アラ・ソレンコワ | Добро пожаловать!

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ありがとう、Dima
あなたの歌は永遠です

ソプラノ歌手、アラ・ソレンコワをご存知でしょうか。
彼女については、会報『日ロ交流』
というところに、詳しく載っていますので、そちらを御覧いただくとして・・・・。

先日、知り合いの方とのメールで、ドリーブの「ラクメ」からの“鐘の歌”が話題になり、そう言えば、私が初めてこの歌を聴いたのは、ソレンコワだったなー・・衝撃的だったなー・・と思い出し、持っていた彼女の録音を、もう一度聴いてみました。
改めて、素晴らしいソプラノだと思います。

私が高校生の時、音楽史の授業で、ソレンコワの歌を聴く機会がありました。
当時の私は、ほとんどオペラは聴いたことなかったし、今のように興味もありませんでしたから、初めて聴く、このコロラトゥーラ・ソプラノの歌声にビックリし、先生に頼んで、カセットテープに録音してもらいました。

多分、ソレンコワは三点Gまで出してるんじゃないかな。
当時、聴かせてくれた先生が、
「Gまで出せるってことは、発声ではもっと上まで出せるってことだ。」
と話していたのを覚えています。

この録音は、後にCDとなって発売されたようですが、現在では入手困難な状態なんだとか。
先生、貴重な物をありがとうございました!

グルベローヴァも歌っている、アリャビエフの「うぐいす」を初め、先ほど書いた「鐘の歌」、ロシア民謡「懐かしきヴォルガ」などを歌っていますが、驚くのは、声のコントロールの上手さです。

ちょっと好みの分かれそうな声かもしれませんが、「懐かしきヴォルガ」での、26秒(!)ノンブレスや、ピアニッシモからフォルティッシモまでをワンブレスで持っていくテクニック、そして、音色の豊かさなどには、ただただ驚くばかりです。
そして、とっても繊細。鳥の囁きのようです。

中でも、私のお気に入りは、アルメニア民謡「つばめ」
昨晩、改めてこの曲を聴いていると、なんだかわかりませんが、涙があふれて止まりませんでした。
初めて聴いた時も、一番気に入った曲です。

私のお気に入りのソプラノに、エカテリーナ・シウリーナさんがいますが、彼女だったら、これらのレパートリーを歌えそう。
聴いてみたいなって思います。

なお、このCDの情報はこちらから御覧になることが出来ます。

余談ですが、この音楽史の時間にとったノートを見直してみると、かなり色んな音楽を聴かせてもらっていたようです。
でも、私が覚えているのは、ほとんどオペラや歌ばかりでした。

ノートの最後には、“どんな楽器も、人間の声には敵わない”と、私自身書いていました。
そして、“いつか、自分の好きなオペラを、自分の好きなオペラ歌手で観るのが夢です。絶対観に行きます!!”とも書いていました(笑)
その夢、実現してますねくま