共感覚・synesthesia・文字に色が見える世界 -3ページ目

共感覚・synesthesia・文字に色が見える世界

共感覚と共に生き、文字や数字に色の見える世界を綴る。
Living with Colors - English and Japanese Bilingual Site About Synesthesia.

共感覚・synesthesia・文字に色が見える世界-ロケーションフォト海外挙式写真フォトグラファーになって本当に良かったって思う瞬間があるの。

その瞬間にあの子の側にいて、あの子の初めての一歩の思い出をプレゼントすることができた。

私の学生時代の親友と赤ちゃんのポートレイト。

私がアメリカに来るのをとっても楽しみにしてくれていた。

ぜひ、私に写真をとって貰いたいって。

この日はハロウィンの為のかぼちゃを買いに行きました。

ジャネットにとっては初めてがいっぱい。

初めてのハロウィン。

初めてのかぼちゃ。

そして、初めてのよちよち歩き。

ママが嬉しそうに、

「ジャネットが初めて歩いたのよって!」

ジャネットはアフリカンアメリカンのパパとチャイニーズアメリカンのハーフ。

パパからは大きな瞳と長いまつげ、ママからは愛らしい小さな唇に象牙の肌を譲り受けた。

大きなお目目で、ジャネットは私をじっと見つめるの。

あんまり私の事を長い間見つめるからママもびっくりしたくらい。

そうして、私はやっと見つけた。

榛色の、お日様の光が入ると美しい緑色にその瞳が輝く瞬間、私の6番目の色になる。

文字や数字の色は時に世には存在しない色もあり、それと同じ色に出会う事が本当に稀にある。

それらは手に取って触れられる確かなものとは限らなくて、光の屈折の様に一瞬で消えてしまう事が多い。

でも、ジャネットの瞳は私の六番目の色を閉じ込めた。

この子にはなんだか分からないのだけど不思議な縁を感じるの。

この根深い人種差別の残るアメリカで、それもマイノリティーであるアジア人と黒人とのハーフは決して楽な道ではないの。

黒人の血が一滴でも混ざれば、それは絹の上にたらした黒い墨汁の様な染みとなる。

時代が変わって来ているとはいえ、まだまだ、多くのアメリカ人にとってそれが黒人へのイメージ。

まして、母親はとても保守的な華僑の家の出身。

彼女の父親のレストランは黒人のギャングの強盗に荒らされた過去もある。

一方で、黒人の父親の叔父さんは白人の女性とおつき合いをしているというだけで、リンチにかけられ首を吊られ殺された。

当時は、黒人が白人の女性と結婚するなんて死刑に値するくらいの罪だった。

そんなに昔の話じゃないー

ー私達の父や祖父の世代が経験して来た苦い、苦い歴史。

ジャネットのパパはとても穏やかで優しい人だけれども、黒人の抱える暗い歴史を肩に背負って、社会への怒りを押し殺しているのが分かる。

アメリカの人種差別は日本人が思っているよりもずっと根深い。

虐げられて来た者達は、親になってその怒りを次の世代に無意識に手渡してしまう。

差別する方もその無知を子供達に植え付けてしまう。

それ故に、差別の連鎖はなかなか途切れる事がない。

だから、ジャネットが生まれてくる事は、決して手放しに祝福されたものではなかった。

でもね、ジャネット。

あなたはその辛い歴史から解放されるべき選ばれた子供だと思うの。

私にも外国人の血が流れているから、合いの子として生まれてくる苦しさは知っている。

でもね、あなたはその暗い歴史に光をもたらし、変えて行く事の出来る存在なの。

あなたのママは命をかけてあなたを守り抜くわ。

そして、あなたの周りには人種差別がどれほど馬鹿げたものか、心の底からそんな世の中を変えたいと思う人もたくさんいるの。

私もその一人としてあなたを見守っているし、アメリカ以外の世界を見てみたいならば、私が連れて行ってあげる。

六番目の色を持つ、私の可愛いジャネット。

あなたのこの一歩があなたの明るい未来への一歩となります様に。

共感覚関係のウェブサイト

<共感覚のテストのサイト>

色聴判定テスト
色の共感覚テスト

<日本の研究者・コミュニティのサイト>

日本共感覚協会
関西学院理工学部永田研究室
岩崎純一( 共感覚者)

<共感覚関係の海外のウェブサイト>

American Synesthesia Association
Belgian Synesthesia Association
UK Synesthesia Association
The Australian Synesthesia
Sean A. Day
David Eagleman Lab
パトリシア・リン ダフィーのサイト)
ダニエルタメットのオフィシャルサイト

