仮面の村を出て数日後、

シクシクたちは次の目的地も決めないまま旅を続けていた。

 

夜になり、一行は星がよく見える丘でキャンプをすることにした。

 

シクシクたちがワクワクを広げ始めて以来、

その道筋の空だけは少しずつ星の輝きを取り戻し始めているようだった。

 

「見て!僕たちが通ったあとだけ、星がこんなに輝いてるよ!」

 

ピクピクが楽しそうに空を見上げる。

 

シュシュも微笑んだが、どこか表情が硬かった。

 

「シュシュ、何か不安?」

 

シクシクがそっと声をかける。

 

「うん……私、ずっと人に合わせて生きてきて、

本当の自分が何にワクワクするのかよく分からないんだ。

みんなはもう知っているみたいで、焦っちゃって……。」

 

シクシクはゆっくり頷き、優しく言った。

 

「僕も同じだったよ。でも焦らなくてもいい。

シュシュのワクワクは、シュシュのタイミングできっと見つかるから。」

 

ノワノワは少し離れた場所で腕を組み、小さく呟いた。

 

「そもそもワクワクなんて本当に意味があるのか?」

 

ピクピクが慌てて言った。

 

「そんなこと言わないでよ!絶対にあるんだから!」

 

ノワノワは静かに目を閉じて息を吐いた。

 

「……まあ、俺にもそれが分かる日が来るといいけどな。」

 

ゼンシーナがふと、星空を見つめながら静かに言葉を紡ぎ始めた。

 

「誰の心の中にも、本当のワクワクを感じたい、取り戻したいって願いがあるでしょ?✨

 星の輝きは、そんな願いに宇宙が応えてくれた『合図』なのかもしれないわね💫」

 

シュシュはその言葉を聞いて少し肩の力を抜いた。


「じゃあ、この星空は私たちに『大丈夫だよ』って教えてくれてるのかな?」

 

ゼンシーナは優しく頷いた。


「ええ、きっとそうよ🌟 だから私たちは、星の輝きに導かれて進めばいいの✨」

 

シクシクは穏やかな気持ちで星空を見上げ、静かな決意を胸に抱いた。

 

その時、ゼンシーナがふと遠くの空を見つめ、小さな声で呟いた。

 

「次に向かう場所は、一見キラキラしててとても楽しそうだけど……

その輝きの下に、本当のワクワクを忘れてしまった人たちがいるかもしれないわね💫」

 

シクシクはゼンシーナの言葉に少し驚き、考え込むような表情を浮かべた。

 

「キラキラして楽しそうなのに、本当のワクワクを忘れてる……?
なんだかちょっと切ないね。でもそれなら、僕たちが行く意味があるのかも。」

 

シクシクの瞳は静かな決意と、小さな期待感で輝いていた。

 

ピクピクが元気いっぱいに声を上げた。

 

「よーし!じゃあ僕たちは、その場所に行ってワクワクを届けるぞ!」

 

シクシクたちは星空の輝きに励まされ、

新たな旅への期待を胸に、静かな眠りについたのだった。

 

🌟 つづく!

 


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