こんにちは!わいあーるです。



今回は浪人生向けの記事で、駿台と河合塾を細かめに比較してみました。

僕は駿台に行ってたので、河合塾の友達に「こういう記事を書くんだけど河合塾のことも送ってくれないか」と言ったらかなり良い文章が来たので、それを元に比較をしていきます。


細かく書いてるのでめちゃくちゃ長いですが、辞書的な感じで読んでください。


基本的に東京大学を志望している方向けです。






・まずは漠然と

どこに住んでいらっしゃる方も、せっかく浪人をするなら(家庭の財政とも要相談ですが)上を目指しましょう。

つまり、中途半端に近くの予備校に通うくらいなら、思い切って東京に出た方がいいです。


もう身バレは気にせず書きますが、僕は 

駿台お茶の水校3号館東大理系演習コース

に在籍していました。



まず1つは講師の質が全然ちがう。

都心の予備校には予備校の中でも一流の講師が揃い踏みです。

受けてみないと分からないというのが残念なのですが、そういう一流の講師の授業って受けてみると本当に感動しますよ。

特に僕は地方の県立高校出身の人間だったので、前期後期で何回「はーーなるほど」と授業中にボソッとつぶやいたか覚えてないくらい感動しました。

駿台で言えば池袋、横浜、大宮、千葉校は見た感じいい講師もちらほら出講しているという感じになっていますが、お茶の水校はそれをすべて集めています。



2つ目に切磋琢磨する仲間のレベルです。

僕が通ってた東大理系演習コースには、冗談抜きで浪人生の東大理系最上位層が集まっていて、一番上のクラスは東大実戦の平均点が250点超えとかいうアホみたいな世界です。

こういう世界に身を投げ入れれば優秀な生徒に揉まれて強くなれる可能性が高いです。本当に刺激を受けます。


僕は家からお茶の水まで距離があったので、最寄りの駿台の校舎で友達を作って自習してることが多かったのですが

その校舎の英語の講師が授業中に「いいよなあ田舎は気楽で」と言った、と友達が言っていたのを覚えています。

まあ僕も都会に通い始めて1年のお上がりさんですが都心は競争が激しいです。


西日本から寮に入ってお茶の水校に通っていて、合格している友達も複数います。

やる人はやっています。そしてそういう人は受かります。

もちろんこれは河合塾だって同じです。



せっかく1年の機会をいただいたのだから、ストイックに生きてみませんか。

もう勝負は、どう過ごすか決めるところから始まっています。











さてここからは、河合塾の友達がくれたポイントを1つ1つ紹介しながら、その後に駿台のポイントを出して比較します。
河合塾本郷校と駿台お茶の水校の比較です。
他校舎の方、すみません。
まだ決めてない方は、本郷かお茶の水でぜひがんばりましょうよ!!

河合塾のポイントを、駿台のポイントを黒で書いています。


◎コース
・東大文類アドバンス
東大形式の英語(リスニング抜き)を隔週土曜日に演習し、添削付き。短めの演習で、各設問の攻略法を詳しく学べる。秋頃の講習的なのが無料で受けられる(他のコースは金払う)
「文系浪人No.1」というブランド力からか、一番上のクラスは周りのレベルが高い。模試の平均点はA判ラインを超え、東大模試1桁順位が普通にいる。A判でも慢心することなく上を目指せる。
・東大演習プラス
アドバンスの英語の演習が数学になった感じ。その数学の先生がじっくり基礎重視で解説してくれてかなりいい。
・東大文類
普通。自学の時間を取りたい人向け。一番上のクラスは、アドバンスの一番下のクラスより講師がいい。
理系はプレミアムとかハイパーとかよく分からん!


