~第27話~社内恋愛 | 「どうせ私なんて」「どうせ私のせい」が 「わたしに生まれてよかった」にshiftした話♡開宝サポーター日楽ようこ~滋賀~

「どうせ私なんて」「どうせ私のせい」が 「わたしに生まれてよかった」にshiftした話♡開宝サポーター日楽ようこ~滋賀~

''わたしは親から要らない子''を抱えたまま結婚し2児の母に。ワーママでしたが2014年1月小4の長男の不登校が始まりました。
ほぼ"わたしに生まれてきてよかった"と思えるようになった現在や苦しかった過去の話を書いています。〜滋賀県彦根市在住〜

 

 

​愛されないと信じてる 
あなたの心を解き放つ
開宝サポーター 日楽ようこ
♡•••••••••••••••••••••••••••••••♡
わたしの長年の大前提
わたしは要らない子
にまつわる過去の物語

 

 

目次

【目次】プロローグ〜第10話 

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前の話

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勤務先の会社では

社内恋愛をしている人もおられた

 

その後結婚されても

お2人共に仕事を続ける方々が多かった


女性が仕事を続けやすい制度はあったし

結婚、出産で退職するなんて

もったいない

と多くの人が思うような会社だった



社内恋愛をされてる方々は

わりと堂々としておられる場合も

こっそり内緒でという場合もあった


 

2人が別の職場でも

同じ日に有給取得されているのが

なぜかわかる場合があり(笑)

「デートやな!どこ行ってはるんやろな?」

と誰かが言い出すこともあった

 



 


わたしも一度だけ

社内恋愛をしたことがある




同期の職場の先輩で5つ年上

19歳の私から見たら

24歳の彼はとても大人に見えた


 

スラリとした体形背が高く

細身のジーンズが似合っていた


自分の世界を持ってるというか

賢いのだけど

天然なところがある人だった

 


 

そういえば高校のバイト先で

好きになった大学生のお兄さんも


最初に付き合った同級生も

そしてこの彼も

スラリとした体形&色白だった


なのに旦那さんは色黒で

背はさほど高くないという不思議(笑)

 

 


彼には学生時代から

付き合っている彼女がいた



ある日

別れしたらしいという情報をゲットしたため

これはチャンスだと

電話をして会う機会を作って

告白したらオッケーをもらえた

 

 


社内恋愛をしている人は

彼氏が交代勤務者の場合

彼氏の勤務を会社の就業カレンダーに

書き込んで持っていたりする



昼勤、夕勤、夜勤の3交替の場合が多く

それが週単位の職場が多かったので

週ごとにカレンダーに書き込むのだ

わたしはそれをされてる先輩を見て

密かにあこがれていた(笑)



 

もうひとつのあこがれは

一緒に出退勤すること


これは彼がシャイだったためというか

わたしも恥ずかしかったので

したことはなかった

もしも結婚していたらしていたかもしれない



 

恥ずかしいので

デートは近場ではあまりせずに

滋賀の南部にあたる京都寄りでしていた


彼は前の同級生彼氏とは違って(笑)

車も出してくれたし

食事もごちそうしてくれたし

誕生日プレゼントもくれた



20歳の誕生日だったので

奮発してくれたようで

ハートのモチーフに

誕生石の小さなルビーがついている

ゴールドのネックレスだった

 

実はこのネックレスを

まだ持っている(笑)


ほんとはもう売ろうと思っているのだが

売り時がわからないのだ(笑)

金の価値って今後もっと上がるんだよね?

と思ったりしてww ←欲張り

きっと金メッキだと思うんだけどねww





こんな風に

ちゃんと大人な彼だった

 

 


9月頃だっただろうか

デートの後

わたしが車を止めている駐車場まで

送ってくれた時だったと思う



彼は

「ごめん別れてほしい」

と言った

 

突然のことでわたしはわけがわからない

「なんで?」と聞いたら

「浮気をしたから別れてほしい」

と言われたと思う


 

彼は大人じゃなかった(泣)


 

相手はわたしも知っている人だった

彼よりいくつか年上の

とある女性と浮気をしたから別れてほしい

 

 

わたしの答えは

「嫌だ!別れない」

だった

 

 

彼と彼女はもう関係はないとのことだったし

彼女は別の男性が気になると

話していたらしいと

小耳に挟んだことがあったからだ


 

「許すから別れない」

わたしの中に別れる

なんて選択肢はなかった

 

 




当時わたしの職場には

年齢の近い派遣社員さんたちが何人か居た

3~5つくらい年上のお姉さんたちと

一緒に遊びいろんなことを教えてもらった



当時流行っていたスノボデビューを

させてもらったのもお姉さんたち


寮でタコパや鍋パーティーをしたり


唐揚げやぶり大根などの手料理も

食べさせてくれたし


毎週のようにレディースディに

映画を観に行ったのもお姉さんたち


京都出身のお姉さんの

帰省時についていき

実家に泊まらせてもらったこともあったし


後から入社してきた年下の派遣の子が

島根へ帰る時にも

車で送っていくという理由で

実家に泊まらせてもらって

旅行を一緒にしたのも 

お姉さんたちのアイディアだった

 

 

なのでもちろん彼のことも話した

親身に聞いてくれ

わたしにどうしたいのかを

聞いてくれたお姉さんたち

 


その中の一人は

「わたしなら浮気をした彼氏なんて

 こっちから願いさげだよ

 ようこちゃんもっと

 自分を大事にした方がいいよ」

と言ってくれたが

彼女の声はわたしには届かなかった


 

「追いかけるより引いた方が

 相手からこっちに来るよ」

と言ってくれた人もいたが

そんな高等テクニックは

怖すぎて使えなかった(笑)

 



とはいえ

今でも覚えているので

印象には残っている言葉ではある

 

 


相手の彼女と直接話をしてみるか?

