目次
前の話
同期入社のうち
わたしを含む高卒女子5人は
同じ部や課に配属された子もいたが
係も同じという子はいなかったが
よく5人で行動を共にした
わたしたちは
毎朝早めに出勤し
社員食堂に集まって話してから
それぞれの職場に移動していたし
ノー残業デーは
毎週のようにご飯を食べに行っていたし
夏祭りやXmasパーティーなどの
会社のイベントでも一緒に行動した
よく 5人で一緒にいることで
多くの方々に
あ〜いつも集まってる子らやね
という印象を与えてたようで
他部門から異動してこられた初対面の方に
知ってるよ〜と言われたことがある
2002年入社6年目の春らしいから23歳かな
入社式のスーツを着て毎年桜の下で写真を撮ろう企画
何年目までしてたかな
わたしと同じ係に配属された
高卒同期は男子2名だった
製造工場なので男子は基本
交替勤務なのだが
K君は早生まれだったので
入社当初はまだ教習所に通っており
しばらくは昼勤務のまま
電車とバスで通勤していた
実は高卒女子5人のう
わたしを含む4人も
当初は電車とバスで通勤していた
免許は全員持っていたし
車も持っていたと思う
でも駐車場が会社の土地ではないため
自分で大家さんのところに行って
借りる手続きをするスタイルだった事と
自家用車での通勤手続きへの変更が
なんとなく面倒くさくて
しばらくそのままだった
みんなで行くのが学生の時みたいで
楽しかったし安心したというのもある
田舎だから電車もバスも本数は少ないのに
試用期間中の3ヶ月は残業もないので
あまり不便に思ってなかった
その間にK君と高卒女子組は仲良くなり
K君が免許をとり
交替勤務になるまでの間は
ハーレム状態で私たちと一緒に居た(笑)
このことがわたしの将来に
大きく関わるとは
この時は思ってもみなかった
その後もプライベートでよく遊んだ
飲み会
コンパ
カラオケ
ボーリング
ショッピング
BBQ
鍋パーティ
長島スパーランド
スノボ
体育館を借りてバスケ、卓球
県内のいろんなスポットめぐり
甲子園へタイガース応援ツアー
▶︎新庄、亀山、巨人は松井がいた時代
琵琶湖でジェットスキー
とある場所から琵琶湖へ飛びこむ
(というより落ちてる感じ)
▶︎※ライフジャケットつけてました
キャンプ
横浜旅行
ディズニーランド
ドリカムワンダーランド
京都旅行
▶︎泊まろうと思ったけどどう考えても
帰ってきた方が安いと2日連続京都へ行った(笑)
などなど
同期女子だけのもの
同期女子の職場の方々とのもの
K君やそのつながりのメンバーとのもの
わたしとK君の職場に入ってきた
後輩とのものがあるが
とにかくいろいろ遊んだ
あれは入社した年の9月
彦根市のK君の家に
女子5人で遊びに行っていた時
K君が近所に住む
幼馴染のS君に会い行こうと言った
ぞろぞろ歩いてS君の家に着くと
K君は2階のS君の部屋の窓に
小石を投げ始めた(笑)
何個かの小石を投げた後
音に気づいたS君が勢いよく窓を開けて
「誰やっ!!」と言って顔を出し
「Kちゃん・・・」と言ったが
K君が知らない女子に囲まれて
こっちを見上げていることに
驚いた顔をしていた
S君はわたしたちの勤める会社から
少し離れた会社で働いていた
K君は自分がハーレム状態で
過ごしていることを自慢したかったのか
すでに伝えていて
その状態を見せに行ったのかわからないが
その時はそのままK君の家に戻った
でもなぜか写真が残っていたと思う
当時はまだフィルムカメラだったので
どこかにその写真もあるかもしれないが
探せてはいない・・・
ちなみにわたしたち女子は
K君にゾッコンだったわけではない(笑)
気軽に遊べる同期の仲間であり
ハーレムに見えるけど
ハーレムではないのであった
このS君ともそのうち遊ぶようになり
S君が友達を連れてきたりもした
特に体育館を借りてバスケをして
遊ぶのは人数が必要だから
来れる人には来てもらってゲームをしていた
K君は煙草を吸わないし
ギャンブルもしないが
S君は煙草もギャンブルもする人だった
けれど
数字遊びが好きな珠算の段持ちであり
「趣味は保険」なんて言っていた
そしてお口が悪かったため
よく怒っているようにも感じられ
話してはいたが怖い印象だったし
なんとなく
『この人わたしのこと嫌いなんやな』
と思っていた
都合が合う日は会社帰りに
みんなでご飯を食べに行った
わたしたちは私服で通勤していたが
S君はスーツ着用だったため
スーツ姿にセカンドバックを持ち
怒り口調で話すS君を見て
当時よくお父さんがレンタルしたのを
一緒に観ていた
『ミナミの帝王』みたいだなと思った
※スーツやネクタイは一般的なデザイン
一方でS君は
当時若くて角があり
イライラしがちのわたしの様子を見て
『アイツは年中○理中かっ!!』
と言っていたらしい
※ちなみにS君には歳の近いお姉さんが2人おられる
このように
お互いに印象の良くなかった
2人の話はまた次回
同期とのつながりは
わたしが退職した現在も続いており
なかなか会えてはいないが
同期グループラインで話したりしている
会社生活の大きな支えであった同期たち
大切な存在には変わりないのだが
わたしは本当には心を開いてはいなかった
同期だけではない
わたしは誰にも話せない秘密
を抱えたまま長年生きていた
それはこのシリーズの
最初の方の話の内容なのだが
普通じゃないから
普通になりたかったわたしは
普通じゃない家族の話
は自分からしなかったし
家族の話は聞かないでオーラ
を出していたと思う
そんなわたしが
本当に心を開ける仲間たち
に会えるのは
もっともっと後の事になる