夜空には無数の星が優しく煌めき

穏やかな空気が仮面の村を包み込んでいた。


村人たちは仮面を外した素顔で、

ありのままの自分を受け入れたことに安らぎを感じていた。

 

村の出口に立つシクシクたちは旅立ちの準備を終え、

村人たちとの別れを迎えていた。

 

「シクシク、本当にありがとう。」


エガオン村長は穏やかな表情でシクシクを見つめた。

 

「君たちのおかげで、この村は救われたよ。」

 

シクシクは優しく微笑んだ。

「僕もここで大切なことを学びました。ありがとうございます。」

 

村人たちも穏やかな声で「ありがとう」と口々にシクシクたちに伝え、

自然な笑顔や涙で感謝を示していた。

その光景はシクシクの胸に静かな温かさを広げた。

 

その時、シュシュがシクシクのそばに少し緊張した様子で近づいた。

 

「あの……シクシク、私も一緒に行っていいかな?」

 

「シュシュも?」

 

シクシクは驚き、シュシュを見つめ返した。

 

「うん。私、ずっと誰かの期待に合わせて生きてきたから

、本当にワクワクすることがまだ分からないんだ。

だから、みんなと旅をして見つけたい。」

 

シクシクは優しく微笑んで頷いた。

 

「もちろん。一緒に行こう。」

 

ピクピクが嬉しくて飛び跳ねる。

 

「やった!シュシュも一緒だ!」

 

ノワノワが腕を組んで微笑む。

 

「賑やかになるな。」

 

エガオン村長が優しくシュシュを見つめて頷いた。

 

「シュシュ、君ならきっと自分のワクワクを見つけられるよ。」

 

シュシュは感謝の涙を浮かべ、深く頭を下げた。

 

「ありがとう、村長さん。」

 

その時、空に輝く星々がひときわ美しく煌めき、流れ星が夜空を静かに横切った。

 

「見て!流れ星だ!」

 

ピクピクが嬉しそうに指をさした。

 

シクシクは空を見上げて穏やかな笑みを浮かべた。

 

「宇宙が僕たちを応援してくれてるみたいだね。」

 

ゼンシーナは楽しげに微笑んで言った。


「そうね✨ もしかしたら、遠くの別の世界でも同じように心を解放して、

自分らしく生き始めた誰かがいるのかもね💫」

 

シクシクは驚いてゼンシーナを見た。

 

「別の世界でも、同じことが起きてるってこと?」

 

ゼンシーナは軽やかに微笑んだ。


「ふふっ、どうかな?でも、世界ってどこかで繋がっている気がしない?💖」

 

その言葉にシクシクは深く頷いた。

 

「うん、そんな気がするよ。」

 

ピクピクもシュシュも楽しそうに頷き、ノワノワも小さく微笑んだ。

 

シクシクは再び空を見上げ、静かな希望を胸に抱いた。


「じゃあ、行こうか。僕たちが進む道の先にも、

きっと誰かが待っているような気がするんだ。」

 

シクシクたちは、村人たちの温かな見送りを背に受けながら、

星空の下を新しい旅へと歩き出した。

その背中を押すように、優しく温かな夜風が吹き抜けていた。

 

🌟 仮面の村編ー完ー

🌟 つづく!

 


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