コロナ禍の為に学校に行かれない子供と親御さんの為のひらがなシリーズ、終盤『やゆよ』です。(小学書写+僕の書風)÷2で書いているので、親子で楽しめると思います。

ひらがな『やゆよ』の書き方~左利きは右利きに矯正すべきか?

それでは解説していきます。


『や』の書き方

※ひらがな『や』の書き方

『や』は3つのパーツの距離感が難しい字です。図の青い点線をみて、どの位置にあるか知ることがポイントになります。3画目は止めても抜いてもOK。


『ゆ』の書き方

※ひらがな『ゆ』の書き方

『ゆ』はゆったり円を書き、2画目との間にできる空間をしっかりとります。


『よ』の書き方

※ひらがな『よ』の書き方

『よ』はもとが『与』なので、最終画が横画になります。そのため、結びがお魚結びになります。



左利きは右利きに矯正すべきか?

先日、小1~中1までの甥っ子姪っ子の計4人と会ったのですが、ちょっと驚くことがありました。それは4人のうち3人が左利きだったのです。

さらに、4年生の子はひらがなの筆順もめちゃくちゃでした。滅多に会わないから知らなかった…。義妹×2人の子供なので、僕が口出す事でもないですしね。しかし、ショック!

いま、ブログというツールで全く責任の無い状態で言うと、幼少期に『右利きに矯正』た方が良いです。正確に言えば『箸と鉛筆は右利きに矯正すべき』となります。

箸と鉛筆以外は左利きでもOK!むしろ左利きは右脳が発達すると言われているので、左右の脳がバランスよく発達して最強の脳を作ることができるかも。


『右利きに矯正』の理由

『右利きに矯正』の理由は簡単、文字は右利き用に作られているからです。食事も同様、右利きを想定して食器も料理も並べます。あと、庖丁も右利き用ですね。

文字は若干の例外を除き押す動作はしません。そのために、筆順は左上から右下へ向かうのが基本です。これはアルファベットも共通。

ところが、左利きの場合は全く逆で、ほとんどが押す動作になります。これは、人間の体から言うと不自然な動作となります。鉛筆で書きづらいのはもちろん、毛筆の場合は全く理にかなわない動きになるのです。

ひらがなも漢字も美文字は『左を向いた』印象になります。それは、『やや右上がり』『右下重心』の法則に法っているからです。

特に『やや右上がり』は右利きの自然な動きから来ています。紙を正面において肘を軸に横線を引くと、勝手に右上がりになります。自然な動きで、自然に書くから、右上がりは心地よさを生んでくれるのです。

決して左利きを否定することではありません。実際、左利きの書道家さんもいます。ただ、右利きの人の倍以上の努力が必要になります。普通の書道家の稽古時間が1日5時間なら、10時間ということです。

最近は『自然が一番』と言って、全く矯正しないことが多いようですが、そもそも文字も紙も鉛筆も料理も食器も人間が作ったものなので、自然なものではありません。

新1年生が始まる前の今の時期なら矯正も間に合います。

野球・サッカー・テニス・・・スポーツでの左利きは有利になることが多いので大歓迎ですが、箸と鉛筆だけは右で扱えるように矯正してはいかがでしょうか?

そういえば学生時代、『右で書き、左で消しゴム』の友人がいたなぁ。最強かも!

おわり

 

 

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