<お勧めの記事>

□共感覚的な感性を利用して、盲目の人に音で色を伝えるという装置。
http://www.bbc.co.uk/news/magazine-16681630

お勧めの本

<共感覚や脳神経学者の書いた本>

共感覚者の驚くべき日常―形を味わう人、
色を聴く人/リチャード・E. シトーウィック

¥1,995Amazon.co.jp

脳の中の身体地図―ボディ・マップのおかげで、
たいていのことがうまくいくわけ/サンドラ ブレイクスリー

¥2,310Amazon.co.jp

脳のなかの万華鏡---「共感覚」のめくるめく世界/リチャード・E・サイトウィック

¥2,940Amazon.co.jp

共感覚―もっとも奇妙な知覚世界/ジョン ハリソン

¥3,675Amazon.co.jp

偉大な記憶力の物語――ある記憶術者の精神生活 (岩波現代文庫)/A.R.ルリヤ

¥1,008Amazon.co.jp

妻を帽子とまちがえた男 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)/オリヴァー サックス

¥924Amazon.co.jp

赤ちゃんには世界がどう見えるか/ダフニ マウラ

¥1,995Amazon.co.jp

共感覚の世界観―交流する感覚の冒険/原田 武

¥2,520Amazon.co.jp

脳のなかの幽霊、ふたたび 見えてきた心のしくみ/V・S・ラマチャンドラン

¥1,575Amazon.co.jp

<共感者が書いたエッセイ等>

天才が語る サヴァン、アスペルガー、共感覚の世界/ダニエル・タメット

¥2,100Amazon.co.jp

音に色が見える世界 (PHP新書)/岩崎 純一

¥756Amazon.co.jp

私には女性の排卵が見える―共感覚者の不思議な世界 (幻冬舎新書)/岩崎 純一

¥819Amazon.co.jp

カエルの声はなぜ青いのか? 共感覚が教えてくれること/ジェイミー・ウォード

¥2,310Amazon.co.jp

ねこは青、子ねこは黄緑―共感覚者が自ら語る不思議な世界/パトリシア・リン ダフィー

¥1,890Amazon.co.jp

ぼくには数字が風景に見える/ダニエル・タメット

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<フィクション>

マンゴーのいた場所/ウェンディ マス

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ハイドゥナン (下) (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)/藤崎 慎吾

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ハイドゥナン (上) (ハヤカワSFシリーズ・コレクション)/藤崎 慎吾

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ハイドゥナン〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)/藤崎 慎吾

¥756Amazon.co.jp

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<洋書>

Wednesday Is Indigo Blue: Discovering the Brain.../Richard E. Cytowic

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The Frog Who Croaked Blue: Synesthesia and the .../Jamie Ward

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The Hidden Sense: Synesthesia in Art and Scienc.../Cretien van van Campen

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Synesthesia: A Union of the Senses Richard E. Cytowic

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The Man Who Tasted Shapes (Bradford Books)/Richard E. Cytowic

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白いご飯派?なにかをふりかける派? ブログネタ:白いご飯派?


共感覚・synesthesia・文字に色が見える世界-梅干しの神様おにぎり佐藤初女セラピーカミサマの梅干し。

これは、私が大事に大事にしている友人のお母様から頂いた梅干しです。

この梅干しを食べるとどんな時でも元気になります。

そして、お母様の作ってくれたおにぎりのそれは美味しい事。

私が尊敬する女性の一人に佐藤初女さんという方がいます。

共感覚・synesthesia・文字に色が見える世界-おにぎり佐藤初女イスキア心に傷を負った人や問題を抱える人達の為に「森のイスキア」という憩いの場を提供し、おむすびを作り、食べる事を通して心と体を癒すという活動をしてらっしゃる方です。

私のお友達のお母様のおむすびも初女さんのおむすびを思い出させます。

お母様自身はヒーラーなどと自称することはありませんし、近所で具合が悪くなった人におむすびを作ってあげる程度ですが、もう、お日様の様に朗らかな人で、会うだけで元気になります。

これは、スピリチュアルとも共感覚の様な脳神経学的な感覚なのか私も説明がつかないのですが、知り合いにとても不思議な感覚を持つ人がいます。

その人は食べ物を口に入れるとその食べ物がどこで育ったとか、どのような環境だったとか、その食べ物がどう感じて生きてきたかという全ての記憶を感じてしまいます。

だから、いつもはなるだけその力をコントロールして何も感じない様にしながら、細心の注意を払って食べ物を選び、オーガニックのものを食べているそうです。

その人が、友人の家に遊びに行った時に、朝食にお母様のおにぎりを食べたときの事。

寝起きに、その人が口にしてびっくりした梅干し。

「梅干しのカミサマがいる!」と叫んだそうです。

確かに、梅干しの種を割るとその中にまたツブが入っているのですが、昔から神様がいるという言い伝えもあります。

お母様の梅干しには、お母様の愛情と共に土地のカミサマが宿っているのかもしれません。

お母様の使うお塩は、縄文時代の製法で作られたその土地でしか取れない塩。

そして、島で育った梅と紫蘇の葉。

瀬戸内の穏やかな海とのびのびと育った大地が見えるといっていました。

特別な製法はないけれど、全て自然のもので愛情たっぷりに美味しくなぁれとお願いしながら作っているとおっしゃっていました。

私は報道という仕事についていますし、基本的にはオカルト的な話は否定派です。

霊能者と名乗る人の99パーセントは偽物だと思っています。

実際に、大切な友人にはヒーラーやセラピスト、私には見えないものが見える力のある人もいます。

しかし、一方でスピリチュアルブームに便乗した悪意をもったインチキもうんざりするほど見てきました。

もちろん、眼に見えないものを全部否定している訳ではありません。

特別な力がある人の霊的な体験だけをさすのではなくて、立派な古木や美しい白い蛇を見たら神々しく思い、敬う、それがスピリチュアルな感覚だとも考えています。

けれども、そのたった1パーセントの人に出会えるのは奇跡だと思う。

お母様のおにぎりは本当に本当に美味しくて、どんなに疲れていてもふっとんでしまう。

癒しの力は本当にあるのだと思う。

でも、もしかしたら人々の愛情が小さな奇跡を毎日起こしているのに、意外と気がついていないだけかもしれません...。

生まれて来た事と、今日の糧に感謝を。