シクシクは、手のひらに乗る ワクワクの種 をじっと見つめていた。

小さく淡い光を放つそれは、ノワノワの中に 確かに存在していたワクワク の証だった。

 

「ワクワクの種……。」

 

シクシクの胸の奥に、ふわっと温かいものが広がる。

 

ノワノワが選び取ったワクワク。
そして、シクシク自身もまた、新たなワクワクの道を選んだ。

 

―― 「シクシク。」

 

静かな声が、意識の奥から響いた。

 

「……!カイチョウ!!」

 

シクシクは、ゆっくりと顔を上げる。

 

―― 「ワクワクの種を集めよ。」

 

「ワクワクの種を……集める?」

 

シクシクは、思わず呟く。

 

―― 「お前はすでに知っているはずだ。」
―― 「この星には、まだ多くの迷える者がいる。」
―― 「彼らの心の中にも、ワクワクの種は眠っている。」

 

「……!」

 

―― 「ワクワクの種が増えれば、この星は変わる。」
―― 「そして、その流れは遠くの世界にも広がっていく。」

 

「……遠くの世界……?」

 

シクシクには、それが何を意味するのかは分からなかった。
けれど、その言葉は、なぜか 遠いどこかに繋がっている気がした。

 

「ワクワクの種を集める……。」

 

シクシクの胸の奥に、新たな ワクワク が生まれる。

 

この星を変えるための旅が始まる。
それは、まだ見ぬワクワクを見つける旅――。

 

―― 「宇宙の流れと共にあらんことを。」

 

カイチョウの声が、静かに消えていく。


シクシクは、ノワノワの方を振り返った。

「ノワノワ……ぼくは、ワクワクの種を集める旅に出るよ。」

 

ノワノワは、少し黙った後、ゆっくりと頷いた。

 

「……そうか。」

「お前が言ってたことが、本当なのかどうか……まだ、俺には分からない。」

「でも、確かに……このワクワクの種は、俺の中にあった。」

 

ノワノワは、そっと 自分のワクワクの種 を見つめる。

 

「……シクシク。」

 

「ん?」

 

ノワノワは、一度目を伏せて、考え込んだ。
そして、ふっと深く息をつくと、シクシクをまっすぐ見た。

 

「……俺も行く。」

 

シクシクは、驚いたように目を見開いた。

 

「えっ?」

 

ノワノワは、目を細めて前を見つめる。

 

「……まだ全部を信じたわけじゃない。でも、この種がここにあることは、もう否定できない。」

 

「だったら……お前の旅を見届けてやるよ。」

 

「お前が本当に、この星を変えられるのかどうか……自分の目で確かめたい。」

 

ノワノワは、手のひらでワクワクの種をそっと包み込んだ。

 

「お前が本当に、このワクワクってやつで何かを変えられるのか……」
「……自分の目で確かめたい。」

 

シクシクは、一瞬言葉を失った。
ノワノワは、ワクワクの存在をまだ完全に信じたわけじゃない。
それでも 「確かめたい」 と思う気持ちが、彼を突き動かしていた。

 

(ノワノワ……!)

 

シクシクの胸が、じんわりと熱くなる。

 

「……うん! 一緒に行こう、ノワノワ!」

 

ノワノワはシクシクとともに旅に出ることを決意する!
ワクワクの種を集める旅が、ついに動き出す――!


ゼンシーナが、シクシクの隣で軽やかに回る。

「よーし!ワクワクの旅、いよいよ本格スタートだね💖✨」

 

「うん!」

 

シクシクとノワノワは、ワクワクの種を手に、前を向いた。

 

「次のワクワクの種を見つけに行こう。」

 

その言葉を口にした瞬間――

 

遠くの空に、また一つ星が輝いた。

新たな旅の幕開け――!!


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