街の中心へと進むほど、派手さはどんどん増していった。

街の人々はみんな、好き放題に楽しんでいるようだった。


だが、シクシクたちの目にはどこか異様に映った。

 

ピクピクは夢中になって叫ぶ。

「見て見て!あのアトラクションすごいよ!うわ、あっちも楽しそう!」

 

しかし、ノワノワは冷ややかに周囲を眺めていた。

「楽しそうに見えるが、妙に焦ってる感じがするな。何かに追われているようだ」

 

その言葉にシュシュも頷いた。

「確かに…みんな何かに追われてるみたい。無理やり楽しまなきゃいけないみたいな…」

 

そこに再びネオンヌが現れた。

「どう?みんな楽しんでるかしら?」

 

シクシクは率直に尋ねた。

「街の人たち、本当に楽しんでるんですか?なんだか少し…不自然で…」

 

ネオンヌの目が一瞬鋭くなったが、すぐに明るい笑顔を浮かべて答えた。

「当然よ!だってこの街では、ありのままに楽しむことがルールだもの。欲しいものは全部手に入れて、嫌なことは全部捨てる。それが本当の自由でしょ?」

 

「でも…」

 

シクシクが言葉を探している間に、ピクピクが興奮して割り込んだ。

「そうだよ!みんな好きなことだけしてるんだもん、最高だよ!早く僕も何かしたい!」

 

ネオンヌはピクピクを抱き寄せて笑った。

「素敵ね!じゃあ、最高に刺激的な体験を案内してあげる」

 

ピクピクは満面の笑みでネオンヌについていった。

 

ゼンシーナは静かにシクシクの耳元で囁いた。

「『欲望』と『ワクワク』は似ているようで違うの。ここはその境目が曖昧になっているようね」

 

ノワノワは呆れ顔で呟いた。

「どうやらまた、面倒な街に来ちまったな…」

 

🌟 つづく!

 


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