~第21話~わたしでも役に立つんだ | 「どうせ私なんて」「どうせ私のせい」が 「わたしに生まれてよかった」にshiftした話♡開宝サポーター日楽ようこ~滋賀~

「どうせ私なんて」「どうせ私のせい」が 「わたしに生まれてよかった」にshiftした話♡開宝サポーター日楽ようこ~滋賀~

''わたしは親から要らない子''を抱えたまま結婚し2児の母に。ワーママでしたが2014年1月小4の長男の不登校が始まりました。
ほぼ"わたしに生まれてきてよかった"と思えるようになった現在や苦しかった過去の話を書いています。〜滋賀県彦根市在住〜

 

 

​愛されないと信じてる 
あなたの心を解き放つ
開宝サポーター 日楽ようこ
♡•••••••••••••••••••••••••••••••♡
わたしの長年の大前提
わたしは要らない子
にまつわる過去の物語

 

 

目次

【目次】プロローグ〜第10話 

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高1の二学期からアルバイトを始めた

地元の大型スーパーの

テナントにあるパーラー&和食店

 


パーラーって何?

というと本当の定義は知らないが

そのお店は喫茶店のような感じであった


 

夏休みからそのお店で

友達が2人働き始めたので

紹介してもらった

 


しかしわたしは

そのお店を以前から知っていた

幼少期から母と何回か訪れていたからだ

 


知っているお店

ということで安心感があった

 

 

最初わたしはパーラーの担当となった

キッチンが真ん中にあり

店舗が両サイドに別々にある

レイアウトになっていた


 

いわゆるウエイトレスの仕事だけでなく

調理場で洗い物をしたり

ソフトクリームやドリンク

簡単なパフェなども作っていた

 


初日にスプーンやフォークを

紙ナプキンで包む作業を教えてもらい

それをしていた時

なんだかとても楽しかったことを覚えている


 

全て包み終わった時

達成感と共に

「わたしでも役に立つんだ」

とうれしく感じた

 





 

わたしは要らない子

普通じゃない

役に立たない

捨てられる


これらがわたしの

セルフイメージだったのだが


 

役に立てた実感を

感じられてうれしかったのだろう

 



 


私服にエプロンだったのでこんなに可愛くはない





そのうち和食の方も担当するようになった



その大型スーパーが

新築移転することが決まった



高2の冬休み頃には

新店舗建築の工事関係者の人たちが

和食店の方に

お昼ご飯を食べに来るようになり

お昼時はえらい混雑となった

 


バイトはわたしの友達2人と

後からもう1人友達が入ってきたが

最初の1人が辞め

後の1人も辞めたため

人手不足だった

 


そこで店舗経営者の知人の息子さんが

短期間バイトに来ることになった









その彼は大学生

背が高くすらっとしておりイケメンだった


 

となればフォーリンラブだよね~ラブ

しかし彼はいつのまにやら

わたしの友達と付き合っているようだった


今思えばあの子

モーションかけてたな猫ラブラブ

 

 



月日は流れ

彼は旧店舗が閉店になる前には

バイトを辞めることになった


彼の最終出勤日に彼女はおらず

どうやら別れたような噂もあった

 

 


わたしは勇気を出して

自分の想いを彼に伝えた


直接言う事はできなかったので

小さな紙に想いを書き

彼が着てきて脱いであった

Gジャンのポケットに入れておいた

 






 

その数か月後

学校の帰りに新店舗に寄った時

たまたま彼に出会った



わーいラブ

ラッキーニヤリ

少し話していたら彼が言った


「そういえばなんか紙入れてくれてたよね

 ごめんな!俺なかなか気づかなくて

 お母さんが洗濯するときに気づいたんよね

 …ありがとうね」





 

めっちゃはずっキョロキョロ

わたしもだし

彼にも恥ずかしい思いをさせてしまった…


 

結果フラれたわけだけど

彼なりにわたしの想いを

受け取ってくれ

「ありがとうね」

と伝えてくれたことは



さすが年上というか

わかってるというか

慣れてるというか(笑)



いい思い出として残っている

 

 






その2年後くらいに

彼を見かけたことがあった


当時の彼氏と

大津PARCOでデートしていた時



エスカレーターで

わたし達の前に立つ

カップルの男性が彼だった



綺麗な彼女を連れて

垢抜けて

より素敵になっていた彼を見て

住む世界が違うような感じがした



次の話

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