こんにちは、書道家で筆耕士の清水克信です。

僕のお仕事は筆耕です。筆耕とは『賞状を書くお仕事』などです。賞状を書くので一級賞状技法士の資格を持っています。

今回は『賞状を書くお仕事』に興味を持っている方に、『筆耕士・賞状技法士・賞状書士』について簡単に説明します。

 

賞状を書くお仕事★筆耕士・賞状技法士・賞状書士って何?

 

 

筆耕士

筆耕士とは文字通り『筆耕の職人』の事です。

筆耕とは『文字を書いて収入を得る行為』自体を言います。古くは鎌倉時代、お経を書き写す仕事を筆耕と言いました。現代の印刷&出版と同じことですね。

現代で『筆耕士』というと、賞状を書く仕事や、その他毛筆で細字を書く仕事の事を指しています。だいたいね。

僕の運営する筆耕コムの主な業務は、賞状全文・賞状名入れ・卒業証書名入れ・式辞・ペナントリボン・胸章リボン・目録・のし袋・選挙為書き・・・などです。

選挙為書きは大きな文字ですが、それ以外は小筆を使用した細字となっています。

 

筆耕士の資格

筆耕士になるためにはどうしたらいいのか?

簡単です。自分で『筆耕士』と名乗り、筆耕の仕事をすればいいのです。筆耕の仕事に必要な資格は無いので、すぐに始めることができます。

しかし、当然素人が思い付きで書けるほど、筆耕の仕事は甘くありません。

書道歴が長くて、書道自体の実力が高くても、すぐに賞状を書く事は難しいでしょう。そこで登場するのが『賞状技法士』『賞状書士』の民間資格です。

国家資格ではなく民間資格なので、取得してもあくまで『特技』扱いですが、実力は間違いなく身に付きます。

 

賞状技法士・賞状書士って何?

『賞状技法士』は日本賞状技法士協会の資格です。『賞状書士』は通信講座で有名ながくぶんの資格です。

賞状を書く技術は非常に複雑で、独学で学ぶのはかなり困難です。

毛筆書写検定1級試験にも賞状を書く問題がありますが、あの賞状が勉強のスタート地点のレベルです。試験問題を知っているなら分かりやすいと思います。

仕事で賞状を書くなら、かなり深く賞状の勉強をしないと対応できないでしょう。

そのために存在するのが『賞状技法士』や『賞状書士』です。ユーキャンにも『賞状書法』がありますね。

最高位の1級まで取得する必要はありませんが、最低でも「私はどんな賞状も形にできる」と言える技術は習得する必要があります。

 

賞状技法士の最高位1級

結構知らない人が多いので、僕が持つ『賞状技法士1級』について簡単に解説します。

賞状技法士は日本賞状技法士協会(アテネ教育出版)が運営する講座です。準3級からスタートして、最高位は1級となります。

準1級までは講座を受けて課題を提出する方法なので、だいたい合格できます。たぶん。しかし、1級は会場に行き受験する必要があります。

1級試験は年に1回、11月に東京と大阪で行われます。午前2時間+午後2時間=計4時間の過酷な試験です。

午前が縦書き賞状、午後は横書き賞状が出題されます。『A3 or B4』『枠あり or 枠無し』これらはランダムです。

問題は原稿を渡されるだけです。割付を考えたらレイアウト⇒毛筆で清書⇒消しゴムかけをして提出です。※資料や電卓の持ち込みは許されています。

誤字脱字は一発アウト!合格率は10%程度となっていますが、近年の話を聞く限り5~8%くらいです。

数年前、僕は1級に合格していますが、簡単ではありませんでした。

書道唯一の公的資格『文科省後援 書写技能検定』の最高位1級も大変でしたが、個人的には賞状技法士の方が大変でした。

書写検定は年に3回試験がありますが、賞状技法士は年に1回ですからね。なかなかシビアです。

それが、賞状技法士1級です。


以上、『賞状を書くお仕事』と『筆耕士・賞状技法士・賞状書士』についての解説でした。より詳しい情報が欲しい方は、こちらのホームページをご覧ください。

https://筆耕の仕事.com/

 

 

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