ステップ1:「わからないし、興味もない・・・」
ステップ2:「やらなければならないからやっているだけ・・・」
ステップ3:「これをきちんとやらないと、気がとがめる・・・」
ステップ4:「こうすることは大事だと思う、なぜなら・・・」
ステップ5:「こうすることは自分にとって本当に大事だ・・・」
ステップ6:「心からこうしたいと思うし、作業に没頭する・・・」
という心理的な段階を書きました。
ちょっとわかりにくかったので、
一つ事例を書いてみます。
学校の宿題。
ステップ1:「宿題って何?やるわけないじゃん・・・」
ステップ2:「宿題やらないと親から怒られるし、成績下がるからしょうがなく・・・」
ステップ3:「宿題やらないと、学生としては義務だから・・・」
ステップ4:「宿題はやらなきゃいけない。だって、・・・」
ステップ5:「宿題をすることは自分の将来にとっても本当に大事だ・・・」
ステップ6:「宿題が生きがい。いつも一瞬で終わったような気がする・・・」
こんな感じで、段階があります。
学生時代はどの段階でしたか?
自分は1-6どの状態のときもありました。
6はさすがに少なかったですが、楽しい宿題も少なからずあったのは事実ですね。
ステップ6の状態をフロー状態といいます。
よくスポーツ選手などが、極めて高い集中力を発揮できるようになったら時間がゆっくり流れているようになるといいますが、(物体の動きが止まって見えたみたいな)そんな状態です。
事例にすると一気にわかりやすくなりますね。
ここからもう少し、ステップごとの状態を分類してみたいと思います。
分類1
まずは、ステップ1とステップ2-6。
この違いは明確です。
宿題をやるか、やらないかという違いです。
心理学的な行動観察の言葉でいうなら、
無関心な行動と関心のある行動という分類になります。
ですから、「やるのやらないの?」と訪ねる際に(前に)
「あのね。やるにしてもいろいろな段階があるんだよ。」とぼやく子供のぼやきは正しいぼやきですね。
逆に親は、段階をあげてやるようにすれば、「勉強しなさい」なんて言葉はまったく使わなくてよくなることでしょう。
クラスでもいません(でした)か?
「うちの親が、勉強しろ、勉強しろってうるさくてさ~」
「えっ、うちの親は勉強しろなんて、言ったことないよ。」
こんな会話です。
基本的にわたしは勉強しろとはいわれなかったです。
でも、それなりに勉強はしていました。
分類2
次の分類は動機付けに関する分類です。
ステップ1、ステップ2-5、ステップ6という三種類に分類されます。
①勉強をする動機がない。
②言われたから、そういうことになっているから、勉強をする動機がある。
③自分から進んで、勉強をする動機がある。
②と③の違いは、自発的にやりたいと思っているか、いないのかということになります。
例えば、宿題を今日出します。と言われなくても宿題をやりたいと思うかどうか。
今日は宿題なしです。と言われたとき、「え~、困る」という人は内的要因があって宿題をやる人です。
心理学的な行動観察の言葉でいうなら、
非動機づけと外因的動機づけと内因的動機づけという分類になります。
つまり私でいうなら、
勉強を自発的にやりたくてやっていた時も、あるけれどやらない時もあったし、言われたからやっているときもあった。そんな感じです。
外的要因を少なくしていき、内的要因に火をつけるこれがヒントですね。
自然にやるようになっていく。
この状態を目指します。
分類3
ここでは、さきほどいったフロー状態いかに集中状態を作れるかという観点で分類していきます。
ステップ1、ステップ2-3、ステップ4-5、ステップ6の4段階です。
①勉強には関心がない状態(集中する対象にもなっていない状態です。)
②勉強をやりはしますが、不安が残ります。(他の人の意見を聞いて動いている意識が強いからです。)
③勉強をやって、リラックスしています。(義務感を果たしたということで満足感もあります。)
④勉強をやるということだけに集中していつの間にか片付いています。(フロー状態)
細かく見ていくと、各段階でステップをあげていくためのヒントが隠されています。
まず、1から2にするためには、勉強というものがあるんだよと認識すれば大きな前進といえるでしょう。上手なモチベーター(モチベーションを上げられる人)なら1からでも5か6ぐらいにもっていくことができます。
実際、塾のバイトでかれこれ8年ほど関わったりしましたが、必要なのはモチベーターが多いですね。(個人的には内容より6割から7割くらいのイメージでモチベーションだと思います。)勉強を教えながら、モチベーターの役割を果たすことが多いです。逆をいうと、勉強が教えられなくてもモチベーター役は誰でもできるということにもなります。
余談にそれましたが、まずはそれをやるべき対象と向き合わせるそれがスタートになります。
ステップ1の段階では、全然できてないからダメという考えは全くないです。エンジンをかけるって感じで、イグニッションキーをひねるだけっていう感じです。(うまくいった事例を観れるのは、映画「ビリギャル」ですね。)
ステップ2や3の段階では、依存度が他人に多くのしかかっています。決して悪いことではありませんが、やはり自立している方が優れています。そのためには、すぐに手を離してしまうのではなく、やっていることを褒めたりすることによって、自分にとってそれが大事だという次の段階の気づきを与えられるように仕向けるというのがステップ4-5への狙いです。
そして、ステップ4-5の人。この人たちの場合は、うまくいっている。これで十分だよ。勉強もやっているしという満足もありますから、次への成長が望めない感じが出てしまうのが残念なところではあります。その彼らに変わってもらうには、本当に好きになってもらったり、次のステージにいる人を見てもらったりするのが良いのかなと思います。そうするとそれが刺激となって、フロー状態を作り出せるようになるかもしれません。うまく乗ってきたときに、満足せずにいいねを出してあげるともっと伸びると思います。
分類4
ここの分類では、決定するというプロセスに注意を向けてみたいと思います。
すべてのステップが異なった方法によって決定付けられています。
ステップ1:非動機付け(いわゆる動機がない状態)
ステップ2:外的調整(自分ではない外の要因によって、意思決定をしています。)
ステップ3:取り入れ的調整(自分ではない外の要因が自分にどう影響するかを得たい欲、避けたい欲として少なからず勘案することによって、意思決定をしています。)
ステップ4:同一視的調整(自分ではない外の要因が自分にとってどう影響するかをよく得たい欲、避けたい欲としてよく考慮している状態)
ステップ5:内発的調整(自分ではない外の要因が自分にとってどう影響するかをよく得たい欲、避けたい欲としてよく理解している状態)
ステップ6:内因的動機づけ(得たい欲と避けたい欲が本人の中で当然とこと、結果に対する当たり前のことになり意思決定とダイレクトに結びついている状態)
というような分類になります。
ここまで
詳しくなると、かなり一つの一つのステップが明確化してくるのではないでしょうか?
そうなることで、ステップアップが図れるというものです。
少し長くなってしまいましたので、
ここまでにしますが、
また別の機会にもう少しステップを上げる方法を詳しく論じてみたいのと、上げることができるなら下げることもできるのですが、それはどういう方法か、どういうケースか、というとというのをお伝えしたいと思います。