ノワノワの頬を、一筋の涙が伝う。

その涙が光に変わり、シクシクの手の中に 「ワクワクの種」 が生まれた。

 

「これは……?」

 

「きみの中にも、まだワクワクがあったんだよ。」

 

ノワノワは、静かにその光を見つめていた。

 

「……俺の、ワクワクの種……。」

 

彼はそっと手を握りしめる。
だが、その指先がわずかに震えていた。

 

「こんなもの……俺の中にあったはずが……!」

 

ノワノワの声には 動揺 が滲んでいた。
目の前にある光が 「本物かもしれない」 と思うほど、怖かった。

 

「これが……ワクワク?」
「本当に、これを選んでいいのか……?」

 

シクシクの胸の中に、ふわっと温かいものが広がる。
ノワノワもまた、ワクワクを選び取ることができた。その証が、いま目の前にある。


シクシクは、そっと手を握る。

その瞬間――

シクシクの体を包んでいた輝きが、ゆっくりと和らぎ始める。

 

「……!」

 

視界がぼやけ、全身の光が少しずつ収まっていく。

 

「シクシク……」

 

ゼンシーナの優しい声が響いた。✨

 

「今のきみは、長くこの姿ではいられないよ💫」

 

「え……?」

 

「シンシンになる力は、ワクワクを“選び抜いた”ときにだけ現れるもの✨」
「でもね――きみがワクワクを選び続ける限り、いつでもまた光になれるよ🎶」

 

シクシクの体が、ふわりと浮かぶような感覚に包まれる。

 

そして――

 

光が静かに収束し、シクシクの元の姿に戻っていく。

 

「……。」

 

シクシクは、自分の手を見下ろした。

 

ゼンシーナは、そっと微笑む。🌟

 

「ワクワクを信じ続ける限り、きみは何度でもシンシンになれるよ✨」

 

シクシクは、しばらくゼンシーナを見つめた。
さっきまで感じていた強いエネルギーが静まっていく。

それはまるで、大きな波のあとに訪れる 穏やかな余韻 のようだった。


ゼンシーナは、ふわりとシクシクの横に降り立ち、軽やかに回りながら笑った。

「はいっ!次はどこ行くの?💖」

 

「……え?」

 

「ワクワクの種も増えたし、これからが本番でしょ!?💫」

 

シクシクは驚いたように目を瞬かせた。

 

「……そうだね。」

 

ゼンシーナは、くるっと回って ぽんっ! とシクシクの肩を叩いた。

 

「この世界には、まだまだワクワクを知らない人たちがたくさんいるんだから✨」
「次はどこに行く~?」

 

シクシクの胸の奥が、じんわりと温かくなる。

 

「そっか……ぼくたちの旅は、まだ続くんだ。」

 

ゼンシーナは、キラッと目を輝かせた。

 

「当たり前でしょ!💖 きみのワクワクがどこまで広がるのか、楽しみだね✨」

 

シクシクは、ぎゅっと拳を握る。

 

シクシクは、手の中のワクワクの種を見つめる。

この種が増えれば、きっとこの世界は変わる。

 

「ワクワクは、選び続けるもの。」

シクシクの中には、もう迷いはなかった。

 

「……次は、どこへ行こう?」

 

そのとき――

シクシクの意識の奥から、静かな声が響いた。

 

―― 「シクシク。」

 

「……っ!」

 

シクシクは、ゆっくりと顔を上げる。

 

―― 「ワクワクの種を集めよ。」

 

シクシクのワクワクの旅が、ここから新たに始まる!

 


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