デジタルより高解像って | 1m71

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札幌出身。日本各地、デンマーク、米国、印度、豪州、現在京都と専門職資格を手に生き抜く。欧州一周鉄道旅行、Amishとの異文化生活と千ドル中古車で北米大陸二度横断、マザーテレサの家ボランティアと世界を探検中。インスタグラムはonlyzeiss。

解像度ですっかりフィルムを凌駕してしまったデジタルカメラ。

 

実は、デジタルカメラが叶わない記録媒体があるのだ。

 

大判のフィルムだと思う人もいるだろう、そうかもしれない。

 

それさえも超えるものがあるのだ。

 

それは、ガラス乾板。

 

ガラスに乳剤を塗ったものだ。

 

フィルム写真の前はこれが主流だった。

 

しかし、持ち運びが大変。ガラスなので割れてしまうからだ。

 

圧倒的なのが平面さ。フィルムだと完全な平面にするのが難しく、フィルムの平面性については永遠の課題だった。

 

ガラス乾板にはそれがない。

 

デジタルを超える、と言われている。

 

ブロマイドで有名なマルベル堂で働いていた人に聞いたら、ガラス乾板を印画紙に当ててプリントしていたという。乾板の大きさイコール写真の大きさなので、35ミリ版フィルムやデジタルカメラのセンサーでは拡大しなければならずかなわない。

 

一見してすたれた技術のガラス乾板だが、実はデジタルもかなわないと知って驚いた。