目次
前の話
わたしが入学した高校は
公立の商業高校なのだが実質女子高だった
男子の入学希望者がおらず
生徒は全員女子だった
そんな女の園に
「オレ行きたいな～」
と言っていたやんちゃな男子も居たが
その状態だとある程度まとまった
人数の男子が集まらないと
入学許可ができないと
高校の先生から後日聞いた
当時バブルは弾けていたが
なんと制服が山本寛斎さんの
デザインのものだった
おそらくまだ景気のいい時期に
契約したのだろう
今となってはよく見かけるパターンの
ブレザー、ブラウス、リボン、
チェックのボックススカート
のパターンなのだが当時はまだ珍しかった
しかもジャケットはノーカラー
ブラウスがセーラーカラーになっていた
リボンは２色あり
ベストも２種類だったかな
夏用のポロシャツもあった
そして極め付きは制服の色
なんとブラウン
なのでかなり目立った
まっ制服はわたし一人だけが
着ているわけではないし
可愛い制服ではあったから
気にはしてなかった
ただＤＣブランドという事で値段がお高い
フルセット30万円くらいだろうか・・・
父が頑張って支払ってくれた
夏服はこんな感じ
通学電車も運賃が日本一高いと
有名な近江鉄道
30分弱の乗車距離でたしか
片道680円くらいしたと思う
当時バイトスタート時の時給が
620円くらいだったと思うから
なかなかの高さだな
公立高校だったので
私立高校に行くよりは
トータル金額は抑えられたとは思うが
まぁまぁお金を使ってもらった
貧乏なのに(笑)
体育祭
高校では本当は『放送部』に入りたかった
それは中学生で『ラジオＤＪ』や
『声優』などの声のお仕事に
興味があったからだ
けれど『放送部』はなかったし
自分で立ち上げるなんてことは
想像もしなかった
今思えば『軽音楽部』『演劇部』も
あったのだけど
あまり活発に活動されてない印象だった
『弓道部』にもあこがれたが
弓や袴を買うのが高そうだなと
親に遠慮して入らなかった
そんなわたしが選んだのは『ワープロ部』
『ワープロ』って時代を感じるひびき
ちなみにそれより古い
『英文タイプ部』もまだあった
入部理由は
・文化部がよかった
・ワープロを使えるようになりたかった
・競技会の県代表で
全国大会に出場出来たら
ディズニーランドに行ける
ワープロには競技会があった
学校ごとに代表者人数が決まっており
その代表が同じ会場に集まり
同じ文章を10分間で何文字入力できるか
ミスした分はマイナスされて
採点される競技会
ワープロ検定も
級ごとにこの文章入力があるのだが
それの文字数がもっと文字数が
多い問題が用意されている
全国レベルは10分間に
2000文字入力できると顧問は言っていた
全国商業高等学校協会の
ワープロ検定１級は当時1000文字
の問題がでていたが
その倍って・・・
ちなみにわたしは１級は落ちた
1000文字までは到達できなかった
2000文字レベルの人は
キーボードを抱きしめて寝ている
という噂もあった(笑)
それだけキーボードの感覚を
手に覚えさせているという
例え話だったのだろうけど・・・
わたしよりたくさん打てる子も居たが
わが校が滋賀代表として選ばれることはなく
ディズニーランドには行けなかった
ちなみに美術部に引き続き
ワープロ部でもわたしは副部長をしていた
もちろん立候補
なんかやっといた方がいい
副なら気負わずできる
というパターンができていた
タイトルにある「ポ～ケ～ベールがー」
を読んでなにか思い出す方は
おられるだろうか？
1993年に放送されたドラマ
『ポケベルが鳴らなくて』
の主題歌のサビのフレーズ
この曲を歌っていた
国武万里さんは高校の先輩だと
ある先生が言っていた
でも今検索したら
出身地が兵庫県神戸市となっていたから
間違いなのか
途中から滋賀におられたのか不明・・・
余談だが滋賀県出身ってダサくて
イメージがあまりよくないのか
違う土地名を名乗っている人もいる
そんな中
滋賀を全国にアピールしてくれている
観光大使の西川のアニキこと
西川貴教さんは希望の光です(笑)
高校時代に携帯電話を持ってる子は
ほんの数人で
ポケベル全盛期
最初は数字だけのもの
途中から文字が１０文字だけ打てる
機種が発売された
わたしはこの文字が打てる機種を持っており
料金はバイト代で支払っていた
数字タイプの物は
暗号のような数字での表現を覚えた
例えば
おはよう＝0840
愛してる＝14106
文字タイプの物は
あ＝11
い＝12
のような文字表を頭の中に入れて
猛烈な速さでボタンをたたいていた(笑)
休み時間には学校に
ひとつしかない公衆電話に行列ができてたなぁ
しかーし
貧乏我が家の電話は2021年まで黒電話(笑)
プッシュフォンでないとベルは打てない！！
幸い自宅近くに公衆電話があったので
自宅に居て返事が必要な時は
公衆電話まで行き返信していた
身体の弱かったわたしも
高校では休むことなく通っていた
ただ慢性の便秘には悩まされており
１週間お通じがないことも多々あった
10日を超えてくると気持ち悪くなってくる
あれは音楽の授業中だった
気持ち悪くなり保健室に行きたいと
先生に申し出た
オエッとなりつつ
なんとか保健室まで行ったわたしに
妊娠疑惑の噂がたったのは
お年頃だな（笑）
次の話
