こんにちは、Shinoこと、上川詩乃です。
いやいやいやいやいや・・・
ほんっとにブログを書くのも
作品アップするのも久々になってしまいましたね
ずっと描いてはいたのです。
いたのですが、どうにも納得がいかず、
そのままお蔵入りするばかりで・・・
今回、ようやく描き上げることが出来たのは、
ある方からのオーダー、と言う、どうしても
”描かねばならない理由”があったからです。
それは「リフォームを済ませたマンションに飾りたい」
とのお申し出
せっかくなので、お部屋の色合いも考慮し、
飾るスペースに合う縦長のサイズにしました。
30cmx90cmと言うサイズに描くのは初めてです。
一般に市販されている”張りキャンバス”は、
"〇号Fサイズ"とかの規格が決まっています。
規格外サイズは扱っているお店もほとんど無いので、
入手にちょびっとだけ時間がかかりました。
そして、さらに今回初めての試みがあって、
何と、時計付き
の絵なのです
「ここには時計を飾ろうかな、と思ったけれど」
とのお話でしたので、
どうせなら、時計も兼ねた絵にしよう、と
時計部分のアップ↓
秒針のコチコチ音がうるさくないように、
スイープ式（連続回転）の、
誠時社製クオーツ時計を取り付けました
また、このキャンバスは「包張り」と言う張り方で、
厚さ3.8cmある側面４面にも絵を描きましたので、
額装不要でそのまま飾ることが出来、
横や下、四方への絵の広がりが感じられます。
S氏邸のお部屋に飾るとこんな感じ↓
縦長サイズにしたことで、存在感はありつつも
お部屋に馴染む大きさになったのではないでしょうか
聞いた話では、欧米の人にとって、
壁の空いている部分は”欠落空間”と感じるので、
壁一面を幾つもの絵や写真で埋め尽くすのだとか。
日本は”余白”を尊びますよね。
障子やふすま、床の間の文化だからでしょうか。
西洋の庭やフラワーアレンジメントは左右対称で豪華、
日本の庭や生け花は非対称でわび・さびです。
そんな日本のお部屋には、
縦長や横長の絵の方が合っていて、
ゴテゴテした額装でないものがしっくりくる気がします。
規格サイズでこの絵とほぼ同じ面積なら”12号P”。
45.5cmx60.6cmですから、その周囲に額縁を付けるとすると
かなりな重量感ですね。
大きさに見合うお部屋はなかなか無いかも
でも縦長・横長ならばすっきりと壁の余白を活かせます
また、木枠は桐製で軽く、額も不要となると、
石膏ボード用の小さなフックで吊るして大丈夫ですし、
万一の落下の際もおおごとにならずに済む利点も
画題は「刻」です。
時計付きだから時刻の”刻”、と言う意味もありますが、
縦長の画面を活かすためにモチーフを滝にし、
悠久の時の流れを”刻む”風景を描いたつもりです。
ちなみに、滝の絵は、滝壺に水が注ぎ込むように
”幸運が注ぎ込む”そうですよ
描いている間は、水の気持ちになったり、
崖や岩の気持ちになったり、
緑や風や・・・
音が聞こえるまで気持ちを高めて筆を運んでいました。
モデルとしてこういう場所がある訳ではなく、
色を置いては消し、重ね、
キャンバスの中から掘り出すように
結果として産まれた光景です。
そして時計部分ですが、
実は最初の文字盤はごくフツーの
放射状の”線”だったのです。
一応”完成”として絵の写真を見て頂いた時に、
ご主人が時計の針のことを
「鳥が飛んでいるみたいに見える」
とコメントされたのですね
描いている私には無かった発想で、
面白い見方だなぁ、と
さっそく取り入れて
放射状の”鳥”を描いてみて、
もっと絵の一部のようにしたい、と
鳥の位置をずらし、
”鳥の群れ”が飛んでいるようにしました。
私自身、自宅に友人の描いた絵を飾っていますが、
ポスターなどではない”絵”があると
空気に潤いが出るように感じます。
また、”飾る”絵があると、部屋を片付けておこう、
と言う意欲が湧く効果もあるそうです
ご興味がありましたら、全く同じ絵にはなりませんが、
同様の絵柄の作成も承ります。
こちらのネットショップ でご注文出来ます。
（なお、残念ながら、「BASE」
お買い物の秋クーポン5%OFFは、
10万円を超える商品には使用出来ません）
（ショップには、無料でダウンロード可能な
メッセージ付の絵、Webアートカードもあります。
ダウンロードに登録などは不要です）
また、「こんな絵を」と言うオーダーやご質問など、
info@shino-kamikawa.com
までお気軽にどうぞ。
追記：
同じサイズのキャンバスを横長にして
時計付きの絵を描きました ↓
上記ネットショップにて販売中です。
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