~第8話~ランドセル | 「どうせ私なんて」「どうせ私のせい」が 「わたしに生まれてよかった」にshiftした話♡開宝サポーター日楽ようこ~滋賀~

「どうせ私なんて」「どうせ私のせい」が 「わたしに生まれてよかった」にshiftした話♡開宝サポーター日楽ようこ~滋賀~

''わたしは親から要らない子''を抱えたまま結婚し2児の母に。ワーママでしたが2014年1月小4の長男の不登校が始まりました。
ほぼ"わたしに生まれてきてよかった"と思えるようになった現在や苦しかった過去の話を書いています。〜滋賀県彦根市在住〜


​愛されないと信じてる 
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開宝サポーター 日楽ようこ
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わたしの長年の大前提
わたしは要らない子
にまつわる過去の物語

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わたしが通っていた小学校は

ランドセル指定ではなく

ランリュックだった

 


都会の方はランリュック

というものをご存じないと思うが


 

ナイロン製の黄色っぽいリュックサックで

通学時にも遠足などにも使える

タイプのもの


 

わたしの子どももそうだったので

10年前の値段だと

1万円弱とリーズナブル


 

6年間もつのか?と思うかもしれないが

ほとんどの子は6年間使える



壊れるとしたら鞄を閉じる金具付近で

ランリュックが閉まらずに

パカパカなっている子が

たまに居るくらいだ



それでも中には巾着のような

紐が付いているので

まぁなんとか使える

 

 

なのに

わたしは赤いランドセルを使っていた


 





 



 

Q:え?貧乏だったんだよね?

A:はいそうです

 

 

Q:あなたが欲しがったのですか?

A:いいえ欲しがっていません

 


Q:ご両親が買ったのですが?

A:いいえ違います






なぞのQ&A(笑)





お気づきの方もおられるだろう

贈り主は

八幡(はちまん)のおばあちゃん

母方の祖母だ

 

 

 

 

小学生になる=

勉強机とランドセルが必要

と思っていたようで


おばあちゃんの判断で

すでに購入済みだった

 


使わないわけにもいかない

それにランリュックを買うお金を

使うのももったいない

というかなかったのかも…

わたしは母に赤いランドセルを背負わされた




貧しかった我が家の

最大のスポンサーが買ってくれたランドセル

当時は女の子のは赤色しかなかったけど

何種類かはあっただろうに

選ぶ余地もない



でももし

買いに連れて行ってもらって

わたしが気に入ったのを

買ってもらえたとしても

みんなと違うことで嫌になってたと思う




 








周りのみんなはランリュック

持ち家の子もランリュック

 

赤いランドセルはわたしだけ

しかも貧乏借家暮らしのわたしだけ


何て滑稽なんだろう・・・

大人からも失笑ものの絵面・・・

 

 

学年にもう一人だけ

ランドセルの子は居たのだけど

地元で小売店と事業を営むお宅の

お坊ちゃんだから

黒いランドセルでも

何も言われてなかったように思う



 





 

一番最初に言われたのはいつなのだろう?

やっぱり初登校日なのだろうか

 

「なんでようこちゃんは

 ランリュックじゃないの?」


「なんでようこちゃんはランドセルなの?」


 

何回も

いろんな同級生に言われた気がする


 

もちろん中には

うらやましがった子もいたと思う


 

女の子からしたら

ランドセルの方が可愛いと思うだろうし


テレビで見るのもランドセルだから

あこがれはあっただろう


 

「背負ってみたいから貸して~」

なんてことも言われた気もする

 

 

のだが

わたしはちっとも嬉しくなかった




 

「なんでわたしだけランドセルなの?」

「なんでわたしだけみんなと違うの?」

「わたしもみんなと同じがいい」

 

 

わたしは母に何回か訴えたと思う

 

けれど母からは


「おばあちゃんが

 勝手に買ってたんだから仕方がない」


「お母さんが言う前に

 買っていたのだから・・・」


とおばあちゃんのせいにするような

セリフが返ってきた

 

 

なんというか

「おばあちゃんが

 ようこのためを思って買ってくれたのよ」

とか

「ランドセル可愛くて

 ようこによく似合うよ」


というようなことも

言っていたような気もするが



言っていなかったと思うくらい

おばあちゃんのせいにする

セリフの方が印象に残っている

 


 

さらに

これと類似のことがあと2つある


 



 

そのアイテムはマフラー

 

初代はピンク色のキツネのフワフワ襟巻

※フェイクファーです


その後二代目を引き継いだ

ぬいぐるみのウサギの

顔がついた白いマフラーだ

 


 

モノとしてはかわいい

 

けど学校にしていくのは違うよな

と今でも思う



まぁウサギの方は

アリかなと思うが


 

ピンク色のキツネのフワフワマフラーは

ほんとによくからかわれた記憶がある


キツネの口の部分に留め具がついていて

首に巻いた際にその留め具で

胴体に嚙みつかせて固定する

伝わる?


 

フワフワさは着物を着るときに

首元にまくファーの襟巻のような感じ

毛は立ってはいないタイプ


サイズ的には子ども用なので

太くはないし

そんなにボリュームはない感じ

伝わってるのだろうか…


 

これもうらやましがる子もいたが

物珍しくて

「貸して~」

と言ってくる子が多く感じた

 

 


母に言っても

「おばあちゃんがくれたから」

とか

「それしかマフラーがないから」

などと言って助けてはもらえなかった

 

 

じゃあ付けていかなければいい

って話なんだけど

「していきなさい」

という母の言葉に逆らえず

付けて行ってたわたし

 

 

そのうち周りも慣れるし

毎日言われるわけではないのだけど

なんかの拍子に

またからかわれる…

 

 

またわたしだけ違う

またわたしはからかわれる

またわたしはおかしい

 

 

目立たないようにおとなしくしてるのに

目立ったら嫌な事言われるのに

 

 

からかわれたくない

注目されたくない

 

 

普通になりたい

普通になりたい

普通になりたい




マフラーに関しては

もしかしたら

おばあちゃんは

まさか学校にして行ってるとは

思ってなかったのかもしれない



おかーさーーん…





キツネの襟巻きを検索したら

リアルで怖いのとか

ボリューミーなのばかりが出てきた

あそこまでのじゃないけど

まぁあーいうものです…



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