と聞かれ

話をしてみたいと言った

記憶はないのだが(笑)

したいと言ったのだろう


 

彼女たちの一人が

相手の女性と以前に同じ職場だったので

連絡先を知っていた



その人が彼女を呼び出してくれ

直接会って話を聞くことになった

いわゆる修羅場である

 

 

彼女に

「なんで彼と関係を持ったのか」

というようなことを聞くと

 


「かっこいいなと思ったから

最初は彼女がいないのかなと思っていて

いるとわかったが誘ったらオッケーだった」

というようなことを言ったと思う

 


わたしは彼女の頬をバシッとしばいた

りはしなかったが

泣き虫なくせに泣かなかったと思う

 




彼女は

「でも今は別の人を好きだし

 彼のことはもう好きじゃないし

 もうそんなことはしない」

と言った

謝ってもらったのかどうかは覚えていない


 

彼女と話すことになったとはいえ

人生で初めて浮気され

人生で初めて浮気相手との直接対決をした

ハタチのわたしは

なにをどうしてたらいいのか 

よくわからないままに修羅場を終えた

   



 

その後

彼とは順調にいっていたと思うのだが

彼からまた新たな告白をされる

 

「実は前の彼女が

 頻繁に連絡をとってくるんや…」


 

元カノは彼にまだ未練があるらしく

別れに納得いかず

付きまとい行為的な事をしていた



 

そして第二の修羅場

彼、元カノ、わたしでの話し合い


今思えば当事者だけの話し合いなんて  

うまく話がいくわけがない…


 

殴り合いにはならなかったけど

元カノが理解してくれることはなった


  

 


それからしばらくして

彼から別れ話をされた


 

わたしとも元カノとも距離を置いて

自分の本当の気持ちを

考えたいという理由だった


 

それでもわたしは嫌だ別れたくないと言い

当時はガラケーを持っていたので

メールや電話をしたりしていたと思う



彼は実家暮らしだったが

ひとり暮らしを始めた

けれど引っ越し先は教えてくれなかった  

 

それでも連絡はとっていて 

話したりはしていたわたしたち


 

そのうちなぜか彼は引っ越し先を探す 

ヒントをくれるようになり

わたしはヒントを頼りに

引っ越し先を突き止めた


 

とは言っても土地勘がない地域だったため

答えをもらわないと

たどり着けなかったと思われる(笑)

 



そしてわたしは

都合のいい女のようになった

 

  





だけど彼は

それからしばらく経ってから

わたしに手紙をくれた

 


そこには

「ぼくは元カノのことも

 ようこのことも好きではありません」

というようなことが書かれた

別れの手紙だった

 


元カノとの関係が

本当に切れていたのかはわからないが

どちらのことも好きではない

別れよう

という彼のけじめの手紙であった


 

この手紙をもらって

やっとわたしは彼との別れを承諾した

 

 



彼とのことを

過去のこととして

見られるようになってから思うのは



彼はおそらく

人生で一番のモテ期

だったのだろうなということ(笑)



 

年上、同じ年、年下と

ほぼ同時期に想いを寄せられるとか

わたしがオトコやったら 

うらやましいわと思う(笑)

 

 



当時のわたしは

自分がフラれる=捨てられる

ということが恐怖過ぎて

認めたくなかった



 

わたしが彼女なのだから

わたしが頑張れば

わたしが尽くせば

彼はわたしを選んでくれると思っていた



捨てられないことが最優先なので

彼に対してひどく怒ったことはない

と思う



前の彼氏には

誕生日プレゼントもらえなくて

ブチ切れたのに

浮気されてブチ切れないなんて…





彼に怒るより

わたしから見たら年上の

オバサンたちを敵視し(笑)

クソババーに負けるかと

運転中に叫んでいたなー


そうやって

歯を食いしばっていた




けれど

彼女たちに直接攻撃することも

ほぼしなかった



わたしには

クソババーにはもうない

ハタチという若さの武器

これがあったから頑張れたのだと思う




そして

いつしか

彼女たちに勝つために

彼と別れないわたしになっていた







大人ではなかった彼だが

こんなエピソードがある


 

わたしが何かの拍子に

「なん何のために

 生まれてきたのかわからない」


と彼に言ったことがあった

そんな暗い話をしてたんやなわたし…


 

すると彼は

「幸せになるために決まってるやん」

と即答したのだ

 

本当に即答だったのを覚えている


 

自分の答えを持っており

即座にそして堂々と言える彼に驚き

わたしもそんな人になりたいな

と思ったのを覚えている

 

 

 


彼にフラれた直後は

もうオトコなんて信じられないーと

荒れていたわたしだが




時が経つと

彼がわたしをちゃんと振ってくれた

ことに感謝していた





そして

オトコなんて信じられなねーよームキーえーん

と荒れていたことが


次の恋につながるのだから

人生って面白いのであーる

 


そのお話はまた今度




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