香港のプロテスターが、毎日人数を増やしながら 集結している。
香港の警察は、暴動への対応として、ラバー弾丸やティアーガスなどを使って、対応しているが、その警察に対しても、「貴様らはそれでも香港人か」と市民の怒りが暴発している。
100万人のデモというのは、大げさなのかもしれない。
もしそうなら、7人に一人の香港人がデモに参加していることになるからだ。
正確な数字はわからないが、しかし、相当多くの人々が、デモをしていることは確かだ。
香港警察が暴力をふるう動画がアップロードされている。
無抵抗な人も、暴力を振るわれている。
他方、警察も暴力を受けている。
ライブカメラも稼働中だ。(リンク切れになる可能性あり)
中国の経済力が弱まってきたことと、今回の香港のデモ活動は、無縁ではないというのが、筆者の見方だ。
香港の金融は、西側のビジネス形態をそのまま縮小したものだ。
きちんとしたコンプライアンスもあり、また、優秀な香港大学は、多くの経済学者を輩出してもいる。
一方中国は、急激に成長した経済力があるとはいえ 金融工学に至っては、よちよち歩きさえできていない。
つまり、香港の最先端金融テクノロジーが電気で制御されたロボットだとすれば、中国は、石炭で動く蒸気機関車のようなものだ。
石炭と水を入れ続ける労働者に支えられて運航しているボロ船だ。
その、石炭船が、香港を牛耳り、言うことを聞けと、言う。
当然といえば、当然だが、「おまえら前時代の人間の言うことが、聞けるか!」となる。
この事象を注意深く見守っているのが、台湾であり、韓国である。
彼らは、ややともすると、飲み込まれる可能性の高い国だ。
よく、日本が中国に飲み込まれるなどと、脅す経済学者もどきがいるけれど、筆者ははっきりとここで、言っておく。
日本は、中国の属国にはならない。
断じてならない。
馬鹿を言うな。
と。
日本は世界の尊敬を集める重要な国である。
それだけでなく、アメリカと同盟関係を結んでいる国でもあるのだ。
世界第一の経済大国と、世界第三の経済大国の同盟関係に、誰が、どういう理由で入り込んでぐちゃぐちゃにすることができるだろうか?という話だ。
中国の経済は過去30年で急激に成長したことは、皆が知る事実だ。
しかし、それは、経済だけである。
彼らの政治形態も、思想形態も、あるいは、哲学や文化も、なにも成長してはいないのだ。
香港は、多くの西側諸国と同様に、あるいは我々日本人と同様に、自由社会を満喫してきた人々だ。
プロテスターに向けられた銃口が、70人以上の人々をすでに傷つけているとしても、彼らはひるまないだろう。
カレン ユー 27歳
彼女はセントラルのコナウト ロードで
犯罪者 と言われたことに、怒りをぶちまけていた。
「私たちはプロテスタントだ。犯罪者じゃない」と
人々は、スマホを片手に、戦っている。
武器は その手に持つスマホだけだ。
催涙ガスとペッパー スプレーを人々に向けている醜い状況は、中国の縮図だ。
一国二制度というのが嘘だったという証だ。
人々は戦うだろう。
プロテスターはとてもパワフルだ。
彼らに絶望はない。
なぜなら、他に行くところもないから、彼らは毎日ここに集まってくる。
そしてプロテストをするだろう。
香港政府は、来年の予算を来週の火曜日までに決めたいができないというジレンマを抱えつつ、このパワフルなプロテスターに向き合わなければならない。
週末は、もっと多くの人々が集まり、そして暴徒化さえするかもしれない。
渡航勧告が出る可能性だってある。
G20にむけて多くの宿題を抱えている習近平は、国際法を目の前に突き付けられることになる。
国際法に違反し続けると、世界各国の中国の領事館や大使館は、行動が制限されることにもなるだろうから、習近平も無視はできなくなる。
人権という思いテーマは、香港へどのように対峙するかによって、もっと大きな声となって中国を締め上げることにもなるし、あるいは、中国本土の香港化という別の化学反応が起きる可能性もある。
中国共産党という絶対秩序が、根底から揺らぐかもしれない歴史に今、私たちは立ち会っているのかもしれない。