見れば分かる通り文アドの友達から情報を集めてました。理系はありません。
なぜなら理系は駿台一択だからです。とにかく理系は駿台が無難です。
しかし文系はどっちもどっちって感じです。


まず駿台の場合、コースのこととかはお茶飲みwikiが僕より詳しく説明してくれます(いきなりWeb任せ)
このwikiは駿台のあんなことやこんなことが書いてあるので、判断の際にも重要になりますから、よーく読み受験が終わるまで保管した方がいいです。

駿台の場合は演習コースと通常コースで分かれているので、まずはそこのどちらにするかで悩むと思います。
ハッキリ言って、得点開示の不合格A,Bでなければ通常コースにしましょう。
A,Bは演習コースの方がいいとは言いません。点数の落とし方は人それぞれあり、知識はあるのに演習不足で実力が出せなくて落ちたとか、そもそも知識がなくて落ちたとかあります。
演習コースは前者の落とし方をする人のためのコースです。しかしC以下の人が前者の落とし方をしてるとはあまり思えないし、A,Bの人でも後者の落とし方をする人はいます。
そこは自分の分析能力にかかっています。





◎クラス
・年2回の、サクセスクリニックというセンター形式でも東大形式でもない質が劣悪なマーク式の試験のうちの最初の1回で前期のクラスが決まる(現代文は特に劣悪)。このためにわざわざ理科基礎を春から勉強しなきゃならない。けどクラス分けにもスカラに関わるから面倒だけど重要。
・クラス分けの基準が一切非公開。
・前期で上のクラスだった人は2回目のサクセスクリニックをサボらない限り下のクラスに落ちることはなく、他の人も後期のクラス替えでの移動がほぼないため、上のクラスに行ってやろうという気が起きない


駿台はプレースメントテストという国・数・英のマークテストで前期のクラス分けが決まります。基準は一切非公開ですが、点数の上から何人で切るという感じだと思います。
ちなみに駿台の場合、特に演習コースは後期のクラス分けが極めて激しいです。
前期の4回の模試(ベネッセ駿台、駿台全国判定、駿台全国、駿台マーク)の総合点で後期のクラスが決まりますが、プレースメントテストがきちんと機能してないからか、めちゃくちゃクラスが変わります。

ちなみに駿台のスカラはほぼないです。お茶の水校以外ではほぼなし、お茶の水校では1位に30万、2位に15万、3位以下から何人かに5万、あとは図書カード…的な感じです。



・チュートリアルや各種イベントで得られる情報に有益なものがほとんどない

駿台はHRという呼び名ですが、有益なときとそうでないときの差が激しいです。どうでもいいときはマジでどうでもいいし、大事なときは超大事。
駿台は週1のHRでどのクラスもやることが決まってますので、先にHRが終わったクラスの人に何やったかきいて、出るか出ないか判断するとかもアリ。



・席は自由席だが、最初の2週間以降は実質固定席になり、人間関係が広がらない

駿台は座席指定制で毎週席替えがあり、いろんな人と友達になれます。それがメリットであるかデメリットであるかは人次第。



・東大専門校舎だが休み時間が動物園並みにうるさく、一部にDQNみたいな見た目の人がいる。これは本郷校特有

駿台でも休み時間はうるさいです。しかしうるさい中でも勉強してる人はしてます。もしかしたら嫌に思ってる人もいるかもしれません(書き方から分かる通り僕は休み時間しゃべってました)
DQNみたいな見た目の人は駿台にもいます。日ごとに髪の色が変わってる人とかいました(どこの高校の人だかは想像に任せます)






◎授業・テキスト
・国語の講師は良くも悪くもない。現古のテキストは東大京大向けのテキスト。古文は昔の過去問が多くてかなり難しい。漢文は過去問が多い。

駿台の現代文は霜栄と平井隆洋が個人的な感触からかなり良く、他は普通以下という印象。テキストは色んな過去問が混じってて、各文章ごとにテーマが埋め込まれています(作成者の霜栄だけがそれを話してくれる)
古文は講師によりピンキリ。お茶飲みwikiをご覧ください。テキストは文章の羅列です。
漢文は三宅崇広が神。授業も人格も彼が作るテキストも神です。特に前期テキストは、漢文の句形や予備知識などの「基礎」と呼ばれるものはすべて順序よく解説できるように文章が練られて配列されており、前期テキストの1~10の文章を音読して覚えれば入試で困ることはないというレベル。ぜひ漢文は三宅を。他は知らん



・数学は本質から、独学では気づけないことを教えてくれていい。教え方の特徴は講師によるがハズレはない。数学①,②,③の前期テキストが神。

駿台は月刊誌「大学への数学」に記事を何本も出している雲幸一郎、森茂樹といった受験数学界で有名な講師を始め、上級問題精講の執筆者である長崎憲一など、有名な講師が多数います。以上の3人と、小林隆章、雲孝夫、石川博也は個人的にかなり好きです。が、駿台の数学の講師にはハズレがいます。
数学の前期テキストは駿台のも神です。これを何周もして基礎を確固たるものにし、後期のテキストで実践的な思考力を鍛え大きく飛躍するというのが常套手段です。
ちなみにここで申し上げますが、わざわざ良い講師の名前を出しているのは、お茶飲みwikiに各講師のページができていて、長々と特徴などが書かれていて読むことができるからです。



