東海地方に住んでいる三男の顔を見に行ってきました(その1) | 隠居ジイサンのへろへろ日誌

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九州北部の街で、愛するカミさんとふたり、ひっそりと暮らしているジイさんの記録

先週土曜日から月曜日までの2泊3日、東海地方に住んでいる三男(32歳・独身・大学教員)の顔を見に行ってきました。

 

他人の旅行記なんて、興味ないでしょうから、私的な備忘録のみ記しておきます。

 

3月23日(土)

博多駅発8時ちょうどの新幹線で名古屋へ向かいます。指定席は8割ほど埋まっています。コロナが下火になって、旅行する人がグッと増えたのですね。

 

関門トンネルをくぐり、山口、広島、岡山、兵庫、大阪をすっ飛ばし、右手に東寺の五重塔が見えました。長男がいる京都も通過します。

 

三男も2年前までは京都に住んでいて、ここ10年以上、半年に1回くらい京都に遊びに行っていましたから、博多~京都間はそんなに遠距離には感じなくなっていたのですが、さすがに京都駅を通過するときには、「名古屋までまだ着かないの? 遠いなぁ」と感じますね。

京都を過ぎ、滋賀、岐阜を越えて、博多駅から名古屋駅まで3時間19分。指定席もほぼ満席が続きました。春休みの土曜日ということもあってか、旅行する人が多いですねぇ。インバウンドさんもよく見かけました。

 

三男との待ち合わせ場所へ移動します。駅の中も、人 人 人・・・なんとまあ、人の多いこと。待ち合わせ場所は1階コンコースにある「金時計」前です。待ち合わせの定番スポットなんだそうです。

「いま着いたよぉ~」と三男にLINEをしたら、すぐ目の前にいました(笑)。

三男は180cm超えで、人込みの中でも目立ちます。道案内にぴったりです。去年の8月、大学の用事で福岡に出張してきた時にわが家に寄りましたから半年ぶりです。ちょっと太っていました。

 

まずは腹ごしらえです。

せっかくですから「名古屋めし」をいただきましょう。

予約していた店へ移動します。

名古屋駅のまわりは、すっごいビルがドカン、ドカンと建っています。

これはなんじゃろ?

 

お昼はちょっと豪華に「ひつまぶし」です。駅から歩いて10分ほどの繁華街にあるお店を予約しています。

途中、カミさんが名鉄前の「ナナちゃん」を見たいというので、見ていきます。

ナナちゃんは、テレビでは見たことがあります。

へぇ~、でっかいなぁ。それに、とってもおしゃれぇ~。

 

霧のような雨がずっと降っています。季節外れのような寒い日でした。

地下街に潜ってお店へ向かいますが、ここの地下街は斜め方向へ伸びていて、方向音痴になりますね。きょろきょろしながら出口を探し、地上に上がってお店に到着。

「ひつまぶし う家」。

お昼どきでしたから、入店待ちの人が5,6人ほどいました。わたしたちは予約していましたから、すぐ入店できました。

 

10分ほど待って「ひつまぶし」がきました。

こんがりと焼けたうなぎがけっこうたくさん乗っていますね。いい香りです。

うれしいぃ~。

「ひつまぶし」は3回おいしい。

最初にうな丼として食べて、次に薬味(海苔・わさび・ネギ)を混ぜて食べ、最後におすましをかけてお茶漬け風にして食べます。

うなぎのかば焼きは、醤油味がやや強め・・・福岡では、甘めのかば焼きや「せいろ蒸し」の味に慣れているので、甘さがちょっと足りない感じはしますが、お醤油の塩辛さは地方によって違うのでしかたないですね。

おすましは、そのまま飲んでもあんまりおいしくありませんが、お茶漬け風にしてうなぎ飯にかけたら、ちょうどいい塩梅になります。漬物がもうすこしほしかったなぁ。お茶漬けシャブシャブ、漬物ポリポリしたかった。

大食いのわたしでも満足するくらいの量もあって、おいしゅうございました。

まあ、それなりの値段がしますからあたりまえか。

 

