ネットで色々みていたら面白いのがあったのでメモとして載せときます。
「マリンパの雑感」と言うBlogから
リリカカプセルやガバペン、パーキンソン病の治療に使えるかも?
Nature 468, 7324 (Dec 2010) では、ジヒドロピリジン系が持つ L 型チャネルの遮断作用が、黒質細胞の歩調取りに同チャネルが重要な働きをしているという点に着目して、治療薬への可能性を示唆しているのだがL 型チャネルがターゲットじゃなきゃ、いけないのだろうか?
Ca拮抗薬の神経保護作用。
ガバペンチンは、現在のところ、作用機序は明確にはされていない(とされている)。GABA の誘導体だけど、GABA受容体には結合しない。でも、脳内GABA濃度およびGABA合成率を増加させる。
GABAは抑制性神経伝達物質だ。
GABAアゴニストは顕著な抗アロデニア作用を持つ。
だから、ガバペンチンが上記の作用を通して鎮痛作用を示しているんじゃ?って事らしいんだけど、Caチャネルのα2δサブユニットに結合するから、Ca電流を抑制する可能性も示唆されている。
この辺、リリカに同じ。
でも、ガバペンチンは、サブユニットには結合しても、N型 Caチャネルを含む電位依存性 Caチャネルに作用しないとする報告があったり、P/Q型 Caチャネルに作用するとするとか、さらにはN型、L型およびP/Q型 Caチャネルに作用するとするとか、統一された見解には至っていない。
この辺、がばっと曖昧にして「 Ca拮抗薬です」ってリリカの“作用機序”としてメーカーは宣伝している。
余談だけど、プレガバリンはガバペンチン結合部位からガバペンチンを遊離させるらしいから、ちょっと、併用するのは、あんまり、ヨロシクなさそう!?
だけど、リリカ自体、抗てんかん作用はガバペンチンの10倍ってくらいだから、まぁ、「結果オーライ」だな。(アメリカじゃ、抗てんかん薬だし、リリカ)
痛みに関しては、N型 Caチャネル拮抗剤は、神経に特異的に存在するN型 Caチャネルに作用し、神経への Caの流入を阻害するって事になっている。
痛み信号を伝える求心性侵害受容性神経の前シナプス末端には高密度でN型 Caチャネルが存在し、痛み信号の中枢神経への伝達に関与している。それが根拠。
N型 Caチャネル拮抗剤は、このN型 Caチャネルを介した Caの神経への流入を阻害し、神経伝達物質の放出を抑制し、中枢神経への痛み信号の伝達を阻害するため、その鎮痛作用を発揮すると。
ってな、シナリオから、逆に、作用機序、すなわち、N型 Caチャネルに作用するんじゃン、ガバペンチンもリリカもなら、L型 Caチャネルも、おこぼれにあずかってるかも、しれねぇじゃん!?
だとしたら、リリカカプセルやガバペン、パーキンソン病の治療に使える?
Nature 468, 7324 (Dec 2010)
パーキンソン病は、脳の黒質緻密層におけるドーパミン作動性ニューロンの減少を特徴とする。
ミトコンドリアのストレスがニューロン減少を引き起こすと考えられているが、なぜこれらの細胞だけにストレスが生じてほかの細胞で生じないのかはわかっていなかった。
Guzmanたちは、酸化ストレスがこれらの細胞の正常のペースメーキングによって惹起され、細胞の脆弱性の原因となっていることを報告している。
早期発症型パーキンソン病に関連する遺伝子DJ-1をノックアウトすると、このストレスに対する保護作用が減弱する。
歩調取りにはL型カルシウムチャネルが関与しており、損傷を受けやすい黒質細胞にカルシウムチャネル遮断薬(CCB)のジヒドロピリジンを投与すると、ミトコンドリアの酸化ストレスが軽減する。
CCBは既に不整脈などの症状を治療するのに臨床で用いられており、パーキンソン病に対する新規の神経保護戦略となるかもしれない。
Letters to Nature p.696
なんか、前回に続いて、仕事モード丸出しの内容だね、これじゃ。一般の人は、おもしろくねぇワナ。
というわけで、このネタで、なんか、書けないなかぁ って考えてたんだけど、ないこともない。
薬の作用機序を“神の法律”が如く“盲信”している“若手”の同業や、患者さんに応対する時の「誤解されるんじゃないのか」っていう、なんとも、いやな感じ、、、次元の低い、、そう、幼稚園児に「ふん、何もしらないね」って思われるんじゃないのかという、恐れ、、、恐怖、、、、(笑)
が、それだ。
いろんな薬で「結局、飲んでみなくっちゃ、わかりませんよ」って説明に至ったることがあるが、その経緯、私の頭の中では、、、例えば、、、、
リリカの能書き、「α2δサブユニットヘ結合」っていったって、「N型 Caチャネルを含む電位依存性 Caチャネルに作用しない」とする報告があったりするくらいだから、作用機序、そのものも、かなりイイカゲンなのが、真実。
それでも、“作用機序”をハッキリとさせたい・・・・。
人間は、どうしてそうなるのか、多分、歴史にシナリオが必要なのと同根で、結果には明快な原因が欲しい。これがわからないと、気持ち悪い、わかれば、胸のつかえが取れる。不安の原因が取り除かれる。。。。。
そもそも、薬の作用機序なんて、100%解明できないのは、生命の仕組みが100%わかっていない事が、その本質的理由なのに。。。。わかっていることでしか、その説明が出来ないんだから、本質に迫れるかどうかもわからない。。。。。
一つの薬を飲むと、動く遺伝子は 1000 以上って言われてる。作用機序が、一つであるワケないジャン。
以上
【私の感想】
リリカの様な作用の薬ガバペンは、GABAにも作用してくれるのでグランダキシンに反応している私には面白い効果があるかもね。
あと、面白かったのは、薬というものは遺伝子に作用するって記述と飲んでみなくちゃ分からないってこと、ミトコンドリアの酸化ストレスがパーキンソン病に関係しているってこと。
ステロイドを調べた時に遺伝子に作用するってのを知って、なんて薬を飲んでいたんだって後悔していましたが、薬ってそんなものってことなんでしょう。
飲んでみなくちゃ分からないってのは実体験ですのでなんとも言えない。
でも、古い薬も新しい効果があったとして売り出したりしているんで製薬メーカーもよくわかんない部分があるんでしょうね。
ミトコンドリアの酸化ストレス原因は、抗酸化を頑張っている過敏症患者には興味をそそられる内容ですね。
過敏症に効果があった薬などは神経系のてんかん薬なんで、解毒狙いの治療もいいけど自律神経狙いの治療もいいんでしょう。
「過敏症なんて精神科へ行け!」って言う医師を利用して処方してもらうのもいいでしょうね。言われっぱなしじゃなくて、医師を使ってやるぐらいの気持ちでいないとね。いちいち反応してたら、ストレス&時間の無駄ですよ。
最後にCa電流って何でしょう?
電流っていうくらいだから、イオンの電子のやり取りとか関係あるんでしょうか?
この電気の乱れを感じるのが電磁波過敏症なんてことにならないでしょうか?