・地歴は3人の講師が完全に運で配分され、1年間固定。しかも潜りが徹底的に弾圧され、かなりの勇気と覚悟が必要なので、悪い講師に当たると悲惨(注:潜っても人があふれなければ問題ないと言ってる友達もいるのでよく分かりません)。ちなみにテキストは基本的に終わらず、東大対象ではない。

運でしかも1年間固定ってマジか。駿台はお茶飲みwikiにクラス別講師情報が載っていて見られますが、けっこう同じ人が担当してます。校舎長がどうやら講師配当の権利を一部握っているそうです。駿台はテキストが終わる講師、終わらない講師どちらもいます。基本的に駿台のテキストは東大向けです。
ちなみに潜り(自分のクラスじゃないところの授業に無断で参加すること)は駿台では演習コースじゃなければできます。というのも演習コースは人数が少なく、出席確認とかされるので(座席指定制だからできること)。しかし通常コースでも、潜りすぎて担任に目をつけられた人はいます。



・世界史の講師3人は良い・普通・切る人多数で分かれてた。坂本って人が、知識入ってる前提だけどかなり良い。ちなみに今年の東大の論述を丸々的中させた神もいる。テキストは普通。

駿台は渡辺幹雄と茂木誠の2人が有名ですね。特に茂木誠はWeb上で質問とかテキストのまとめとか載せてくれてるらしくて超助かると文系の人が言ってたのを覚えています。



・地理の講師は1人(伊藤)良くて2人普通。

駿台では宇野仙が有名です。が、宇野の授業にきちんと出て元日の地理の講習にも出てた人がセンター70点台で授業を切ってた僕より点が低かったので、結局は自分次第。文系はまたちがう良さがあるっぽいです。しかし東大実戦で地理の平均点が20/60くらい、最高点40点くらいのテストを作ってるような講師陣ですから、ほ、本当に東大のこと分かってるのかなあという感じではあります(理系並感)


・日本史は坂本(注:世界史の坂本とは別人)が良い(注:全体的にゴミなので学研プライムゼミの野島がいいという人もいます)

駿台の日本史は延長魔で名高い福井紳一が有名ですね。しかし好き嫌いが分かれるとか。



・英語の講師はクラス差が激しく、さらにどれもクセが強い。上のクラスは東大OPのチーフ(高沢)や英作文の添削(超厳しい)をしてくれる人(墺タカユキ)がいる。テキストはOP、私大、昔の東大の過去問が混ざってる。

英語の駿台と言われるほど、駿台は英語が講師・テキストともにすごいです。受験に限らず様々な講演・セミナーなど(iPS細胞の山中伸弥教授のセミナーで司会をするほど弁が立つ)で活躍する大島保彦やドラゴン桜の元と言われる竹岡広信など有名人ばかり。他にも駒橋輝圭(俺の英文法はコイツでできている)や斎藤資晴など挙げればキリがありません。
駿台の英語講師も若干クセがありますがそこまでひどくないです。
テキストは作成した講師の色が強く出ていて、受験英語にも教養にもなる教材や、21世紀の英文がないカタい英文のテキストなど様々です。どれも受けていてすごく楽しい。



・理科基礎はできる人はみんな切ってる。テキストやっときゃ9割いける。

駿台もです。裏科目(文系は理科基礎、理系は社会)を1年かけてやるのは非効率ではないか。
駿台生はだいたい自分の参考書をやってます。



・物理は苑田(注:東進のCMでよく見るサングラスの人)の補講がやばかった。

駿台は、かの「新・物理入門」を執筆した山本義隆に始まり、森下寛之や小倉正舟が台頭しています。
高校では「物理」は微・積分を使わないで教えるのですが(微積分を使わないのは物理とは言わないby森下)、駿台ではきちんと微積分を使った物理を教えます。ちなみに山本義隆以外の2人は延長魔です。駿台の講師についていければまず物理で困ることはありません。これは自信を持って約束します。もちろん苑田も微積分使って教えますけどね(が駿台の方が学問的)。
テキストも森下先生がすごーくよく考えて練って作ってあり、素晴らしいものです。



