きのう、おじいちゃんちのびっくり箱の工作をしたあと、七山温泉(佐賀県唐津市七山)の「ななのゆ」へ。
ことし初めての温泉でした。
ひと山超えて、わが家から車で1時間くらいかかる山間の日帰り温泉です。
冬休みが終わり子どもも若い人もいませんから、館内はお年寄りばかり(わたしも含めて)。
ひろい浴場は爺さんばかり。まあまあの入浴客でした。
湯の表面にメタケイ酸の白い粉のようなものが浮かんでいます。肌がヌルヌルする気持ちいい泉質です。ちょうどいい温度で、ゆっくり浸かっていました。
温泉から出たあとは、マッサージ機にかかります。15分で300円。最近の、わたくし的プチ贅沢。
ああ、気持ちいいなぁ。日本のマッサージ機は、王侯貴族の気分になれるなぁ。
広~い温泉と王侯貴族のマッサージで、日ごろの疲れを癒しました~・・・なんて書くところでしょうが、ヒマな隠居ジジイは、日ごろ疲れるようなことはしてません(苦笑)。
話は変わって。
みなさん、温泉施設や銭湯の湯船に入る前、ちゃんと洗ってますか?
ちゃんと洗ってる人を男湯で見たことはありません。
湯船に入る前に洗うって、それ、どこ?
湯船に入る前にちゃんと洗わんといかんのは、体の中でいちばん汚い場所です。
それは・・・尻の穴と足の裏。
そのまんま湯船に入ったらキチャナイ!
男湯で、入室してきた人がかけ湯をしているところを見ると、桶に湯をくんで、肩と腰あたりに2、3杯くらいざぶざぶとかけて湯船に入る人がほとんどです。
あれあれ? かけ湯をしないで入る人もいますねぇ。ましてや、尻の穴と足の裏をていねいに洗ってる人なんて、これまで見たことがありません。カランに直接行って、体を洗っている人はいますが。
わたしは、ちゃんと洗いますよ。
・・・これは、むかし、人から叱られたことがあるからです。
若いころ温泉巡りを趣味にしていて、九州北部の日帰り温泉を巡り、ずいぶんと楽しませてもらいました。記録を見たら、九州北部だけで280湯入っています。
ある時、日本一のおんせん県・大分の別府温泉で町湯(地元の共同温泉)に入ったときのこと。
昔ながらの小さな町湯には、かけ湯をするような設備はありませんから、湯船から直接、お湯を汲んで、肩と腰あたりにお湯をかけて入ろうとしたら、入っていたおじさんから「こら、尻の穴と足の裏をきれいに洗わんか!」ときつく言われたんです。
ビクッとしたと同時に、ハッと気づきました。
考えてみれば、そんなのあたり前ですよね。
さすがに、別府の人は共同浴場のマナーを知っています。子どものころからそうやって躾をされたんでしょうね。
それ以来、湯船に入る前は・・・安心してください。洗ってますよ。
それ以来、安心してください、湯船の中で顔は洗いませんよ(笑)。