店の外に出たら、じっとりと雨が降っています。

わたしが初めて名古屋に来たのは、ほぼ半世紀前(笑)。会社の出張で来ました。2回目は、10年ほど前に車で東北に行った帰りに、名古屋城の近くのビジネスホテルに1晩泊まったことがあるだけ。観光は、半世紀前の出張のときに名古屋城を駆け足でまわっただけです。それもほとんど記憶の彼方です。

カミさんはまったくの初めてです。

 

でわでわ、名古屋城に行きましょう。

小雨で、めちゃくちゃ寒い。

 

 

 

桜祭りだそうです。屋台がずらりと並んでいますが、みんな足早に通り過ぎ、商売アガッタリですわ。岐阜県某市の「観光大使ミス〇〇」さんがいました。可愛かったです。

 

枝垂桜がちらほら咲いていました。

 

さすがに徳川さんのお城です。でっかいなぁ。

天守閣はもうすぐ建て替えるのだそうで、登れませんでした。

 

インバウンド(外国人観光客)さんもちらほらいました。

インバウンドさんといえば、名古屋市内で乗ったタクシーの運転手さんが言ってましたが「東京、大阪、京都はインバウンドさんがたくさん観光に来るという話なんですが、名古屋にはあまりお泊りにならないんですよね。東京に到着して、東京観光して、新幹線で名古屋に来て名古屋城を見て、それから、すぐに新幹線で京都か大阪に行き泊まるんですよ」とか。

 

 

 

有名な金の鯱(しゃちほこ)。

 

数年前に再建された本丸御殿(藩主の住居とマツリゴトを行うところ)。入館待ち30分だとかで、入りませんでした。

 

 

 

城内を1時間ほどウロチョロしました。

三男のマンションへ移動するため、ふたたび名古屋駅へ。

駅のまわりには高いビルが数本建っていて、どこかのビルの展望フロアへ昇りたいと思い、駅ビルの60階? くらいまでエレベーターに乗って行ったのですが、レストランしかなく、しかも入店待ちの大行列。あきらめて13階? くらいまで降りて外を見ました(笑)。(駅ビルには展望専用のフロアはなく、翌々日の帰りの日に別のビルの展望フロアに行きました・後述)。

名古屋駅の前の道です。

JR・近鉄・名鉄・地下鉄など、たくさんの列車の発着駅ですから、地下街も広くて、びっくりするほど混雑していました。

 

名古屋観光の1日目は終わりです。

三男の住む町まで行き、駅前のホテル着。三男のマンションは1LDKで、スペース的にはジジババふたりでも泊まれないこともありませんが、ふとんがありません。

ホテル到着後、三男のマンションへ行き、バカ話をして、近所の寿司屋で晩ごはんです。三男に予約してもらっていたのは、なんと、カウンターだけの高級すし店。目の前に職人さんがいて握った寿司を出してくれる店。

ワオ~! テレビでは見たことあるけど、回らない寿司屋のカウンターにすわったのは生まれて初めてでした(苦笑)。

三男いわく、他の大学の先生や研究者などが来たときに接待しなけりゃならないそうで、今回は、チチハハの接待のついでに、接待に適当なお店を探すつもりで店を予約したのだそうですが、「カウンターだけじゃ、話がしにくいなぁ」と反省しておりました。それにしても、年金暮らしのジジババにはちょっと高級すぎるばい。

三男いわく「おとうさん、お酒は飲んでもいいけど、大きい声でバカ話するのはやめとってね」と注意されていましたが、すし食べて、お酒飲んだらやっぱり大きな声で、バカ話をしていたようですし、カミさんも、かわいい息子の顔を見ながら、おいしい寿司を食べて、おいしいお酒を飲んで、うれしすぎてギャハハハとはしゃいでいましたら、三男から「声を抑えて、抑えて!」と注意されました。それくらいの高級すし店でした(笑)。

それなりにおいしかったけど、びっくりするほどじゃなかった、というのが正直な感想。

支払いを済ませて店を出てきたカミさんに「なんぼやった?」(←貧乏人の口癖)と聞いて、いっぺんに酔いが醒めた夜でした(苦笑)。

 

つづく。