かうことについて理解してくださり、たいへん感謝しています。

 


【ごあいさつ】株式会社アテネ教育出版(日本賞状技法士協会)を退職いたしました

そもそも入社した理由

退社の理由を語る前に、入社した経緯をお話しします。

もともとは数年前から僕が協会の講師になることを、お二人の恩師が協会へ推薦してくださっていました。

当時、僕はプロ筆耕士として確立する目標は達成しており、次のステージとして指導者になりたいと考えていました。当然、僕としても協会の講師になりたいと素直に思っていました。

そして、協会の講師になるつもりでいたのですが、ここである誘いを受けます。それが、『講師』兼『事務局運営』です。つまり、社員にならないかとの誘いを受けたのです。

新しい挑戦が大好きな僕は、すぐに『やってみたい』と思いました。ただ、このとき少々懸念がありました。それは、自宅から協会までの距離が『遠い』事です。

 

  • 通勤に片道2時間強に耐えられるのか?
  • 限られた時間内での筆耕コムの運営は?


後になって、これが退社を決意する最大の原因となるのですが、入社時は『なんとかなるだろう』と高をくくっていたのです。※うむ~オレって浅はか。


退社の理由

退社の理由は、大きく分けると3つあります。

①自宅と勤務地の距離が遠い
②筆耕士としての責務
③五十にして天命を知る


①勤務地が遠方

日本賞状技法士協会は東京都中央区銀座1丁目です。そして、僕の自宅は千葉県成田市の奥地です。

電車は直通もあるので、比較的交通の便は良いのですが、僕の自宅は成田駅から車で30分かかる奥地にあります。

乗り継ぎがよくて2時間強、乗り継ぎが悪いと2時間30分以上・・・。これはなかなか簡単ではありませんでした。

どうしても通勤時間がもったいなく感じてしまい、できるだけ、本を読んだり、スマホでブログの記事を書いたり、F1をDAZNで見たり、通勤時間が有意義になるように工夫していたのですが、やっぱり遠い。

でも、おかげで月に10冊以上のペースで本を読むことができました。ビジネス本、仏教の本、フリーランスの本、ライトノベル、健康の本・・・Amazon Kindle Unlimited にはお世話になりました。

そして、ここで『kindle作家』という存在がたくさんいることを知ります。これは僕にとって大きな事です。新しい目標の一つに『kindle作家』が加わりました。


②筆耕士としての責務

これも大きな理由です。筆耕コムにはお得意様がいらっしゃいます。そんなお得意様は大切にしなくてはいけません。しかし、業務時間がどうしても限られてくるので、業務の規模を縮小せざるを得ませんでした。

日本賞状技法士協会にはたくさんの有能な書き手がいるので、ヘルプも考えていて、実際に卒業証書ではお世話になりました。ただ、当然ですが、事務仕事は変わらずにあります。なかなか自分が思うように事は運びませんでした。

やはり、筆耕コムに期待してくださる顧客のためにも、中途半端な立場では失礼だったと反省しています。


③五十にして天命を知る

清水克信48歳、天命を知る。これは、日本賞状技法士協会の運営に参加させていただき、知ることができました。

僕は、筆耕のプロとしての技能を習得し、自分で宣伝媒体を作り集客し、納品・請求書発行・集金を全て一人で行っています。つまりは、どこにも所属しない、完全フリーの筆耕士なのです。

今は、フリーランスの筆耕士さんをネット上で見かけますが、そんなに多くはありません。まして、賞状全文をメイン業務に据えることのできる筆耕士さんは、あまり見かけません。

つまり、僕の存在は珍しい部類なのです。ネット集客を中心とした、フリーランスの筆耕士として、最前線で開拓してきた自負もあります。もがきながら・苦しみながら('ω')ノ

そんな僕が、裏方の仕事を中心にやっていても良いのだろうか?

日本賞状技法士協会で、筆耕士となる希望を持った生徒さんたちと接していうるちに、そんな疑問が湧いてきたのです。

僕には僕にしか経験していないことがたくさんあります。それを伝えていくべきではないだろうか?

きっと、これが僕の天命なのだと感じてしまったのです。

もちろん、協会内でできないかも考えました。2~3年もいれば、日本賞状技法士協会内でもっと動きやすい環境に導くこともできたかもしれません。

しかし、2~3年は長いです。

今の時代、2~3年経つと、状況は全く変わっている可能性があります。コロナもそうですよね。コロナというパンデミックを経験したことにより、人々の価値観はだいぶ変わりました。

これは、筆耕業界にも同じことが言えます。また、これからの時代はインターネットの重要性がさらに増しますが、インターネットの世界の1~2年は、現実世界の10年分に相当するくらい進化しています。

そんな時代での2~3年は、待っていられなかったのです。


覚醒

①自宅と勤務地の距離が遠い
②筆耕士としての責務
③五十にして天命を知る


3つの理由を述べましたが、つまるところ『僕のわがまま』だったりします。ホントね、基本的に自分の心の向くままに生きている僕は、とことんサラリーマンに向いていないことを知りました。

でも、サラリーマンって本当に保証が充実していて、守られているんですよね。普通の人はやめない方が良いですよ。僕みたいに、平気で自分の気持ちを優先しちゃうような変態以外は。

こんな変態な僕ですが、日本賞状技法士協会の社長・取締役をはじめ、社員や先生方には感謝しかありません。本当にホントに良くしていただきました。

2年前は、『とりあえず筆耕で生活できるからいいや』と田舎に引き込んでいた僕。そんな『ぼけ~』と生きていた僕を、日本賞状技法士協会は表舞台に引き上げてくれました。

  • 僕は何ができるのか?
  • 僕の存在の価値とは?
  • 筆耕を目指す人の熱量は?
  • 筆耕に必要なスキルとは?
  • 昔と今の筆耕の違いとは?
  • ・・・
  • ・・・
  • ・・・


いろいろと知ることができ、まさに『覚醒』しました。

 

 

 


これからのオレ

ということで、また完全なフリーランスに戻ったので、これまでに増して生き急ごうと思います。年齢は思っているよりも早く重ねますし、人生は想像以上に短いですからね。

今後とも、新生『出戻り』清水克信をよろしくお願いいたします。

このブログでは、筆耕の仕事の裏側、美文字の書き方はもちろん、筆の使い方などのディープな内容も更新していこうと考えています。
 

 

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清水克信
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筆耕コム主催のプロ筆耕士、実用書道のスペシャリスト。
賞状全文を中心に、筆耕業務を承ります。

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