11月1 日は、河内長野市に
そして今日の目的地に！
この日を待っていました、
国宝の御本尊様が拝観できます。
天野山金剛寺
国宝特別公開
11月1日～5日まで
寺院の前は何度も通っているのですが
なかなか立ち寄る機会が無く
今回が初訪問です。
駐車場に車を止めて
■ 南門 ■
迄戻ってきました。
天気が良くて最高
御神木の大杉が青空にそびえ立ちます
手水舎前には、「水掛3尊」の仏様
天野山 金剛寺は、
奈良時代、天平年間（729～749年）に
聖武天皇に帰依を受け、
日本最初の大僧正の位を授けられた
高僧の行基によって開かれ、
平安時代に空海が修行した
聖地といわれています。
南北朝時代は観心寺と共に
南朝の最重要拠点の一つとして
後醍醐天皇によって勅願時に指定。
■ 楼門 ■
左に、増長天立像
なかなかの迫力
右に、持国天立像
後村上天皇が5年間（1354～1359）
政庁として用いていた
■ 食堂 ■
平安時代の創健
豊臣秀頼の時代に大改修され
上層の隅行は
日本の現存建築で唯一かつ最多となる
九手先の組物があります。
■ 多宝塔 ■
元禄時代の修理から300年間、
金剛寺では大規模な修理は行われれず
永年の風雨に耐えた建物に、
沈下や歪みが生じていました。
そして、300年の時を経て、
平成21年（2009）から平成29年に、
金堂・多宝塔・鐘楼の修理が行われました。
（HPより）
平安時代 治承2年（1178）の創健
■ 金堂 ■
金堂正面
梁の色彩は鮮やかです
国宝の御本尊
・中央、大日如来坐像
（平安時代、座高3.13m）
・左、降三世明王坐像
（鎌倉時代、座高2.2m）
・右、不動明王坐像
（鎌倉時代、座高2.07m）
仏師 快慶の弟子、行快の作！
写真はHPよりお借りしました
（撮影は禁止
）
なかなか写真では伝わりません・・・
素晴らしい仏像です。
金堂の１段高い所には
薬師堂、五佛堂、御影堂、観月亭が立ち並んでいます。
後村上天皇が月を愛で心を慰みた
と言われる
■ 観月亭 ■
多宝塔と金堂
食堂、楼門
此方は、南朝行在所です。
■ 摩尼院 ■
南朝の後村上天皇が
正平9年（1354）から正平14年（1359）
の5年間
「摩尼院」を行在所、「食堂」を正殿とし
大政を執りました。
茅葺の屋根
院内は撮影禁止
次は、ぐるりと回って
修理中の本坊から庭園に
庭園の真ん中に
臨時の通路が作られています
奥殿に
北朝後座所の
■ 奥殿 ■
南朝の後村上天皇が
正平9年（1354）から5年にわたり、
金剛寺を行宮としました。
その間、3年あまり、
京都から連れ去られてきた
北朝の三上皇（光厳・光明・崇光）及び
直仁親王が、
子院「観蔵院」に幽閉されました。
北朝の三上皇 御座所
広大な境内で、立派な伽藍、
国宝御本尊を拝観！
南北朝時代の歴史を感じて・・
大満足の金剛寺でした。
山内で醸造された「天野酒」は、
室町時代から三大美酒の一つとして
名を馳せ、全国に流通しました。
織田信長や豊臣秀吉などの天下人や
大名衆に贈られ、その庇護を受け、
幕末まで307石の寺領を所有。
復刻して作られた
尼野酒
僧房酒
販売されています。
御朱印をいただきました。
天野山 金剛寺 御朱印
大伽藍
天野山 金剛寺 御本尊 御朱印
大日如来
天野山金剛寺
住所 大阪府河内長野市天野996
電話 0721-52-2046