・化学はよく分からん。

おい。
駿台は石川正明、中村雅彦、吉田隆弘が素晴らしい。有機は高野辺康介もいい。
駿台の化学は大学っぽく、高校より体系的に教えます。例えば有機では電子論を導入します。ただ、中村さんは最高に眠い



・河合は授業が90分で良い!みたいなこと言ってるけど普通に長い。しかも地歴は休み時間20分で2コマ連続とかでキツい。

駿台は50分ですが、慣れれば50分でも長い。人間は怠けた生き物ですね(笑)
駿台では同じ授業が2コマ続いて、100分(その間に休み時間10分)ということもあります。こちらの方が効率がいいですね。
ちなみに河合塾は東大の講義を真似して90分にしたそうですが、いま東大の講義は105分になってます。



・添削が割と多い。国数(数回)、地歴(隔週)、英語(英作文が毎回)。担当の人が添削するが英作文はネイティブ。

駿台には1年で4回「東大添削システム」というのがあります。現代文古文数学理科社会英作文。理科は物理が1問、化学が軽めの2問。生物と社会は知らん。このシステムは返却が遅すぎる。
演習コースは演習ごとに答案は添削されて、次の授業の日の朝に返却されます。
僕のときは、化学の演習コースのテスト問題と添削システムの化学の問題が被ってたことがあったり、本当にガバガバです。
ちなみにどれも採点・添削はかなりテキトーです。特に英作文はひっどい。あれは出すだけムダですよ。






◎担任(駿台)、チューター(河合塾)
・チューターは割と親身に相談に乗ってくれる

駿台の担任もです。割と、というか食い気味にどんどん来てね!って感じです。通常コースは1クラス150人程度いるからそうでもないのですが、演習コースは50人程度またはそれ以下で、担任との距離がすごく近いです。
が、担任の良さは校舎によります。基本的にお茶の水校は優秀な担任が集まっててみんなすごく親身で楽しい人ばっかですが、他の校舎では、合格実績を上げたいがために、センター88%の東大志望の子にセンター後の面談で「はいじゃあやめ。この大学がいいんじゃない?」と一つ下の大学を提案するという担任もいたそうです。さすがにこれには僕もビックリしました。センター88%って余裕で足切り通ってるし僕もそのくらいです。やっぱ3号館っていいなあ。



・講習を無理やり取らされることはないし勧誘もキツくない

えーうらやましい。
駿台の担任にはノルマが設定されていて勧誘が激しいです。センター模擬問題集のパックVの販売のときはけっこうしつこく僕も担任に勧誘されました(パックVはよくないって噂をきいて買いませんでしたが)。
夏期・冬期講習については、お茶の水校の担任は講座を取るようしつこく勧めてくることは全くありませんでした。「こんな少なくて大丈夫?」とは言われましたが、きちんと考えてこれに絞ったので、と言ったらすんなり「それならよかった」とニコニコしてくれました。ああ優しい。
ちなみに聞いた話ですが、他校舎では、受講計画書の内容を見てHRで「お前らそんな少ないんじゃなあ、気合いが足りねえんだよ!!!」とか言ってる担任もいるっぽいです。彼は気合いで受験勉強を乗り切ってきたんでしょう。うらやましい限りです。

さっきから他校舎をけっこうディスってますが、あくまでその校舎に通ってた友達から(今ブログ書くから教えてと言ったのではなく、まだ受験が終わる前駿台にいるときに)聞いた話を述べてるだけです。3号館はよい。



・ちゃんと勉強してる人に対しては、授業を切ったり模試をサボったりすることにおいてチューターは割と寛容だった

駿台は、全体的に授業を切ることに関して担任はあまり口を出してきません。明らかに切ったとき(切った次の授業に出るために教室に行ったら担任とばったり会ったときとか)も「あれ〜どうしたの〜?」と言われるくらい。
しかし模試のサボりに対してはけっこう口を出してきたり、ひどいときは解いて自己採点を出せと言ってくることもありました。生徒が出ないと母集団の質が落ちるからでしょうか
先ほども言った通り、駿台のクラス分けは、前期はプレースメントテスト1発、後期は前期中に4回ある模試(駿ベネ、判定、全国、マーク)の総合点で決まります。したがって前期は後期のためもありあまり模試をサボる人はいませんが、後期も駿ベネとか判定模試とかは受けさせられるので、多くの人は切ります。僕は全部受けるつもりでしたが後期の駿ベネは寝坊して行きませんでした。





