〜第32話~断ったワケは… | 「どうせ私なんて」「どうせ私のせい」が 「わたしに生まれてよかった」にshiftした話♡開宝サポーター日楽ようこ~滋賀~

「どうせ私なんて」「どうせ私のせい」が 「わたしに生まれてよかった」にshiftした話♡開宝サポーター日楽ようこ~滋賀~

''わたしは親から要らない子''を抱えたまま結婚し2児の母に。ワーママでしたが2014年1月小4の長男の不登校が始まりました。
ほぼ"わたしに生まれてきてよかった"と思えるようになった現在や苦しかった過去の話を書いています。〜滋賀県彦根市在住〜

 

 

​愛されないと信じてる 
あなたの心を解き放つ
開宝サポーター 日楽ようこ
♡•••••••••••••••••••••••••••••••♡
わたしの長年の大前提
わたしは要らない子
にまつわる過去の物語

 

 

目次

【目次】プロローグ〜第10話 

はコチラをクリック

 

前の話

第31話 はコチラをクリック



 

ドラマティックな公開プロポーズ

の翌日お断りしたわたし…



えー?
なんで???
を書きます




その頃は
彼と付き合い始めて4年目に入っていた


なので
結婚するなら彼とだなーとは思っていた


ではなぜ
一度受けたプロポーズを断ったのか


それは
親になる自信がなかったから


わたしも
お母さんみたいに
なってしまうのではないか?


両親のように
不仲な夫婦になってしまうのではないか?


という
不安と恐怖に包まれていた












実はサプライズお誕生日会の途中からは
もしかしたらプロポーズとかあるのかも…
とはうすうす思っていた


そしてどう答えるか迷っていた


すると
ほんとに
迷ったまま
その時が来た



彼が考え
友人達のチカラを借りて計画した
ドラマティックなプロポーズ


嬉しくなかったわけではない
むしろ嬉しかったのだ



この顔ですからね…





だから
迷いながらも受けた 



受けたのだが
同時に大きな不安がわたしを襲った










わたしは幼稚園の先生に
なりたかったこともあったし

小学生高学年の時に
隣に引っ越してきた3兄弟
わたしの
8つ年下の長男くん
9つ年下の長女ちゃん
さらに当時赤ちゃんだった次女ちゃん
たちと本当によく遊んでおり

その子たちのお母さんに
とても助かると喜ばれていたくらい
子どもは好きな方だった



またいつかお母さんになるものだ
とも思ってはいた




けれど
実際にその
いつか
が実現する日が近づくと
とても怖くて
全く自信がなかったのだ









さらに
わたしはまだ
彼に自分の両親のことを
特に母のことを
伝えていなかった










わたしがプロポーズを
お断りした後


彼がわたしのひとり暮らしの部屋を訪れ
話し合った


わたしは始めて他人に
自分の両親のこと
家のことを話した



彼は
「陽子とお母さんは親子やけど同じではない
 陽子は陽子やろ」


と言ってくれた


彼は彼の想いを
たくさんわたしに伝えた後

「しばらく会わない期間を作ろう
 2ヶ月よく考えてみて
 そして2ヶ月後に返事をちょうだい」



と言った









わたしはこのことを一人で抱えていた
誰にも相談できなかった


でもふと少しだけだが
当時の上司にMさんに話したのだ


プロポーズされたんだけど
親になる自信がなくて保留中だと


実は上司MさんはS君のことを知っていた
会社は違うのだが
当時のわたしの職場では
ブラジル人労働者の方々と
一緒に仕事をしており
休日に家族ぐるみの
ブラジルBBQをよくしていたので
S君も連れて行っていたからだ



Mさんは
「オレも自信があって結婚したわけじゃないで」
と言った


Mさんはお子さんが2人おられるが
ご自身が24歳くらい
奥さんが19歳の頃に授かり婚をされている


授かり婚なのだから覚悟を決めるしか
なかったのだろうけど


Mさんのひと言から


自信がないまま進んでもいいのか…


という考えが
わたしの中に入ってきた




自信がないまま進んでもいいのなら
怖いまんまで進んでもいいのなら
わたしはどうしたい?



と自問自答した覚えはないが



わたしは幸せになりたい
S君と幸せになりたい


という気持ちに気づくことができた







2ヶ月後
彼への返事を伝える日
わたしは自分の気持ちを伝え
わたしたちは結婚することにした









長男のS君と
ひとり娘のわたし



わたしはS君のご両親との同居を選んだ

わたしは自分の親を捨てた
ようなものだと思っていた


実際に縁を切ったわけではないのだが



親を捨ててでも
わたしはわたしの幸せを掴む
と決めたのだった