先日話題にした、ホロストフスキーが表紙になったBBC Music Magazine。本日家に届きました。早い!
ホロストフスキーに関する記事は、“VOICE OF RUSSIA”と題されて6ページありました。
こわーい顔のキメキメ写真ばかりだと思っていたら、目次のページには笑顔のくだけたショットが載っていました。
これこれ~、こういう顔が自然体でいいのよ~。
さて、インタビューの内容ですが、前半は今月リリース予定のCD、“Pushkin Romances”についての記述になっています。
「ロシアでのプーシキンは、英国でのシェイクスピアのような存在」と彼は説明。
“It is a fantastic idea to record Pushkin songs. I don't think any of my compatriots have done it”という彼の言葉が太字で取り上げてあり、なかかなかの自信作のようです。
そのほか、今までに受けてきた音楽教育についての話など。
カーディフのコンクール以来、ターフェルとはライバル視されることの多いホロストフスキーですが、今はレパートリーが離れてしまっているとのこと。
ホロストフスキーはヴェルディへ、ターフェルはワーグナーへ。
昨年行われた、クルトイ氏とのコラボによるポップ活動について。
なんとインタビュアーは“Toi et Moi”のビデオを見ていなかったとのこと!
逆にホロストフスキーから、「あなたは“Toi et Moi”のビデオを見ていませんか?」と質問されたようです(笑)
その後、You Tubeでご覧になったそうですが、その時点で既に3万人以上が見ていたとのこと。
そう、私がYou Tubeにupしているホロストフスキーの動画も、Deja Vuからの曲がダントツにアクセスが多いんですよ・・・。
もう2万アクセスは超えてます。
ポップのコンサートは、たくさんの曲を歌いますし、高音も低音もあって歌うのはやっぱり辛いらしいです。
でも、マイクを使うことでそれらが楽になるそうで、microphone techniqueにもだんだん慣れてきたとのこと。
これからの予定について。
これはイギリスの雑誌なので、ロイヤル・オペラのことが中心になりますが、来シーズンはリゴレット、そしてその次のシーズン(かな?)には、「ファウスト」のヴァレンティンを歌うようです。
「オテロ」のイアーゴも計画中ですが、おそらく50歳より前に歌うことはないだろうということで、まだ先になりそうですね。
また「運命の力」のドン・カルロに興味があるそうで、モスクワのコンサートでカウフマンと二重唱を歌った感触が良かったのか、「もし彼(カウフマン)が歌うなら、オペラで一緒に歌いたい!」とラブコールを送っておりました。
その、モスクワで歌った「運命の力」の二重唱を貼っておきます。
実は私、「運命の力」は苦手なオペラなのですが、この2人が歌ってくれるなら絶対好きになる!はず。
リサイタルの新レパートリーの話題も。
リスト(ペトラルカのソネット)、フォーレ、タネーエフ、チャイコの遺作を準備中らしいです。
タネーエフは、合唱指揮をやってる時にたくさん勉強しなくちゃならなかったけど、当時は大嫌いだったとか。
フロリダで休暇を取った際、新しいレパートリーをピアニストさんと準備したようです。
フロリダの休暇・・・例のスカイダイビングやった時かしら
「(新しいレパートリーは)まだ暗譜していないけど、ほとんどできている」そうです。
インタビューの最後には、最近よく話題になるキャリアの終わりについて。
“I am still excited but only God knows how long you are going to sing well and enjoy it.”
なんて言ってました。
もちろん彼にもそんな日が来るんですよね。
彼のことだから、意外とスパッ!とやめちゃうかもしれないなぁ・・・・。
“I probably anticipate more than anyone else because I am too critical of my performance, so I think when the time comes to go I will know.”
なんて言ってるし。
まだ私はファンになって7年だし、まだまだそんなこと考えたくないですけどね
ところで、この雑誌はCDがついているのですね。
しかも、表紙に糊付けされている!!これを剥がしたらDimaの写真が破れる~~!
・・・と思いましたが、そんなわけはなく、剥がしても全然傷がつかない特殊な糊でくっついておりました。
曲目はチャイコフスキーのピアノ協奏曲2番と、同じくチャイコフスキーのイタリア奇想曲。
どちらも持っていない曲でしたし、チャイコというのが嬉しい。
ジャケット写真はワシーリー寺院だし
そのほかのページは、これから読んでみます!
その前にブックカバー買ってこないと~