◎施設(特に自習室)
(注:以下、開放自習室、専用自習室という2つの用語が出てきます。
開放自習室とは、普段は授業で使ってる空き教室を自習室として開放している部屋のことで、その予備校であれば他校舎の生徒でも使えます。
専用自習室とは、その校舎の生徒専用で使える自習室です
ちなみに僕は、平日はお茶の水で授業を受けて、休日は家の最寄りの駿台の校舎の開放自習室で勉強する、ってことをした時期があります)


・開放自習室と地下自習室(地下牢)がある。地下牢は専用自習室。開放がけっこう人気だけど、地下牢は空いてるから自習室がなくなることはない。地下自習室は窓もなく監獄のようで、病む人が一定数いる。

えっ地下…こっわ。1時間の自習で報酬100ペラみたいな感じですかね(ざわ)
駿台も開放自習室と専用自習室があります。専用自習室は個別ブース型(机が繋がってるけど仕切りで隔離されてる)で、窓口で学生証と利用券を引き換え、利用券に記載されているブース番号の席に座って自習します。この番号は職員がテキトーに渡すのでランダムなはずなんですが、職員と仲良くなると、この番号がいい、と言って使う人もいます。ちなみに他校舎には、壁際の番号を指定し、さらに専用自習室を使わない友達の学生証でその隣の席も取り、隣に人が来ないようにしていた強者もいました。ずる賢くて嫌いではない…
お茶の水校のよくないところは、開放自習室も座席指定制であることです。普通、開放自習室は教室に行って座りたいところに座る感じなのですが、お茶の水校は開放自習室も窓口で利用券と引き換えて、指定されたところに座らなければなりません。しかもたいてい他校舎では2つ組の席の片方に座り、その隣に荷物を置いて1人2席で使うため、かなり快適なのですが、お茶の水校は番号があるためそれができない。それと教室が狭いこともあってか、基本的にお茶の水校では専用自習室がメインです。
あと、これは駿台全校舎に言えることですが、専用自習室のブースの机に凸凹があり、下敷きがない限りまともに字が書けません。なぜこうしてるのか意味不明です。不満が上がったのか窓口もデスクマットを貸し出してますが、じゃあ最初から天板かなんかにしろよという感じ。以上のことから他校舎では基本的に開放自習室が埋まってます。
ところで地下自習室は怖いですね。入りすぎはよくないです。本当に病みそう。まあ浪人って劣悪債務者みたいなもんか

余談ですが、お茶の水校では1,2,3,8号館の4つがありますが、お茶の水校のどこかの館に所属する生徒はすべての館の専用自習室を使えます。例えば3号館生の僕が放課後に2号館の専用自習室で勉強するなんてこともできるわけです。
ですから使える席数は多いはずなのに、上記のように開放自習室がザコすぎて平日は専用自習室がよく埋まっており、いわゆる「自習室難民」が発生します。難民は我慢して開放に行くか、近くのカフェで勉強するか、などします。
他校舎では平日は困ることはないですが、休日はイベントや模試などで空き教室が少ない場合、開放自習室が埋まることもあります。またもや「難民」の出現です。
「難民」は後述のフロホで勉強することもあります。



・授業中の自習室の利用が禁止されている。見つかるとチューターに怒られ締め出される

驚きです。
駿台ではそんなルールはなく、授業を切って自習室を使う人はいます。
朝来て券を引き換え席を確保し、切る授業のときにすぐ自習室を使い、また戻ってきて、放課後もそのまま自習する、なんて人は多いです。
しかし夏期・冬期講習期間は混雑するため、20分以上離席していると、巡回する警備員に荷物を出されます。



