今回は久しぶりにかど丸餅店のいちご大福を食べた。
この頃はグルメ番組で北海道の味として紹介されることもある。
有名になったのが、いちご大福。
数年前までは朝7時に並んでも買えたのだが、今は午前5時半の開店前から並ばなければ買えないときもあるのだとか。
今作っているのは三代目かな。
当時はこんなしゃれたものはなかったが、我が家は亡き祖父がかど丸のファンで、お正月と言えば必ずかど丸の白い餅と豆餅を買った。特に豆餅はなまこのように見えて子ども心にインパクトが強かった。
自分も何歳の頃かわからないぐらいの頃から連れられてかど丸に行った記憶がある。当時は北18条の東8か9丁目にお店があった。
当時の石炭ストーブで餅を焼くと香ばしい匂いが家中に広がった。
それを雑煮にしたり、きな粉にしたり、簡単な時は砂糖に醤油を加えて餅でそれをディップするようにおやつ代わりに食べていた。
○○の切り餅がまだない頃で、大量生産品でない手造り商品があちこちにあった時代だった。
餅が膨れたら中がスカスカなんてことはない時代だった。
今回も豆餅を食べた。
いちご大福ももちろん旨いし、お店としても時代のニーズに合ったものを作らないと店が立ち行かなくなると思うが、数十年同じ味をいただけるのは、家族の記憶とともにうれしいものだ。