・スカイラウンジ(カフェ的な雰囲気)がある。スカイラウンジでは休憩も自習もできる。

駿台にはフロンティアホール(以下フロホ)と呼ばれる、学生が休憩や自習などに使う多目的ホールがあります。
そこではクラスのみんなでお昼を食べたり、勉強疲れを癒したりするのはもちろん、自習したり音読したりだってできます。河合塾のスカイラウンジ(以下ラウンジ)も同じような役割でしょう。
フロホは勉強しない人のたまり場、一度入ると抜け出せず勉強できなくなるとよく言いますが、人次第です。
たしかに浪人中は、友達とフロホまたはラウンジでムダ話をするのが至福のひとときになります。正直言ってめちゃくちゃ楽しいです。
しかし帰れる人は話を切って帰ります(だいたい「あいつスゲー」となる)。
僕もフロホで1時間以上話して飛ばすことはザラにありましたし、自習室が無理すぎてフロホで勉強することも多かった。けどこうして合格をつかみとっています。メリハリは極めて重要です。
フロホは「魔の場所」と名高いですが、悪魔も使いこなせれば味方になるわけです。



・施設は全体的に綺麗

駿台はピンからキリまであります。
3号館は元々うす汚かったのを最近改修して、小綺麗なカラフル水族館みたいになりましたが、どうしても臭いものにフタをして消臭スプレーをかけた感が否めません。においの根本は取り除けてないわけです。
池袋、横浜、大宮も綺麗ですよね。すべて行ったことがありますが、池袋は3号館みたいな感じですが、横浜と大宮はマジで建物から改築してぜんぶキレイになってます。うらやま。
あと最近では柏が新校舎になったとか。大宮みたいな感じですね。
お茶の水校は、1,2,8号館ともに普通です。



◎その他
・各科目担当の先生(フェロー)がいて、授業後などに質問や添削などできる(20分)が、使うのがとても面倒

駿台にはTA(Teaching Advisor)という名前です。フェローと同じ役割ですが、使い方はそんなに面倒ではありません。窓口にある予約台帳に記入して、その時間にTAルームに行くだけです。TAの先生は曜日ごとに決まっています。
授業が終了した入試直前には曜日の概念はなくなり、何日にこの人が何時から何時まで〜というノリになります。大物講師もTAに入ることがあってけっこう有用です。
僕は先生に質問しないで自分で考えようぜスタイル、そして臨海セミナーに添削してもらえたので、TAを使ったことは一度もありませんけど。



・すぐ近くに東京ドームシティという誘惑があるからお茶の水の方が静かで集中できるかも

そうですね。お茶の水は基本的にオフィス、ギター屋、カレー屋、あとはコンビニとリバティタワー、博多天神と豚野郎くらいしかありません。ギター好きでもなければけっこう勉強に集中できます。
3号館から歩いて東京ドームシティの方に散歩することはたまにありますが、歩くだけで満足してすぐ帰ってきます。いいリフレッシュになります。本当は楽しいものも、近くにあると誘惑の元になってしまうのはよく分かりますよ。「キレイなものは遠くにあるからキレイなの」と言いますしね(意味がちがう)



・紙節約してるからケチ。

ワロタ。
駿台では紙を死ぬほどムダに使ってます。後ろの空席に置かれてる余ったプリントを何度パクって計算用紙にしたことか。
それなのに職員は講師に「テキストは上手くまとめて薄くしろ」とか言ってるらしいですよ。なんなんだそれは。まあ紙の節約のためとは限りませんけどね。薄くまとまってる方が美しい的なのあるじゃないですか。たしかに俺も薄い方が好き。
ちなみに専用自習室ではB5サイズの裏紙(1人5枚まで)が置いてありますが、だいたい空っぽです。













ということで、以上になります。


書き終わってみたらくっそ長くなってワロタ。何文字あるんだろう(スマホだから見られない)


僕に質問を送るとこんなノリで一問一答形式で本気で書いて記事にします。ぜひお寄せください。



他の側面から見た予備校比較はこちらの記事を参照してください。が、1つだけ注意点があります!

この記事において「河合塾から数十万の免除をもらった」という記述がありますが、これは結局入塾後に一定の成績を収めて初めてもらえるものらしく、すなわち駿台のスカラシップ制と変わりません。

あってないようなものです。




はい。なんと、この記事を作成するのに5,6時間近くかかりました。みんなに読んでほしいな〜。


まだ何本か記事はあげます。そのときにお会いしましょう!


質問・ご要望がある方はコメント・メッセージへ!


では今回はこの辺で〜!



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